卵の保存。これが基本!生卵の保存方法

卵の保存


卵を長持ちさせる保存方法を解説します。

生卵は、パック入りのまま、冷蔵庫の奥で保存するのがベストです。
保存期間は、2週間ほど(賞味期限内)が目安です。

なお、ゆで卵に加工すると、保存性が大幅にダウンします。
ゆで卵を冷蔵した場合の日持ちは、せいぜい2〜3日です。


卵の保存方法

卵のパックの反対側をハサミで開ける

  1. ① 卵パックの側面をキッチンバサミで切って、パックを開けます。
    この時、通常開ける方とは逆の側面をキッチンバサミで切ります。

補足:パックのまま冷蔵する理由パックを逆に開ける理由


卵をパックごと冷蔵する

  1. ② 卵をパックに入れたまま、パックの上面を上に向けた状態で、冷蔵庫の冷蔵室の奥に入れて保存します。
    日持ちは、2週間程度(賞味期限内)です。

補足:冷蔵室の奥に入れる理由卵を保存する向き卵のNGな保存方法


卵の保存を詳しく解説

パックのまま冷蔵する理由

卵をパックのまま保存するのは、衛生上の理由です。

卵の殻にはサルモネラ菌が付着している場合があり、卵をむき出しにしておくと、サルモネラ菌が他の食品に移ってしまう可能性があります。
パックに入れたままであれば、その危険性を大きく減らすことができます。

パックを逆に開ける理由

卵をパックのまま保存しようと思っても、ごく普通にパックを開けると、フタがぴったりと閉まらなくなってしまいます。
フタがパカパカしちゃうんですよね。

そうなってしまうのを防ぐためには、パックの開け方を変えるのがおすすめです。

卵のパックをハサミで開ける
普通は、付属しているテープ(右の写真のオレンジ色の部分)を引っ張って開けます。

でも、そちらからは開けずに、逆の方からハサミを使って開ける。


そうすると、パックのフタがちゃんと締まった状態を維持できます。

冷蔵室の奥に入れる理由

また、冷蔵室の奥に入れる理由は、温度を一定に保つためと、振動を防ぐためです。

冷蔵庫の扉を開け閉めすると、かなりの振動が発生して卵の殻が傷む原因になりますし、しかも外気が流れ込んでくるので、庫内の温度も上昇します。
それが卵にとってあまり良くないです。

でも、冷蔵室の奥に保存してておけば、それらの影響を受けづらいので、日持ちがしやすくなります。
卵は、比較的温度が低い冷蔵室(3〜5度)で、そっと保存しておくのがベストです。


卵を保存する向き

卵を保存する際には、卵の向きにも注意します。

卵を保存する向き
卵のパックの上面を上にすると、卵の丸みの帯びた方が上に、尖った方が下に向きます。

丸みの帯びた方には気室という空間があり、この気室が上側にくるように置いた方が、卵の中身が安定します。
そのため、卵の鮮度を保つには、この向きに置くのが良いと言われています。

卵のNGな保存方法

卵のNGな保存方法は、次の2つです。

  • 冷蔵庫のドアポケットに卵を置く
    先ほどもお伝えしたとおり、ドアの開閉による振動と温度差は、卵に悪影響を及ぼします。
    冷蔵室の奥で保存しましょう。
  • 卵を水で洗ってから保存する
    卵を水で洗って保存するのもNGです。
    殻の表面を覆うクチクラ層がはがれるため、菌が外から侵入しやすくなります。
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