
らっきょうの甘酢漬けのレシピをご紹介します。

らっきょうをきれいに洗い、根元を切るなどして下ごしらえをした後に、甘酢に漬ければ完成です。
このらっきょう漬けは、面倒な塩漬けや塩抜きの工程を省いているので、初めての方でも失敗せずに手軽に作れます。
漬けて3日後くらいから、食べ始められますよ。
美味しく作るための一番のポイントは、鮮度の良いらっきょうを使うことです。
生らっきょうは、梅雨入り前の時期に出回り始めますが、カリカリに仕上げるには、掘りたての新鮮なうちに漬け込むのがおすすめです。
買ってからしばらく置いてしまうと、せっかく作っても、そうした歯応えが出にくくなってしまいます。
らっきょうの甘酢漬けは、冷蔵保存すれば2年くらいは日持ちします。

レシピ動画
「らっきょうの甘酢漬け」のレシピです。
材料
らっきょう | 500g |
赤唐辛子 | 1本 |
酢 | 180ml |
砂糖 | 150g |
塩 | 大さじ1 |
水 | 70ml |
らっきょう漬けのレシピ
下処理(下ごしらえ)

最初に、らっきょうの下処理をします。
まず、らっきょう(500g)を1粒ずつにばらして、ボールに入れます。
らっきょうは、粒が繋がっている場合もあるので、そんな場合は手で1粒ずつに分けます。

緑色の芽が目立つらっきょうは、掘ってから時間が経ったものと考えてください。
とは言え、伸びた緑色の部分を切り落として店頭に並べているお店あるので、確実に新鮮なものと分かるところで買うのがおすすめです。

次に、らっきょうを水洗いして、表面に付いた泥や汚れをきれいに落とします。
ここで、らっきょうを軽くこすり洗いすると、あとでむく薄皮が少しめくれてむきやすくなります。

続いて、らっきょうの薄皮をむきます。
らっきょうの表面には、薄い皮が付いています。
この皮をむかずにそのまま漬けると、歯切れの悪いらっきょう漬けになりますので、きれいに取り除きます。
すでにお伝えした通り、らっきょうをこすり洗いすると、薄皮がめくれ上がってくるので、むきやすくなります。
傷んでいる部分がある場合は、薄皮をむいてその部分を取り除くだけでなく、さらにもうひと皮むいて、ツルンとしたきれいならっきょうにしてください。

薄皮をむいたら、ヒゲ根を包丁で切り取ります。
ポイントは、なるべく浅く切り取ること。
あまり深くまで包丁を入れると、仕上がりのカリカリとした食感が損なわれやすくなります。

ひげ根を切ったら、逆側の先端部分も切ります。
らっきょうの茎の部分は、歯応えがあまり良くないので切り落とします。

次に、らっきょうを再びきれいに洗います。

そして、らっきょうの水気をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取ります。
これで、らっきょうの下ごしらえはお終いです。
らっきょうの漬け方

らっきょうの下ごしらえが終わったら、甘酢の準備をします。
甘酢の材料を小鍋に入れ、火にかけます。
甘酢の材料は、酢(180ml)・砂糖(150g)・塩(大さじ1)・水(70ml)です。
そして、沸騰させて、砂糖を溶かします。

最後に、らっきょうを清潔な保存容器に入れ、熱い甘酢を注ぎます。
熱い甘酢をかける程度で、らっきょうのカリカリ感が失われて柔らかくなることはありませんので、安心してください。
らっきょう漬けに使える容器は、酢に強いガラス瓶・琺瑯・セラミック製の容器などです。
金属製は使えません。
わりとすぐに食べる場合は、保存袋(ビニール袋)に移し替えても構いません。
ただし、長期保存する場合は、保存袋が劣化する可能性がありますので、ガラス瓶などに入れ替えてください。

甘酢を注いだら、フタをして、冷暗所(夏は冷蔵庫)に3日ほど置きます。
一部のらっきょうのアタマが甘酢から出た状態になるので、最初の3日間は、1日に2回くらい混ぜてください。

また、らっきょうをいくつか食べて、甘酢に完全に浸るようになった時も、混ぜなくて大丈夫です。
このらっきょうの甘酢漬けは、冷蔵保存で2年ほど日持ちします。
長期保存する場合は、保存袋に入れたままにするのではなく、ビンなどに移し替えることをおすすめします。

酢の酸味と砂糖の甘みを加えることで、らっきょうの味が丸みを帯びて、とても食べやすく仕上がります。
薄皮をむくのに少し手間がかかりますが、それも美味しいらっきょう作りの楽しみの一つです。
新鮮な旬のらっきょうをゲットして、ぜひ実際に作ってみてください。