漬物の上手な保存方法。漬物の汁の再利用レシピ3品も紹介。

漬物の保存方法

漬物の上手な保存方法をご紹介します。
たくあん・ぬか漬け・白菜漬けなど、漬物全般の保存方法についてです。

ポイントは空気になるべく触れさせないことです。
そうすると、雑菌の繁殖が抑えられるので味が落ちにくくなりますし、日持ちもしやすくなります。

漬物の冷凍はできない

なお、漬物類の冷凍保存は、やめておいた方がいいです。
食感がフニャフニャになるので、美味しくなくなります。


この記事では、「汁なしの漬物」と「汁ありの漬物」の2パターンに分けて、保存法をご紹介します。
漬物は、時間の経過とともに味がどんどん変わるので、早めに食べ切るのがおすすめですが、食べきれなかった場合には、この保存方法を試してください。

また合わせて、漬物の残り汁を再利用できるレシピ3品もお伝えします。

漬物の保存(汁なし)

きゅうりの漬物の保存

まずは、スーパーなどで購入した「漬け汁に浸っていない漬物」の保存方法です。
例えば、「ぬか漬け」や「たくあん」などがこれに該当します。

冒頭でもお伝えしたとおり、保存するときのポイントは、開封したらなるべく空気に触れないようにすること。
ですから、余った漬物はラップでぴったりと包んで冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
そうすることで、漬物の美味しさが長持ちします。

ただ、賞味期限が延びるわけではないのでご注意を。
パッケージに記載されている賞味期限を目安に食べ切ってください。

手作りのたくあん・ぬか漬け

ところで、漬物を手作りした場合は、漬物風に仕上げた市販品とくらべるとちゃんと発酵しているため、そうした点からはやや日持ちするかもしれません。

でも、発酵の度合いや塩分濃度によってもまったく異なります。
見た目や香り、味などで様子を見ながら、美味しいと思える時に食べ切るといいです。

漬物の保存(汁あり)

漬物の保存容器を使った保存

次に、「漬け汁に浸っている漬物」の保存方法を解説します。
たとえば、白菜漬物・小松菜・野沢菜・かぶ・らっきょうなどです。

こうした漬物は、漬け汁に浸したままの状態で保存容器に入れ、フタをして冷蔵庫に入れます。

漬け汁があった方が空気に触れないので雑菌の繁殖が抑えられますし、漬け汁には塩分が含まれているので保存効果もアップします。
漬け汁は捨てずに、浸したままにしておくのがおすすめです。

賞味期限は、漬物の塩分濃度などによってケースバイケースなので、一概には言えません。
パッケージの表記を見て、期限内に食べ切るのが無難です。

手作りの漬物について

なお、漬け汁に浸かっている漬物も、手作りのしっかり発酵したものであれば、市販品よりもやや日持ちする場合が多いです。

とは言え、こちらも日持ちはケースバイケースなので、見た目や香り、味などで様子を見ながら、美味しいと思える時に食べ切ってください。
参考:白菜漬けの作り方と日持ち


最後に、捨ててしまいがちな漬物の汁が有効活用できるレシピをご紹介します。

漬物の汁の再利用

残った漬物の汁が再利用できるレシピをご紹介します。

浅漬け

漬物の汁の再利用

まずは、浅漬けの節約&簡単レシピです。

材料

調理時間3分/漬け時間30分
漬物の残った汁 適量
キャベツ・白菜・人参などの野菜 好みの量

作り方

  1. 野菜を食べやすい大きさに切る。
  2. 野菜を保存容器に入れ、漬物の残った汁をひたひたくらいまで注ぐ。冷蔵庫に入れ、1時間ほど置いたらできあがり。

漬物の汁の再利用

まず、キャベツ・白菜・ニンジンなどの野菜(好みの量)を食べやすい大きさに切ります。

野菜は、冷蔵庫にある余り物でOKです。
浅漬けに適した野菜を使ってください。
大根・カブ・きゅうりなどを使う場合は、味が薄まりやすいので、漬物の汁を少し多めに使うのがおすすめです。


漬物の汁の再利用

次に、漬物の残り汁(適量)をひたひたになるくらまで加えます。

ここでは白菜漬けの汁を使っていますが、お好みでいろいろな汁を使って試してみてください。


漬物の汁の再利用

最後に、冷蔵庫に入れて1時間ほど置いたら完成です。

たったの1時間で、味がしっかり染みます。
余り物だけで作れる超簡単な浅漬けですが、とても美味しいですよ。

味付け卵

漬物のつけ汁の再利用

次にご紹介するのは、赤かぶ漬けの残り汁を使った味付け卵のレシピです。

上の写真の1番左側が、その赤かぶ漬けで作った卵。
中央の黄色い卵はカレー粉で、右側の紫色の卵はゆかりふりかけで着色しています。

色が付いた漬物の汁を使うと、見た目がきれいな味付け卵ができます。
漬物の汁には塩分の他に旨味成分も含まれているので、お味の方も気が利いています。
お弁当におすすめです。

スイカおにぎり

漬物の汁のリメイク

これは「スイカおにぎり」です。

本当にスイカが入っているわけではないのでご安心ください。
スイカのような見た目なので、スイカおにぎり。
これがお弁当に入っていたら、きっと家族は驚きますよ。

このスイカの果肉の赤色は、キムチの残った汁をご飯に混ぜて作っています。
スイカのタネになっているのは、黒ごまです。
皮の縞模様は、青のりと焼き海苔を使います。

具材らしいものは一切使わず、冷蔵庫の余り物だけで作れますが、お味の方もけっこうイケますよ。

コメント

このお料理についてのご感想などをお寄せください。
サイト運営の参考にさせていただきます。
頂いたコメントには、2〜3日以内にメールアドレス宛に回答いたします。(詳細
メールアドレスの入力ミスにご注意ください。
なお、頂いたコメント及びその後のメール等でのやり取りは、この欄でご紹介させていただく場合がございます。

関連レシピ