
鍋を使ったご飯の炊き方をご紹介します。
炊飯器が無くても、また土鍋ではなく普通の鍋でもご飯は簡単に炊けます。
金属製・セラミック製・テフロン加工などどんな材質の鍋でも構いませんが、フタがぴったり閉まるものを使ってください。
鍋でご飯を炊く方法

鍋を使ったご飯の炊き方です。
下のレシピは白米2合分になっていますが、米の量に応じて水の量を変えれば、好みの量が炊けます。
水の分量は、米の量の1.1~1.2倍がおすすめです。
ちなみに米1合(180ml)の水の量は、180ml×1.1〜1.2≒200mlです。
米3合(540ml)の場合は、540ml×1.1〜1.2≒600mlです。
白米 | 2合(360ml) |
水 | 400ml |
- 米をボールに入れ、たっぷりの水を注ぎ、手で2〜3回さっとかき混ぜてすぐに水を捨てる。
- 再び米に水をたっぷり注ぎ、今度は10回ほどかき混ぜて水を捨てる。
これを2〜3回繰り返す。(水の濁りが少なくなり、水の中で米がうっすら透けて見えるようになるまで繰り返す。)最後にザルに上げ、水気を切る。 - 2を鍋(フタがぴったり閉まる鍋)に入れ、水(400ml)を注ぎ、そのまま30分置く。
- 鍋にフタをしてを中火にかけ、沸騰したらそのまま1分保つ。泡が盛んに出てきたら弱火に落とし、10分炊く。火を止め、フタをしたまま10分置いて蒸らす。
ヘラで軽く混ぜたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
鍋でご飯を炊く方法

【工程1・2】
最初に米を研ぎます(米を洗います)。
まず米(2合)にたっぷりの水を注ぎ、手早く2〜3回かき混ぜて、すぐに水を捨てます。
続いて再びたっぷりの水を注ぎ、今度は10回ほど混ぜて水を捨てます。
そしてこの作業(水を入れて10回かき混ぜて水を捨てる)を2〜3回繰り返し、水の濁りが少なくなって、水を入れた時に米がうっすら透けて見えるくらいにします。
最後にザルに上げてさっと水気を切ります。
米を研ぐ(洗う)際には、1回目に注いだ水は、手早く2〜3回かき混ぜた後にすぐに捨てます。1回目の洗いには、米の表面に付いた糠をさっと洗い流す目的があります。
この工程で米を水に浸し過ぎると、その間に糠の臭いを米が吸ってしまうので、ご飯の味が落ちてしまいます。
米研ぎは、水の濁りが少なくなったら完了です。

【工程3】
次に米を鍋に入れ、水(400ml)を加え、そのまま30分ほど置いて吸水させます。
米はあらかじめ30分ほど浸水させてから炊きます。
米に十分に吸水させると、米の芯まで熱が入りやすくなるので、ふっくらとしたご飯が炊けます。

【工程4】
30分経ったら、鍋を火にかけます。
鍋にぴったりフタをして中火にかけ、沸騰したら1分そのままの状態を保ちます。
1分経って泡が盛んに出るようになったら弱火に落とし、そのまま10分加熱します。
10分経ったら火を止め、フタをしたまま10分置いて蒸らします。
火を止めたら、フタをしたまま10分蒸らします。
最後に蒸らすと、米の内部まで水分が均等に浸透するので、ふっくらとした美味しいご飯に仕上がります。

ご飯をヘラで軽く混ぜたら完成です。
普通の鍋でもご飯が簡単に炊けますよ。
ところで最後に、鍋(フライパン)でご飯を炊く方法をあともう1パターン紹介します。
ミシュランシェフの名雪寛己さんが考案した「蒸しご飯」です。
その名の通り、ご飯を炊くのではなく蒸します。
作り方はこちらもとても簡単。米と中華スープを器に入れ、湯を張ったフライパンに直にのせ、蒸すだけです。
甘味と旨味が際立った、高級感のあるご飯が出来ます。リンク先も合わせてご覧ください。