そばの実の美味しい食べ方を解説します。
そばの実の加熱方法としては、茹でるよりも炊く方がおすすめです。
そばの実を炊くと、水っぽくならず、風味が濃厚に感じられます。
さらに、炊飯器よりも鍋で炊く方が、格段に味わい深く仕上がります。
炊飯器で炊くとベチャッとしがちですが、鍋で炊くとふっくらと仕上がるため、そばの実の食感も楽しむことができます。
とは言え、炊飯器が全く使えないわけではありません。
白米とブレンドして炊く場合は、白米が味と食感をカバーしてくれるので、炊飯器でも問題なく満足のいく仕上がりになります。
材料
そばの実 | 1カップ(200ml:160g) |
水 | 300ml |
粗塩 | 小さじ1/4 |
そばの実 | 0.3合 |
白米 | 1.7合 |
(A) 基本の炊き方
- ① そばの実(1カップ:200ml)を流水で洗い、ザルに上げて水気を切ります。
- ② そばの実・水(300ml)・塩(小さじ1/4)を鍋に入れ、強火にかけます。
沸騰したらフタをして、弱火にして15分炊きます。 - ③ 火を止めて、そのまま10分ほど蒸らします。
ヘラで大きくほぐしたら完成です。
(B) 炊飯器を使った炊き方
- ① そばの実(0.3合)と白米(1.7合)を洗い、炊飯器に入れます。
- ② 2合の目盛りまで水を注ぎ、白米モードで普通に炊きます。
ヘラで大きくほぐしたら完成です。
補足:そばの実100%は炊飯器で炊かない・そばの実と白米のベストな割合・柔らかめに炊く場合
そばの実を白米と混ぜて炊飯器で炊くと、味のクセがほとんどないため、普通のご飯と同じ感覚で食べられます。
また、ところどころにそばの実の食感がありますが、それが程よいアクセントになって美味しさを引き立てます。
レシピの補足説明
そばの実と白米のベストな割合
そばの実と白米を炊飯器で一緒に炊く方法 (B)は、そばの実だけでは食べづらいという方におすすめです。
その際には、白米に対してそばの実を2割程度混ぜると、簡単に食べやすく炊きあがります。
そばの実の水加減は、白米を炊く場合よりもやや多めにするのが一般的ですが、そばの実が2割程度の少量であれば、通常の白米の水加減でも問題なく炊けます。
柔らかめに炊く場合
そばの実と白米を炊飯器で一緒に炊く方法 (B)で、少し柔らかめに炊きたい場合は、水の量をやや多めにすると良いです。
白米だけを炊く場合は、白米の量の1.1〜1.2倍の水を加えるのが一般的です。
それに対して、そばの実だけを炊く場合は、そばの実の量の1.5〜1.8倍程度の水を加えることが多いです。
ですから、今回のように少量のそばの実を混ぜて2合分炊く場合は、2合の目盛りよりもほんの少し多めに水を入れても問題ありません。
そばの実100%は炊飯器で炊かない
そばの実だけを炊く場合は、炊飯器ではなく、鍋で炊くのがおすすめです。
炊き方については、(A) 基本の炊き方を参考にしてください。
そばの実だけを炊飯器で炊くと、ベチャッとした仕上がりになりがちです。
そばの実に白米を少し加えれば気にならなくなりますが、そばの実だけを炊くと、顕著に水っぽい仕上がりになります。
炊飯器には調理が簡単というメリットがありますが、個人的には、鍋で炊いたそばの実の方が格段に美味しいと思います。
同じ「炊く」という行為でも、鍋と炊飯器では炊きあがりが全く異なります。
炊飯器で炊く場合と、内部に少し圧力がかかるため、そばの実がとても柔らかくなり、しっかりとした歯応えが失われてしまいます。
また、そばの実にはもともと独特のぬめりがありますが、炊飯器で炊くとそのぬめりが更に強まり、水加減によっては炊き上がりが少しねっとりした感じになります。
しかも、冷めると少し固まりやすく、団子状になりがちです。
一方で、鍋で炊くと、そばの実の一粒一粒の食感がしっかりと出て、さっぱりした口当たりに仕上がります。
炊いたそばの実の保存方法
炊いたそばの実は、冷蔵保存で3日ほど日持ちします。
また、小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍すると、1ヶ月ほど保存が可能です。
冷凍ストックしておけば、食べたいときにレンチンするだけで、いつでもそばの実が楽しめます。
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