
アサリの砂抜きの方法を2パターンをご紹介します。
アサリの砂抜きをするには、海水と同じ3%の塩水にアサリを浸し、冷暗所に3時間から一晩ほど置きます。
これは基本的な砂抜きの方法ですが、急ぎたい場合は、50度の湯に浸して擦るという裏技もあります。この裏技を使うと、たった15分で砂抜きが完了します。
あさりの基本の砂抜き

アサリ | 適量 |
3%の塩水 | 適量 |
※3%の食塩水の作り方は下の説明をご覧ください。
- アサリをバットに広げ、ヒタヒタの塩水を注ぎ、冷暗所に3時間〜1晩置く。
アサリの砂抜きをする時は、まず最初に、海水と同じ3%の食塩水を作ります。
3%の塩水は、1カップの水に小さじ1の塩を加えると簡単に作れます。
アサリをバットに並べ、ヒタヒタくらいの塩水を注ぎ、冷暗所に3時間~1晩ほど置きます。
時間がある場合は、1晩置くとしっかり砂が抜けます。
バットに新聞紙を被せて暗くし、物音がしない静かなところに置くと、アサリの動きが活発になるのでおすすめです。(暑い季節には、冷蔵庫に入れるといいですよ。)

しばらくするとアサリが動き出し、砂を吐き出し始めます。
3時間~1晩くらい経ったら、アサリを流水でこすり洗いし、冷蔵庫に入れます。
砂抜きしたアサリの冷蔵・冷凍の仕方はこの記事の最後に説明しましたので、合わせてご覧ください。
冷蔵するとアサリは2〜3日持ちし、冷凍すると方法によっては3ヶ月くらい使えます。
あさりの砂抜きの時短ワザ
次にアサリの砂抜きの時短ワザをご紹介します。
これはテレビで話題になった方法で、アサリを50度の湯に浸して擦ります。
私はアサリを湯に入れることに抵抗があるので試していませんが、同番組によると、この方法を使うとたった15分で砂抜きが終わるそうです。
アサリ | 適量 |
50度の湯 | 適量 |
- アサリをバットに広げ、ヒタヒタくらいの50度の湯を注ぎ、手でアサリ同士を15分ほど擦りつける。
50度の湯の中でアサリ同士を手で擦ると、熱とショックで、たった15分でアサリが砂を吐くそうです。
どうしてもはやく砂抜きを済ませたいという時に試してみてください。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」2018年1月25日放映)
続いて、砂抜きしたアサリを上手に保存する方法をご紹介します。
あさりの上手な保存方法
砂抜きをしたアサリは、上手に保存することも大切です。
最後にアサリの賢い保存法をご紹介します。
アサリの冷蔵

保存期間:2〜3日
砂抜きしたアサリを冷蔵する場合は、砂抜きした時のように再びアサリを3%の塩水に浸し、空気が入るようにあまり密閉しないようにして、冷蔵庫に入れます。そして毎日塩水を取り替え、常にきれいにしておきます。
このようにすると、アサリは2〜3日持ちします。
ちなみに3%の塩水は、すでにお伝えした通り、1カップの水に小さじ1の塩を加えると簡単に作れます。
アサリの冷凍

保存期間:3ヶ月
すでにお伝えした通り、アサリは冷蔵保存すると2〜3日しか持ちませんが、次の方法で冷凍すると、3ヶ月も日持ちします。
使い道に迷って冷蔵しておくのであれば、冷凍してしまった方が鮮度が保てていいですよ。
さてアサリの冷凍方法として最もよく知られているは、殻つきのまま保存袋に入れ、空気を抜いて密閉し、冷凍庫に入れるというものです。
でも私は、冷凍のプロ、東京海洋大学教授の鈴木徹さんがすすめる、水に浸して冷凍する方法をおすすめします。
水に浸すと、アサリの身を乾燥させずに、またあまり酸化させずに保存することができます。
ちなみに解凍する時は、凍ったまま水も一緒に調理すると、水に溶け出したアサリの栄養まで無駄なく摂れます。
解凍のポイントは、一気に加熱することです。
時間をかけて解凍していると、貝のタンパク質が劣化してアサリの口が開かなくなってしまうので、その前に一気に火を通します。
鈴木さんがすすめるアサリの冷凍・解凍の手順は、次の通りです。
アサリ | 適量 |
- 【冷凍】アサリを保存容器に入れ、ヒタヒタの水を注ぐ。フタをして冷凍する。
- 【解凍】凍ったまま鍋に入れ、一気に加熱調理する。
ちなみに鈴木さんは、アサリは生のまま調理するのではなく、いったん冷凍してから料理に使った方が美味しいとおっしゃいます。
生のアサリの細胞には旨味エキスが閉じ込められていますが、冷凍することで細胞が壊れ、旨味が出てくるからだそうですよ。
当サイトでは、この鈴木さんがすすめるアサリの冷凍方法をリンク先でより詳しく解説しています。
冷凍したアサリのおすすめ料理も紹介していますので、合わせてご覧ください。