ごぼう茶の作り方。ほんのり甘くて飲みやすい!

ごぼう茶

ごぼう茶(牛蒡茶)の作り方を解説します。

ごぼう茶は、市販品を買うこともできますが、自宅で手作りするのも簡単です。
ごぼうをピーラーでむき、1〜2日ほど天日干しして、乾煎りするだけで完成です。

ごぼうの自然な甘みが感じられるお茶で、健康効果も高いと言われています。

材料【調理時間30分/天日干し1〜2日】
ごぼう 2〜3本

作り方・レシピ

ごぼうをピーラーでささがきにする

  1. ① ごぼう(2〜3本)をタワシで洗い、皮付きのままピーラーで薄く切ります。

補足:皮ごと薄く切って水に晒さない


ごぼうを盆ざるに広げて天日干しする
天日干し
天日干ししたごぼう
1本分の乾燥ごぼう
  1. ② 盆ザルの上に広げ、カラカラに乾燥するまで、1〜2日ほど天日干しします。
    日当たりの良い屋内の窓際で、夏場で1日、真冬で2日くらいかかります。
    干している間は、たまにひっくり返します。
ごぼうをきっちり均一に乾燥させるには、天日干しするのが一番ですが、面倒な場合はレンジを使って乾燥させる方法もあります。

天日干ししたごぼうをオーブンで乾煎りする
ごぼうを広げる
オーブンで乾煎りしたごぼう
オーブンで煎る
  1. ③ 天板にオーブンシートを敷き、乾燥させたごぼう(1/2本分程度)を広げます。
    180度に温めたオーブンで3〜5分焼きます。
    あまり焼きすぎると焦げるので、3〜5分を目安に様子を見ながら焼きます。

フライパンよりオーブンがおすすめ

ごぼう茶を煎る作業は、オーブンを使うのが一番良いです。
オーブンなら、時短になってラクなうえに、均一に焼き色が付きます。
オーブンがない場合は、焼きムラが出やすく時間もかかりますが、フライパンを使って煎るのもアリです。

しっかり煎らないと緑色のお茶になる

ごぼう茶のごぼうは、焦げる寸前まで煎るのがポイントです。
十分に煎れてないと、お湯を注いだ時に緑色のお茶になってしまいます。
煎り方が足りない状態では、ごぼう茶の健康面の効果はないようです。(詳細


ごぼう茶の保存
ごぼう茶を急須に入れる
  1. ④ ごぼう茶を密閉容器に入れ、湿気を遮断して保存します。
    保存期間は常温で1ヶ月です。
    夏季は、念のため冷蔵保存するのがおすすめです。

飲み方

ごぼう茶は、緑茶のように急須(もしくはポット)に入れて作ることもできますし、煮出すこともできます。

湯を注いだごぼう茶を蒸らす
1. 基本
ごぼう茶の煮出し方
2. 煮出す

材料

ごぼう茶 大さじ1(1〜1.5g)
熱湯 200ml

飲み方

  1. 【基本】
    ごぼう茶を急須に入れ、熱湯を注いでフタをして、1〜3分蒸らします。
    湯呑みに注ぎます。
  2. 【煮出す】
    ごぼう茶の量をやや少なめ(大さじ1:1.5gくらい)にして、湯(2リットル)で5分ほど煮出します。
    茶殻をこして、湯呑みに注ぎます。

使用するごぼう茶の量はお好みですが、大さじ1(1〜1.5gくらい)がおすすめです。
これは、「市販されているごぼう茶」のティーバック1袋分に相当します。
ちなみに、市販のごぼう茶は、細かく砕いてありますが、今回紹介した手作りのごぼう茶は、そのまま湯を注いでも、ちゃんと抽出できます。

ごぼう茶を煮出す場合は、ごぼう茶の量を少し控えめに使った方が、ごぼうの甘みが出やすくなります。
ちなみに、私(やまでら)は、少し濃い目のごぼう茶が好きなので、ごぼう茶大さじ1を湯1リットルで5分くらい煮出して作ります。


できあがったごぼう茶は、ごぼう本来の自然な甘みが感じられて、なかなかいいものです。

ごぼう茶
ちょっと手間はかかりますけど、ごぼうなんて大した値段ではありませんし、何よりもできあがったお茶は美味しいです。

また、ダイエットをはじめ健康や美容などの効果がある点も魅力です。
ぜひ飲んでみてください。

レシピの補足説明

皮ごと薄く切って水に晒さない

ごぼうは、なるべく薄く細く切った方が、あとで乾燥させるのがラクです。
ピーラーを使うと薄く切りやすいですけど、ない場合は、包丁を使ってもちろん構いません。

また、ごぼうは、皮ごと水にさらさずにそのまま使います。
その方が、味が濃く感じられますし、栄養も無駄なく摂れます。

レンジを使って乾燥させる方法

ごぼうをきっちり均一に乾燥させるには天日干しするのが一番ですが、面倒な場合は、レンジを使って乾燥させる方法もあります。
手順は次の通りです。

  1. ① 耐熱皿にラップを敷き、ごぼう(1/5本分程度)を広げます。
  2. ② ラップをかぶせずに、電子レンジ(500W)で2〜3分加熱します。

耐熱皿にラップを敷く理由は、皿にごぼうが張り付かないようにするためです。
まずは2分加熱して、様子を見てください。
あまり長時間加熱しすぎると、発火するおそれがあるので、レンジから目を離さないようにします。

レンジを使うと、あっと言う間に水分が抜けますが、天日干しのように完全にカラカラにはなりません。
少ししんなりしています。
ですから、この後にきれいに煎るのがやや難しいです。

ごぼうを電子レンジで乾燥させる
レンチン前
電子レンジで乾燥させたごぼう
レンチン後

フライパンで煎る場合

ごぼう茶はフライパンを使って煎ることもできますが、オーブンがある場合は、オーブンで煎る方が簡単です。
オーブンなら、フライパンの1/4の時間でラクに煎れますし、焼き色も均一にきれいに付きます。
また、乾燥して丸まったごぼうも、ムラなく焙煎しやすいです。

フライパンを使って煎る場合は、少しずつ小分けにして作業すると良いです。
細かく砕けたごぼうから先に焦げ目が付くので、面倒でも、煎り上がったごぼうから順次取り出してください。

煎る時間は、ごぼう茶の量やフライパンの大きさにもよりますが、1/2本のごぼうを一度に煎った場合で20分くらいが目安です。

天日干ししたごぼうをフライパンで乾煎りする
フライパンで乾煎りしたごぼう

ごぼう茶の効果・効能

ごぼう茶には、次のような効果・効能があると言われています。

ダイエット
動脈硬化の予防
便秘解消
腸内環境の改善
むくみ改善
美肌
アンチエイジング

医師の南雲吉則さんは、健康のために、ごぼう茶を毎日飲むようにすすめています。
南雲さんは、ごぼう茶の本も執筆しています。

南雲さんによると、ごぼう茶を飲むと、ダイエット効果が高まり、血液をサラサラにして動脈硬化を予防してくれるそうです。
また、水溶性の食物繊維が豊富なので、便秘が治り、腸内環境が良くなるので便臭や体臭が消え、肌が美しくなるのだとか。
そのうえ、ごぼうの皮には、最高の若返り物質と言われるポリフェノールがたっぷりと含まれています。

ちなみに、私自身は、ごぼう茶の味が好きでたまに飲みますが、飲むと便通が良くなると感じています。

なお、南雲さんによると、ごぼう茶を手作りする場合は、焦げる寸前までしっかりと煎ると良いそうです。
煎り方が足りない状態では、ごぼう茶の健康面の効果はないとのことです。

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