枝豆の栄養。栄養成分と期待できる効果。栄養をムダにしない食べ方も。

枝豆の栄養


枝豆に含まれる栄養について、お伝えします。

枝豆は、熟す前に収穫した大豆です。
ですから、含まれる栄養成分についても、多くの部分が大豆と共通しています。

たとえば、たんぱく質。
大豆には「畑の肉」と呼ばれるほど良質のたんぱく質が含まれていますが、それは枝豆も同様です。
枝豆のたんぱく質の含有量は、卵にも匹敵します。

この記事では、枝豆に含まれるこうした栄養成分について解説します。

枝豆の栄養価

枝豆の栄養価

枝豆には、たんぱく質の他にも様々な栄養が含まれています。

脂質やビタミンB1・B2に加え、カルシウムなどのミネラルも豊富です。
また、大豆にはない、ビタミンCもたっぷり含まれています。

ダイエットにもおすすめ

さらには、食物繊維も多いので、腸内環境の改善にもおすすめです。
カロリーと糖質も低く、ダイエットにもいいですよ。

オルニチンで肝臓機能アップ

また、枝豆はビールのおつまみとしてよく食べられますが、栄養の観点からも、これはとても理にかなった食べ方と言えます。

枝豆には、オルニチンという成分も豊富に含まれており、この成分がアルコールの分解に効果的。

オルニチンが含まれる食材としては、しじみがよく知られていますが、この成分には、アルコールの分解を促進して、肝臓を元気にしてくれる効果が期待できるので、お酒との相性がいいんです。

二日酔いにも効くと言われていますし、また、夏バテや疲労を回復してくれたりする働きもあるとされています。

新鮮なうちに食べる

ただ、オルニチンやビタミンなどの栄養成分は、枝豆を長いこと冷蔵保存すると、どんどん失われていきます。
また、栄養だけでなく、枝豆特有の甘みも同様です。

それらが失われる理由は、枝豆は収穫後も呼吸し続けているため、代謝が進むにつれて、栄養や甘みのもとになる成分が消費されてしまうためです。

こうしたことから、枝豆は、できるだけ新鮮なうちに食べるのが一番おすすめです。

保存するなら冷凍

そうは言っても、すぐには食べきれない場合もあると思います。

そうした場合は、冷凍保存してしまう方が、栄養の損失が少ないです。

枝豆の冷凍保存
ちなみに、枝豆を冷凍するのなら、生のままよりも、加熱してからの方が、味や食感の劣化をおさえることができます。
詳しくは、別記事「枝豆の冷凍と保存方法」をご覧ください。

なお、市販の冷凍食品の枝豆は、旬の枝豆をすぐに冷凍しているので、意外にも栄養価が高いです。


栄養を逃さない枝豆の食べ方

枝豆の栄養成分を無駄なく摂取したいのなら、入手後なるべく早くに調理するということに加えて、茹でずに加熱することも大切です。

おすすめは、「蒸し焼き」や「焼き枝豆」や「レンチン枝豆」。
これらの調理法であれば、ビタミンやミネラルが水に溶け出さないので、栄養の損失が抑えられます。


栄養を逃さない枝豆の食べ方(蒸し焼き)

蒸し焼きにする時間は、5分ほどです。
フライパンに湯を沸かし、枝豆を加えてフタをして加熱します。
5分後には水分が完全に飛ぶので、栄養を比較的逃さずに摂れます。

10分
枝豆

栄養を逃さない枝豆の食べ方(焼き枝豆)

よりしっかり栄養を摂りたいのなら、焼き枝豆がおすすめです。
こちらは、水を一切使わずに調理するので、ビタミンやミネラルが水に流れ出る心配がまったくありません。

焼く時間は、トータルで12分ほど。

フライパンに枝豆を広げ、フタをして、少し焦げ目が付くまで7分ほど蒸し焼きにしたあとで、ひっくり返してさらに5分ほど焼きます。

16分
枝豆オリーブオイル
栄養を逃さない枝豆の食べ方(レンジで枝豆)

枝豆を電子レンジで加熱する方法も、水を一切使わないので、栄養が流れ出ることはありません。

レンジを使えば、枝豆の下ごしらえもとてもラクチンです。

13分
枝豆

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