パスタの茹で方・茹で時間。これが基本!

パスタ(スパゲティ)の茹で方

パスタ(スパゲティ)の茹で方を解説します。

パスタを美味しく仕上げるための基本は、茹で時間を袋の表記より1分短くすることです。
これにより、中心に少し歯ごたえが残る「アルデンテ」の状態になり、フライパンでソースを絡める際にちょうど良い柔らかさに仕上がります。

また、作る料理に応じて茹で時間を調整するのもポイントです。
たとえば、ミートソースパスタのように、パスタを茹でた後に加熱しない料理では、袋の表記通りの茹で時間が適しています。
一方で、ナポリタンは、パスタを柔らかめに仕上げるのが一般的で、2分ほど長めに茹でることでソースがよく絡み、もちもちした食感を楽しむことができます。

パスタの茹で方

湯の量と塩分濃度

  1. ① 深めの鍋(又は大きめのフライパン)に、たっぷりの湯を沸かします。
    湯1リットルに対して塩10g(小さじ2程度)を加えます。

2人分(160〜200g)を茹でる場合、湯の量は、最低でも1.5リットルは必要です。
湯1.5リットルの場合の塩の量は、15g(大さじ1程度)です。

大きめの鍋とたっぷりの湯で茹でる
適度な塩を加えるメリット



沸騰した湯に放射状にパスタを入れる
パスタを混ぜて湯に浸す
  1. ② パスタを放射状に鍋に入れ、すぐにトングや菜箸などを使って、パスタを寝かせるように湯に沈めます。
    続けて、パスタ全体を湯の中で動かして、パスタ同士がくっつかないようにします。

放射状に広げて入れる理由


沸騰した状態でパスタを茹でる
パスタの芯を確認する
  1. ③ 再び沸騰してきたら、火を少し弱め、常にフツフツと沸騰した状態を保ちつつ、たまに混ぜながら茹でます。
基本の茹で時間は、袋の表記より1分短めです。
茹で加減は、実際にパスタを手で切って確認するとより正確です。
針ほどの細い芯が残るくらいが目安で、この状態がいわゆる「アルデンテ」です。

なお、冒頭でもお伝えしたように、ミートソースやナポリタンなど、「基本の茹で時間」をおすすめしないパスタもあります。
当サイトが推奨する定番パスタの茹で時間も参考にしてください。

沸騰を保ってたまに混ぜる理由



茹でたパスタの湯を切る
茹でたパスタにパスタソースを絡める
  1. ④ 茹で上がったら、ザルに上げ、湯を軽く切ります。
  2. ⑤ お好みのパスタソースを絡めるなどしていただきます。

パスタは水にさらさない
茹で汁をソースに使う

以上が、パスタの基本的な茹で方です。

定番パスタの茹で時間

ところで、当サイトでは、様々なパスタのレシピを紹介しており、定番パスタの茹で時間は、袋の表記時間を基準にすると次のようになります。

カルボナーラ
マイナス1分
カルボナーラ
納豆パスタ
マイナス1分
納豆パスタ
たらこパスタ
マイナス1分
たらこパスタ
ミートソースパスタ
表記通り
ミートソース
ペペロンチーノ
表記通り
ペペロンチーノ
ナポリタン
プラス2分
ナポリタン

レシピの補足説明

大きめの鍋とたっぷりの湯で茹でる

パスタを上手に茹でるには、「深くて大きい鍋」と「たっぷりの湯」が必要です。
これらを使うことで、3つのメリットがあります。

  • 湯に十分な対流が生まれ、温度が安定します。
  • パスタが自由に動きやすくなり、均一に効率良く茹でることができます。
  • 溶け出したデンプンが湯に薄まり、麺同士がくっつきにくくなります。

鍋は深めの寸胴鍋を使うのがおすすめですが、ない場合は、大きめのフライパンでも代用可能です。
その際は、パスタ同士がくっつかないように、まめに混ぜながら茹でてください。

適度な塩を加えるメリット

パスタを茹でるときに適度な塩を加えることで、パスタにほのかな塩気がつき、ソースの味が馴染みやすくなります。
また、パスタの表面がしっかり保たれるので、ベタっとした食感を防ぎます。

パスタを放射状に広げて入れる理由

パスタをお湯に入れる際に、手で放射状に広げると、パスタ同士がくっつきにくくなるので、効率良く茹でられます。
また、お湯の温度が均一に保たれるため、ムラなく茹で上がります。

沸騰を保ってたまに混ぜる理由

パスタを茹でている間に、沸騰した状態をキープしておくのも大切です。

パスタは、炭水化物を含んだ他の麺類と同じく、火力が弱いと鍋底に沈み、麺同士がくっついてしまう性質があります。
ですから、たっぷりの湯を常に沸騰した状態に保ちつつ、たまに全体をかき混ぜながら茹でます。

パスタは水にさらさない

パスタを茹でたら、水にさらさずに、ザルなどを使って軽く湯を切るのが基本です。
これは、パスタの風味を損なわず、ソースがしっかり絡むようにするためです。
冷製パスタにする場合に水に浸すレシピもありますが、仕上がりがやや水っぽい味になりやすいです。

茹で汁をソースに使う

パスタの茹で汁は、ソースに少量(大さじ1~2杯程度)加えて混ぜるのもおすすめです。
これにより、パスタソースに含まれる油分と茹で汁の水分がほど良く混ざり合い、乳化してソースがなめらかになり、パスタによく絡むようになります。

この方法は、特にオリーブオイル系やクリーム系のソースで効果的です。
ぜひ試してみてください。

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