枝豆ご飯の作り方をご紹介します。
枝豆の風味をしっかりと堪能できる、味わい深い炊き込みご飯のレシピです。
調理のコツは、レンジで枝豆に火を通したうえで、豆の半量を砕いてから炊くこと。
さらに、枝豆をたっぷりめに使い、だしを加えることも大切なポイントです。
枝豆ご飯は、普通に炊くだけだと、枝豆がご飯に馴染みにくく、風味もあまり感じられません。
でも、この炊き方であれば、味に一体感が出るうえに、枝豆の味も十分に感じられ、とても美味しくいただけます。
枝豆と言えば夏の人気食材の一つですが、食べ方はワンパターンになりがちです。
たまには気分を変えて、こうした炊き込みご飯にするのもいいですよ。
とても簡単に作れるので、ぜひ、お弁当や夕食の献立に加えてみてください。
材料
枝豆 | 250g(1袋) |
かつおだし ※1 | 2合の目盛りまで |
粗塩 ※2 | 小さじ1 |
- 顆粒だしの素を使う場合は、水400ml程度に小さじ1弱を溶かして使う。
- サラサラした精製塩を使う場合は、小さじ5/6に変更する。
作り方
最初に、かつおだしを用意しておきます。

かつおぶしを使って本格的なかつおだしを取っても勿論OKです。
「かつおだしの取り方」は、リンク先を参考にしてください。
なお、だしを取るのが面倒な場合は、水(400ml程度)に、ほんだしなどの顆粒だしの素(小さじ1弱)を溶かして使うのもアリです。
米(2合)は、洗ってザルに上げておきます。


枝豆が枝付きの場合は、さやを枝から外し、250gほど(1袋分程度)用意します。

そして、枝豆をボールに入れて、水をため、枝豆同士を両手で軽くこするようにして洗います。

枝豆の洗い方
枝豆の表面には、産毛が生えています。
枝豆をこすり洗いすると、その毛に付着した汚れもすっきり落ちます。
何回か水を替えながら、きれいになるまで洗ってください。

次に、枝豆を耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかぶせて、電子レンジ(600W)で5分加熱します。

レンジで加熱して旨味を逃さない
枝豆をさやから取り出しやすくするためには加熱する必要がありますが、その際にレンジを使うと、茹でるよりも、旨味や栄養の流出を抑えることができます。
なお、レンジで加熱する段階で、枝豆にはある程度火を通してしまいます。
枝豆は、お米と一緒に炊いても食感がしっかり残りやすいですし、そのうえ、ここで十分に加熱した方が、このあとの工程で枝豆を砕きやすいためです。

続いて、枝豆をさやから取り出します。
薄皮は好みで取り除く
この時、お好みで、内部の豆の表面に付いた薄皮を取り除いてもいいです。
枝豆の薄皮にも旨味があるので、そうした点では一緒に炊く方がいいですけど、炊き上がったときに、薄皮がむけてご飯の上に残ることもあります。
仕上がりの見た目を少しでも良くしたいという場合は、ここできれいに薄皮を取り除くといいです。

枝豆をさやから出したら、枝豆の半量くらいをビニール袋に入れ、麺棒などで上から叩いて粗めに潰します。
麺棒がない場合は、手を使っても良いので、袋に入れた枝豆すべてを軽く1回くらい叩いてみてください。
袋の下に布巾を敷くと、枝豆がすべりにくくなるので、ラクに潰せます。

枝豆を潰して一体感を出す
枝豆の半量を潰して使うと、枝豆の風味がご飯に染みやすくなり、また、枝豆とご飯がよく馴染んで味に一体感が出ます。

次に、米を炊飯器の内釜に入れ、かつおだしを2合の目盛りまで注ぎます。

そして、枝豆すべてと粗塩(小さじ1)を加え、白米モードで普通に炊きます。
なお、粗塩の代わりにサラサラした精製塩を使う場合は、分量を小さじ5/6に減らしてください。
かつおだしで美味しく
枝豆ご飯をかつおだしで炊くと、だしの風味が加わって味わい深く仕上がるうえに、枝豆とご飯の味により一体感が出て、美味しさがアップします。

こちらが炊き上がりです。

しゃもじでさっくりと混ぜ、茶碗に盛ったら完成です。

枝豆をレンジで加熱してから炊いていますが、柔らかすぎず硬すぎず、ちょうどよい食感に仕上がります。
また、枝豆の半分をあらかじめ潰しているため、枝豆の味がご飯とよく馴染み、一体感のある味を楽しめます。
枝豆の味を存分に味わえる、風味豊かな炊き込みご飯。
使っいる具材はかなりシンプルですが、とても美味しく作れますよ。