あさりの冷凍保存の方法を解説します。
あさりを砂抜きした後、水に浸して冷凍すると、約3ヶ月ほど保存できます。
水に浸すことで、あさりが空気に触れず、酸化が抑えられるためです。
一般的な方法では、あさりを保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍することが多いですが、この場合、保存期間が2〜3週間程度に限られます。
水に浸す方法を使えば、あさりを大幅に長持ちさせることが可能です。
- あさりの砂抜きをして、保存容器(又は保存袋)に入れ、ひたひたの水に浸します。
- 密閉して、冷凍庫に入れると、3ヶ月日持ちします。
保存袋を使った場合は、袋の中の空気をしっかりと抜き、あさりが水に浸った状態にして冷凍庫に入れます。 - 【解凍】凍ったままのあさりを鍋に入れ、一気に加熱して、殻を開きます。
水に浸して冷凍で鮮度を保つ
あさりを水に浸す理由は、空気を遮断して酸化しにくくするとともに、乾燥を防ぐためです。
あさりは、殻と身の間に隙間があるので、もともと酸化や乾燥しやすい食材です。
水に浸さずに冷凍すると、身がカラカラになり、劣化しやすくなります。
凍ったままのアサリを一気に解凍
冷凍したアサリは、凍ったままの状態で鍋に入れ、一気に加熱して解凍します。
凍ったまま一気に温度を上げると、あさりの殻がちゃんと開きます。
冷蔵庫に入れるなどして、ジワジワ解凍するのはNGです。
温度変化をゆるやかにすると、貝柱のところにある蝶番(ちょうつがい)のタンパク質が壊れるため、殻が開かなくなる場合があります。
なお、この冷凍・解凍法は、他の二枚貝にもおすすめです。
ハマグリ・シジミ・ムール貝なども、同様の冷凍・解凍法が適しています。
冷凍すると旨味がアップ
また、あさりを冷凍すると、細胞が壊れやすくなるため、ダシ(旨味)が出やすくなるというメリットもあります。
冷凍あさりのレシピ
最後に、冷凍あさりを使ったおすすめレシピをご紹介します。
あさりの味噌汁のレシピです。
冷凍あさりを美味しく食べるコツは、解凍して出てきた水も一緒に料理に使うことです。
この水には、あさりの旨味がたっぷり溶け出しているため、捨ててしまうのは勿体ないです。
味噌汁やスープにすると、この溶けた水をムダなく使えます。
他のお料理にする際にも、溶けた水をできるだけ捨てずに、活用するのがおすすめです。
あさり味噌汁の材料
冷凍あさり | 150g程度 |
解凍した水 | 300ml |
味噌 | 大さじ1と1/2 |
- 味噌の量は、冷凍あさりの水分300mlに対して大さじ1と1/2が目安。
あさり味噌汁の作り方
- 冷凍あさりを凍ったまま鍋に入れ、火にかけて一気に加熱して解凍します。
- あさりの口が開いたら、味噌を溶かして火を止めます。
お好みでネギなどをトッピングしたら完成です。
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