
ふわふわの厚焼き卵をパンで挟んだ、卵焼きサンドイッチの超おすすめレシピをご紹介します。
昭和2年創業の老舗甘味処「天のや」の店主、天野寛子さんが考案した「玉子サンド」です。
同店はミシュランガイドでも紹介されている有名店で、卵焼きサンドが看板メニューになっています。
和風だしがしっかり染みたふわふわジューシな卵焼きサンドが、電子レンジで簡単に作れますよ。
ちなみに、今回ご紹介する「玉子サンド」のレシピは、とても人気があります。
そこで、天のやさんのオリジナルレシピの他に、別のテレビ番組で話題になった「玉子サンド」のレシピ2品も紹介しますので、合わせて参考にしてください。
(一部情報元:TBSテレビ「この差って何ですか?」2017年7月11日、テレビ朝日「家事ヤロウ!」2018年7月6日、日本テレビ「世界一受けたい授業」2019年6月22日放映)
天のやの玉子サンドの作り方

天のやさんが考案した「玉子サンド」のレシピです。
材料
食パン ※1 | 2枚 |
からし | 適量 |
マヨネーズ | 適量 |
卵 | 2個 |
塩 | 3つまみ |
コショウ | 1つまみ |
和風だし ※2 | 70ml |
白だし | 小さじ1 |
サラダ油 | 適量 |
- 10枚切りか8枚切りを使用。
- 少し濃いめのだしを使用。おすすめの作り方は下記参照。
作り方
- 【卵焼きを作る】卵をボールに入れて泡立て器で溶き、塩・コショウ・和風だし・白だしを混ぜて卵液を作る。
- 耐熱容器の内側にサラダ油を塗り、卵液を流し入れる。
フタをかぶせて電子レンジ(500w)で1分30秒加熱し、いったん取り出してよく混ぜる。
再びフタをかぶせて50秒加熱する。そのまま3分置いて粗熱を取る。 - 【サンドイッチを作る】食パンの耳を切り落とし、片面にからしとマヨネーズを1:10で混ぜたものをたっぷり塗る。
2の卵焼きの水気をキッチンペーパーで拭き取り、パンで挟んで6等分したらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

まず、卵に加える「和風だし」のおすすめの作り方をご紹介します。
天野さんによると、美味しい「玉子サンド」を作るには、だしパック3袋を使って濃いだしを取ると良いそうです。
だしパック(3袋)と水(600ml)を鍋に入れ、中火で4分煮ます。
そして人肌まで冷まして使います。
3袋使うと、黄金色の濃厚なだしが取れます。
ちなみに、だしを取るのが面倒な場合は、顆粒の和風だしを水に溶かして使っても、けっこう美味しく出来ますよ。

【工程1】
次に、卵焼きを作ります。
まず、卵(2個)をボールに入れ、泡立て器で溶きます。
そして、塩(3つまみ)・コショウ(1つまみ)・和風だし(70ml)・白だし(小さじ1)を混ぜて、卵液を作ります。
卵は泡立て器を使って溶きます。
泡立て器でしっかり混ぜると、卵白が細かく砕けて、舌触りが滑らかな卵焼きが出来ます。
また、卵の味付けに白だしを使うと、味に奥行きが出ます。
卵焼きを美味しく作るには、卵をあまり混ぜすぎない方が良いという方もいますが、天野さん流の作り方は、泡立て器でしっかり混ぜます。

【工程2】
続いて、卵液をレンジで加熱します。
まず、食パンの白い部分と同じくらいの底面積の四角い耐熱容器を用意します。
そして、容器の内側にサラダ油(適量)を塗り、卵液を流し入れます。(上の写真)
容器にフタをのせ(フタはぴったり閉めない)、電子レンジ(500w)で1分30秒加熱します。

1分30秒加熱すると、卵が7割くらい固まります。
これを菜箸でよく混ぜ(上の写真)、再びフタをのせて、電子レンジ(500w)で50秒加熱します。

これで卵焼きができました。
卵焼きは、そのまま3分ほど置いて粗熱を取ります。
卵焼きは、電子レンジで作ります。
電子レンジを使うと、焦がすことなくふっくらとした卵焼きを作ることが出来ます。

【工程3】
最後に、卵焼きをパンで挟みます。
卵焼きの水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取り、耳を切り落とした食パンに、からしとマヨネーズを1:10で混ぜたものを塗り、卵焼きをパンで挟みます。
そして、6等分に切り分けたら完成です。

この「玉子サンド」は、卵焼きの味と食感がとても素晴らしいです。
卵焼きはパンに負けないくらいふわふわで、口に入れた瞬間に出汁がジュワッと溢れ出るくらいジューシーです。
和風だしの風味を効かせたしっかりめの味付けなので、パンとの相性もぴったりですよ。

天のや風 厚焼き玉子サンド2品
最後に、テレビで話題になった「天のや風の厚焼き玉子サンド」のレシピ2品をご紹介します。
テレビ朝日の「家事ヤロウ!」と日本テレビの「世界一受けたい授業」で話題になった作り方です。
テレビ朝日「家事ヤロウ」で話題

1品めは、テレビ朝日の「家事ヤロウ!」で話題になった「天のや風 玉子サンド」のレシピです。
作り方は、冒頭でご紹介した天のやさんのレシピととても似ているので参考にしてください。
食パン | 2枚 |
からしマヨネーズ | 大さじ1 |
卵 | 2個 |
牛乳 | 大さじ3 |
砂糖 | 大さじ1 |
白だし | 大さじ2 |
塩 | ひとつまみ |
マヨネーズ | 大さじ1 |
- 【卵焼きを作る】卵焼きの材料をボールに入れ、8の字を書くように菜箸で30回かき混ぜて卵液を作る。
耐熱容器に卵液を流し入れる。
フタをせずに電子レンジ(600w)で2分加熱し、いったん取り出してよく混ぜる。再びフタをせずに2分加熱する。 - 食パンの耳を切り落とし、からしマヨネーズを1枚につき1/2ずつ塗る。
1の卵焼きをパンで挟んで6等分したらできあがり。
工程1で使用する耐熱容器は、冒頭のレシピで紹介したものと同じく、食パンのサイズに合った四角い容器がおすすめです。
日本テレビ「世界一受けたい授業」で話題

2品めは、食物学を研究されている横浜国立大学名誉教授の渋川祥子さんが考案した「厚焼き玉子サンド」のレシピです。
こちらは、今流行りのサンドイッチの作り方として、日本テレビの「世界一受けたい授業」で話題になりました。
食パン | 2枚(6枚切り) |
からし | 適量 |
マヨネーズ | 適量 |
卵 | 4個 |
醤油 | 大さじ1 |
マヨネーズ | 大さじ1 |
顆粒だし | 小さじ1/2 |
水 | 40ml |
- 【卵焼きを作る】卵焼きの材料をボールに入れ、よく混ぜる。
四角い耐熱容器に流し入れ、電子レンジ(500w)で2分加熱し、いったん取り出してよく混ぜる。
再びフタをかぶせて2分加熱し、少し置いて粗熱を取る。
ラップの上にのせ、包んで形を四角く整える。 - 食パンの耳を切り落とし、片面にからしとマヨネーズ(各適量)混ぜたものを塗る。
1の卵焼きをパンで挟み、2等分したらできあがり。
こちらのレシピは、冒頭で紹介したレシピとくらべると、卵を倍量(4個)使います。
また、食パンは、少し厚めの6枚切りを使います。

工程1で使用する「四角い耐熱容器」は、冒頭のレシピと同じく、食パンの白い部分と同じくらいの大きさのものを使うといいです。
こちらもぜひ試してみてください。