フライパンを使った焼き枝豆のおすすめレシピをご紹介します。
管理栄養士の濱裕宣さんが考案した「枝豆の蒸し焼き」です。
この蒸し焼きは、枝豆の味が濃く感じられてとても美味しいです。美味しいうえに、栄養もムダなく摂れます。
ちなみにレシピ考案者の濱さんは、2018年の栄養学の超人気本「その調理、9割の栄養捨ててます!」の著者です。

濱さんによると、枝豆はビタミンCが大変豊富ですが、調理法によっては、せっかくの栄養がムダになってしまうそうです。
ビタミンCは水に溶ける性質があるので、枝豆を茹でてしまうと、ビタミンCを5割も捨てていることになるのだとか。
これからご紹介する蒸し焼きは、水を一切使わず、枝豆にもともと含まれる水分だけで火を通すのが特徴です。
枝豆の水分がしっかり抜けて、風味がぐっと引き立つので、とても美味しいです。
ビールやワインのおつまみにもぴったりですよ。
(一部情報元:日本テレビ「ヒルナンデス!」2018年7月9日、テレビ東京「主治医が見つかる診療所」2019年1月31日放映)
フライパンを使った焼き枝豆のレシピ
「枝豆の蒸し焼き」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
枝豆 | 1袋 |
塩 | 適量 |
オリーブオイル | 適量 |
- 枝豆を洗って水気を切り、塩を揉み込む。
- フライパンに1を入れ、少し焦げ目がつくまで焼く。
フタをして弱火にし、枝豆に含まれる水分だけで、5分ほど蒸し焼きにする。 - オリーブオイルを回しかけたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
焼き枝豆の作り方
【工程1】
まず枝豆(1袋)をきれいに洗います。
そしてザルに上げて水気をしっかり切ります。
次に枝豆をボールに入れ、塩(適量)を加え、手で揉みます。
塩加減はお好みです。
塩の分量がまったく見当が付かない場合は、少しパラっと振ってみてください。
出来上がりに味見して塩気が足りなかったら、その時に少し補ってもいいです。
【工程2】
続いてフライパンに枝豆を入れます。
この時、油は引きません。
そして枝豆に少し焦げ目がつくまで、素焼きにします。
この間の火加減は、強火〜中火くらいで調整すると良いと思います。焼く時間は5分くらいです。
枝豆に少し焦げ目が付いたら、フタをして弱火に落とします。
そして枝豆に含まれる水分だけで、5分ほど蒸し焼きにします。
枝豆の栄養をムダなく摂るには、水を一切使わず、枝豆に含まれる水分だけで蒸し焼きにします。
水を使わずに調理すると、枝豆の旨味も感じやすくなります。
枝豆は茹でて火を通すのが一般的かもしれませんが、濱さんによると、枝豆は茹でると、主要な栄養素であるビタミンCを5割も捨てていることになるそうです。ビタミンCは、水に溶けやすい性質があるためです。
でも水を使わずに調理すると、ビタミンCの残存率は、茹でた場合の2倍にもなるとのこと。
また代謝を上げる効果のあるモリブデンという栄養素に至っては、240倍にもなるそうです。
【工程3】
最後にオリーブオイル(適量)を回しかけたら完成です。
枝豆の皮の焦げ目の香ばしさとオリーブオイルが加わることで、風味良く仕上がります。
枝豆自体の味も濃く感じられて、とても美味しいですよ。
この枝豆を試食したEXILEのTAKAHIROさんは「白ワインが合う」とおっしゃっていました。
枝豆と言えば、ビールの定番おつまみかもしれませんが、この蒸し焼きはワインとも合わせやすいです。
ところで最後に、濱さんのレシピをあともう2品紹介します。「オニオンとアボカドの納豆丼」と「ニンジンのカレーきんぴら」です。
「オニオンとアボカドの納豆丼」は、納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」の血液をサラサラにする効果を、さらにパワーアップさせたレシピになっています。さっぱりとしつつも風味豊かな納豆丼が、たったの3分で完成します。
また「ニンジンのカレーきんぴら」は、にんじんに含まれるβカロテンの吸収率をアップさせたレシピになっています。子供でも食べやすいほのかなカレー風味のおかずがたったの5分で作れます。
どちらも栄養たっぷりでとても美味しいですよ。