ペペロンチーノは、にんにく・オリーブオイル・唐辛子だけで作れる、とてもシンプルなパスタです。
だからこそ、火加減やにんにくの使い方ひとつで、仕上がりの味に大きな差が出ます。
このページでは、ペペロンチーノの基本レシピと作り方を、写真付きで丁寧にご紹介します。
にんにくの一部をおろして加えることで、風味が際立ち、家庭でも本格的な一皿に仕上がります。
材料
パスタ | 200g |
にんにく | 20g(2〜3かけ) |
赤唐辛子 | 輪切り20枚(1本程度) |
オリーブオイル | 大さじ4 |
粗塩 | 小さじ1/4 |
普通のパセリ | 10g |
湯 | 1.5リットル |
粗塩 | 15g |
ペペロンチーノのレシピ・作り方
にんにくや赤唐辛子を用意する

- ① にんにくを縦半分に切って、芯を取り除き、20g用意します。
1/3量をすりおろし、残った2/3量を薄切りにします。 - ② パセリ(10g)をみじん切りにします。
赤唐辛子はヘタを切り落として中のタネを取り除き、輪切りにして20枚分を用意します。
パスタを茹でる

- ③ 鍋に湯(1.5リットル)を沸かし、粗塩(15g)を加え、パスタ(200g)を茹で始めます。
茹で時間は、袋の表示通りにします。
にんにくと唐辛子を炒める
- ④ フライパンにオリーブオイル(大さじ4)と薄切りにんにくを入れ、火にかけます。
フライパンが温まったら弱火にして、にんにくが少し色付くまで炒めます。 - ⑤ 輪切りにした赤唐辛子とおろしにんにくを加え、薄切りにんにくが淡いキツネ色になるまで炒めます。
茹で汁を加えてよく混ぜる

- ⑥ パスタの茹で汁(大さじ3)と粗塩(小さじ1/4)を加え、よく混ぜて乳化させて、ソースをとろっとさせます。
パスタを加えて炒める
- ⑦ パスタが茹で上がったら、ザルに上げて水気を切って加えます。
中火で1分炒めて、ソースを馴染ませます。 - ⑧ パセリを加え、軽く混ぜ合わせます。
ペペロンチーノの完成!

- ⑨ 皿に盛ったら完成です。
お好みで、醤油を数滴垂らして食べても良いです。
にんにくの香りが食欲をそそる、コク旨な味のペペロンチーノ。
パセリの清涼感がアクセントになり、最後まで飽きずに楽しめます。
シンプルな中にも奥深さがある味わいを、ぜひご家庭で楽しんでみてください。
レシピの補足説明
おろしにんにくで風味アップ
ペペロンチーノに加えるにんにくは、薄切りにすると、存在感が出てとても良いです。
ただ一方で、にんにくを全て薄切りにすると、たっぷりめに加えたとしても、風味があまり強くならず、パンチに欠ける仕上がりになります。
そのため、このレシピでは、にんにくの1/3量をすりおろして加えています。
にんにくの香りが料理全体に広がり、味わいが格段にアップします。
なお、にんにくの芯の部分は、焦げやすいうえに臭みやエグミの原因にもなるので、取り除いてから使います。
普通のパセリが合う
パセリは、イタリアンパセリではなく、普通のパセリを使うのがおすすめです。
イタリアンパセリだと、風味があまり強くないので存在感に欠けますし、葉っぱのふよふよとした食感が邪魔に感じられることがあります。
普通のパセリを使う方が、ペペロンチーノの味が引き締まって、キリッとした印象に仕上がります。
乳化とは
パスタのソースなどを作る際に、オイルと茹で汁(湯)をよく混ぜることを「乳化」と言います。
油と水がしっかり混ざることで、口当たりがまろやかになり、パスタ全体に味が行き渡ります。
醤油を垂らしても合う
本場イタリアでは使われませんが、ペペロンチーノにごく少量の醤油を垂らしても合います。
ただし、フライパンの上に加えてパスタに混ぜてしまうのではなく、皿に盛り付けたあとに少し垂らすのがおすすめです。
そうすると、醤油のかかり具合にムラができるので、エッジの効いた味付けに感じられます。
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