切り干し大根を使った台湾風の卵焼きレシピをご紹介します。
台湾では菜脯蛋(ツァイプータン)と呼ばれていて、現地の屋台でもお馴染みのお料理です。
このレシピの一番の魅力は、なんと言っても、旨味たっぷりでジューシーなこと。
噛むと、切り干し大根からおつゆがジュワッと溢れ出て、コクのある味を楽しめます。
調理のコツは、少ししっかりめに焦げ目を入れることです。
卵をごま油でこんがりと焼くことで、卵でとじた切り干し大根の口当たりの良さが際立ち、とても美味しくいただけます。
材料
卵 | 3個 |
切り干し大根 | 15g |
長ねぎ | 1/2本(50g) |
ごま油 | 大さじ2 |
鶏ガラスープの素 | 小さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
酒 | 大さじ1と1/2 |
醤油 | 小さじ1 |
こしょう | 少々 |
作り方
まず、切り干し大根(15g)を5分ほど水に浸して戻します。
そして、切り干し大根の水気をしっかり絞って、2〜3センチのざく切りにします。
長ねぎ(1/2本:50g)は、粗みじん切りにします。
長ねぎの粗みじん切りのやり方が分からないは、別記事「長ねぎのみじん切り」を参考にしてください。
みじん切りよりも、少し粗めに切ればOKです。
次に、小さめのフライパンにごま油(大さじ1)を熱し、切り干し大根を1分ほど炒めます。
切り干し大根を少し炒めることで、クセっぽい味を和らげます。
使用するフライパンは、内径20センチくらいの小さめのものがおすすめです。
このあとに同じフライパンを使って卵焼きを作りますが、フライパンがあまり大きいと、卵焼きの厚みが出せません。
切り干し大根を1分炒めたら、調味料Aを加えます。
調味料Aは、鶏ガラスープの素(小さじ1)・みりん(大さじ1)・酒(大さじ1と1/2)・醤油(小さじ1)・こしょう(少々)です。
なお、これらの調味料の分量は、日本の一般的な切り干し大根を使う場合のものです。
台湾の切り干し大根(菜脯:ツァイプー)は、塩漬けにしてから干しているので、味がしっかりと付いているのが特徴です。
日本の切り干し大根には、台湾のものと違って塩気がないので、あらかじめやや濃いめに味付けしておきます。
そして、軽く炒めて水分を飛ばして火を止めます。
続いて、卵(3個)をボールに割り入れ、菜箸で溶きます。
長ねぎと炒めた切り干し大根を加え、よく混ぜます。
切り干し大根は、炒めたての熱々を加えてもOK。
卵が固まることはありません。
卵液の準備が終わったら、先ほど使ったフライパンの表面をキッチンペーパーで拭き取って、きれいにします。
面倒でなければ、洗って拭いてもらっても、もちろん構いません。
フライパンをきれいにしたら、ごま油(大さじ1)を熱し、卵液を流し入れます。
そして、中火〜弱めの中火で3分ほど焼き、ヘラで返せるくらいまで卵を固めます。
3分ほど経って、卵が6〜7割くらい固まったら、ヘラでひっくり返します。
焼き色は、ややしっかりめに付ける方が美味しいです。
そして、もう片面を2分ほど焼いたら完成です。
ヘラだとひっくり返しにくい場合は、卵焼きの片面を焼いあとに、フライパンの上でスライドさせて、皿にいったん取り出します。
そして、皿ごとひっくり返すと、ラクに裏返せます。
切り干し大根をごま油で炒めているので、クセのある風味は抜けて、心地良い食感だけが残ります。
また、切り干し大根は吸水性に優れているので、調味料をしっかりと吸い込んで、ジューシーな口当たりに仕上がります。
この記事を出すにあたり、横浜中華街の人気店で菜脯蛋をあらためて食べてみましたが、美味しさはこのレシピの方が上です。
香ばしく焼けた卵焼きと、しっとり食感の切り干し大根が、とても良く合いますよ。
日持ち:冷蔵保存で2〜3日
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