枝豆の美味しい茹で方を解説します。
枝豆を茹でる際には、さやに切れ目を入れたうえで、適度な塩を加えて加熱します。
そうすると、豆に塩味が染みやすくなるため、枝豆の旨みと甘みが引き立ちます。
茹で時間は、5〜6分が目安です。
鍋で塩ゆでしてもいいですし、フライパンを使ってもOKです。
なお、水から茹でても、お湯から茹でても、味の面ではほとんど変わりません。
しいて言えば、水から茹でる方が、やや水っぽく感じられる程度です。
一方で、調理の簡単さという点では、お湯からの方がメリットがあります。
枝豆なしで湯を沸かす方が短時間で沸騰しますし、そのうえ、沸騰後に枝豆を加えた方が、茹で上がりまでの時間を読みやすいです。
そのため、枝豆はお湯から茹でるのがおすすめです。
材料
枝豆 | 200〜250g(1袋) |
水 | 750ml |
塩(洗う用) | 小さじ1 |
塩(茹でる用) | 大さじ2(水の4%) |
枝豆の量を変える場合は、それに合わせて、水と塩の量も変更してください。
水は、枝豆がひたるくらいの量、塩は、水の4%です。
たとえば、水が500mlと1Lの場合の塩の量は、次のとおりです。
水500ml | 水1L | |
---|---|---|
塩(茹でる用) | 大さじ1と1/3 | 大さじ2と2/3 |
なお、塩(洗う用)に関しては、枝豆200〜250gにつき、小さじ1を使ってください。
枝豆の下処理・洗い方
最初に、枝豆を茹でる前の下ごしらえを解説します。

まず、枝豆に枝が付いている場合は、キッチンバサミなどで付け根を切り、さやだけにして200〜250g程度用意します。
枝から外して茹でる
枝豆は枝付きで売られている場合も多いですけど、そんな時には、枝を取り除いて、さやだけにして調理するのがおすすめです。
枝豆を枝ごと茹でると、枝が邪魔してさやが湯に十分に浸かりにくくなるため、加熱しにくいですし、また、枝豆に塩気が入りにくいです。

次に、枝豆をボールに入れ、塩(小さじ1)と水(小さじ1)を加えます。
枝豆同士を両手で軽くこすり合わせて、枝豆の表面に生えた産毛や汚れを取ります。
枝豆の産毛と汚れを一緒に落とす

塩水を付けてこすり合わせると、ある程度うぶ毛を取ることができますし、そのうえ、毛に付いた汚れも一緒に落とせます。

続いて、枝豆の入ったボールに水をため、何回か水を替えながらこすり洗いして、枝豆の産毛や塩や汚れをきれいに落とします。
こすり洗いして汚れをきっちり落とす
この工程でも、枝豆を両手で軽くこすり合わせるようにして洗います。
そうすることで、枝豆の産毛と汚れがとてもきれいに落ちます。

ザルに上げて水気を切り、枝豆のさやの尖った方(枝に繋がっていた方)の端をキッチンバサミで切り落とします。
さやの尖った方を切り落とす
枝豆のさやを少し切ってから塩茹でにすると、内部の豆の火の通りが良くなるうえに、塩気が入りやすくなります。
塩気が適度に入ると、枝豆の旨みと甘みが引き立って、美味しく仕上がります。
ちなみに、さやを両方切り落としても構いませんが、効果は変わらないので、片側だけで十分です。
枝豆の茹で方

枝豆の下処理が済んだら、鍋に水を入れ、強火にかけます。
沸騰したら、塩(大さじ2)を入れます。

そして、枝豆を加えます。
フライパンを使ってもOK
鍋の代わりにフライパンで茹でてもいいです。

もしくは、茹でるのではなく、蒸し焼きに調理法を変更するのもアリです。
「フライパンを使った枝豆の蒸し焼き」については、リンク先の記事が参考になります。

続いて、落し蓋をして火を少し弱め、5〜6分ほど茹でます。
落し蓋がない場合

とは言え、落し蓋をすれば、混ぜる手間が一切かかりませんし、すべての枝豆の均一に火が通りやすくなるので、持っている場合は、落し蓋を使うことをおすすめします。
鍋よりもひとまわり小さいお皿で代用することもできます。

ザルに上げて水気を切ったら完成です。

さやを切ってから塩ゆでしているので、さやの内側にも茹で汁が染み込んで、ちょうどよい塩加減に仕上がります。
茹でたての熱々はもちろんのこと、冷やして食べても美味しいです。
冷蔵で2日ほど日持ちするので、ある程度まとめて茹でておくのもいいですよ。