もやしのひげ根を取り方を動画でご紹介します。
ひげ根とは、もやしの細い根っこの部分で、食感がややモソモソしていて、色が茶色っぽいのが特徴です。
ひげ根を取り除くことで、もやしのシャキシャキした食感が際立ち、口当たりが良くなるだけでなく、料理の見た目も良くなります。
とはいえ、必ずしもひげ根を取り除く必要はありません。
取り除くには少し手間がかかりますし、その分の栄養も損なわれてしまうため、家庭ではそのまま使うことも多いです。
ちなみに、ひげ根を取り除いたもやしは、「根切りもやし」と呼ばれることもあります。
ひげ根の取り方①【基本】
- もやしを分ける
- ひげ根をちぎる
- ① 少量のもやし(10〜20本くらい)を手の平にのせます。
ひげ根がないものは取り除き、ひげ根があるものだけを、根の方向を揃えて手の平に残します。 - ② ひげ根を手で順番にちぎっていきます。
ちぎる場所は「根元付近の、細くなる少し手前の太い部分」です。
もやしがなくなるまでこの作業を繰り返したら完了です。
ひげ根の取り方②【簡単・時短】
- もやしを並べる
- 一気に切り落とす
- ① 少量のもやし(10〜20本くらい)を手の平にのせ、ひげ根がないものとあるものに分けます。
その際に、ひげ根があるものは、根の方向を揃えてまな板の上に横向きにして並べます。 - ② ひげ根があるもやしの「根元付近の、細くなる少し手前の太い部分」を揃え、包丁でひげ根を一気に切り落とします。
もやしがなくなるまでこの作業を繰り返したら完了です。
補足:もやしを水に浸さない・ひげ根を取るメリット・デメリット
食感をより際立たせる方法
- 普通のもやし
- 豆もやし
- ① もやしのシャキシャキ感をさらに際立たせたい場合は、もやしのアタマの芽の部分も一緒にちぎると良いです。
ただし、豆もやしの場合は、アタマの部分の味と食感に価値があるので、アタマは残す方が良いです。
ひげ根についての補足説明
もやしを水に浸さない
もやしのひげ根を取る際には、もやしを水に浸しておく必要はありません。
水に浸したからといって、ひげ根が取りやすくなるわけではありません。(むしろ少し取りにくくなると私は思います。)
また、水に浸しておくことで、ビタミンCやミネラルといった水溶性の栄養素や旨味が流れ出てしまいます。
ひげ根を取るメリット・デメリット
ひげ根取りは、もやしがたくさんあるとわりと面倒な作業なので、家庭ではしない場合がほとんどかもしれません。
でも、こだわりのある飲食店では、ひげ根を取り除いたもやしが使われることが多いです。
ひげ根を取るメリットは、見た目や食感が良くなることです。
ひげ根の部分は、茶色っぽくて、あまり見た目がよくありません。
白くてツヤツヤした茎の中にひげ根が混じっていると、作る料理によっては結構目立ちます。
また、ひげ根の部分は食感がモソモソとしているため、取り除くことで、もやしらしいシャキシャキした食感が際立ち、口当たりがとても良くなります。
ただし、普通のもやしではなく「豆もやし」の場合は、先端に付いた豆の部分に独特の味と食感があり、栄養も豊富なので、そこの部分は残し、ひげ根だけを取るのがおすすめです。
一方で、ひげ根を取るデメリットは、食材の一部を無駄にしてしまう点と、その分だけ栄養も失われることです。
ひげ根には、もやしの他の部分と同様に、ビタミンCやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
また、食物繊維の含有量に関しては、ひげ根の方が他の部分よりも多いです。
ひげ根を取り除くことで、これらの栄養を捨ててしまうことになりますし、さらに、ひげ根を切った切断面から残りの栄養も流れ出てしまいます。
特に、もやしを茹でるときなどは、栄養の流出に注意が必要です。
ひげ根を取ったもやしを使う料理
当サイトでは家庭料理をメインに紹介しているため、もやしのひげ根はなるべくそのまま使うことを推奨しています。
その方が調理が簡単ですし、栄養もムダなく取れるからです。
ただし、料理によってはひげ根を取り除いてから使うことをおすすめする場合もあります。
ぜひ参考にしてください。