そばの実の食べ方。基本の炊き方

そばの実の食べ方


そばの実の美味しい食べ方を解説します。

そばの実の加熱方法としては、茹でるよりも炊く方がおすすめです。
そばの実を炊くと、水っぽくならず、風味が濃厚に感じられます。

さらに、炊飯器よりも鍋で炊く方が、格段に味わい深く仕上がります。
炊飯器で炊くとベチャッとしがちですが、鍋で炊くとふっくらと仕上がるため、そばの実の食感も楽しむことができます。

とは言え、炊飯器が全く使えないわけではありません。
白米とブレンドして炊く場合は、白米が味と食感をカバーしてくれるので、炊飯器でも問題なく満足のいく仕上がりになります。

材料

調理時間30〜50分
(A) 基本の炊き方
そばの実 1カップ(200ml:160g)
300ml
粗塩 小さじ1/4
(B) 炊飯器を使った炊き方
そばの実 0.3合
白米 1.7合


(A) 基本の炊き方

蕎麦の実の炊き方
蕎麦の実の炊き方
  1. ① そばの実(1カップ:200ml)を流水で洗い、ザルに上げて水気を切ります。
  2. ② そばの実・水(300ml)・塩(小さじ1/4)を鍋に入れ、強火にかけます。
    沸騰したらフタをして、弱火にして15分炊きます。
  3. ③ 火を止めて、そのまま10分ほど蒸らします。
    ヘラで大きくほぐしたら完成です。
このように鍋で炊くと、そばの実の味が濃く感じられるうえに、粒々の存在感が際立つため、食感もとても良くなります。

(B) 炊飯器を使った炊き方

蕎麦の実の炊き方
蕎麦の実の炊き方
  1. ① そばの実(0.3合)と白米(1.7合)を洗い、炊飯器に入れます。
  2. ② 2合の目盛りまで水を注ぎ、白米モードで普通に炊きます。
    ヘラで大きくほぐしたら完成です。

補足:そばの実100%は炊飯器で炊かないそばの実と白米のベストな割合柔らかめに炊く場合

そばの実を白米と混ぜて炊飯器で炊くと、味のクセがほとんどないため、普通のご飯と同じ感覚で食べられます。
また、ところどころにそばの実の食感がありますが、それが程よいアクセントになって美味しさを引き立てます。


レシピの補足説明

そばの実と白米のベストな割合

そばの実と白米を炊飯器で一緒に炊く方法 (B)は、そばの実だけでは食べづらいという方におすすめです。
その際には、白米に対してそばの実を2割程度混ぜると、簡単に食べやすく炊きあがります。
そばの実の水加減は、白米を炊く場合よりもやや多めにするのが一般的ですが、そばの実が2割程度の少量であれば、通常の白米の水加減でも問題なく炊けます。

柔らかめに炊く場合

そばの実と白米を炊飯器で一緒に炊く方法 (B)で、少し柔らかめに炊きたい場合は、水の量をやや多めにすると良いです。

白米だけを炊く場合は、白米の量の1.1〜1.2倍の水を加えるのが一般的です。
それに対して、そばの実だけを炊く場合は、そばの実の量の1.5〜1.8倍程度の水を加えることが多いです。

ですから、今回のように少量のそばの実を混ぜて2合分炊く場合は、2合の目盛りよりもほんの少し多めに水を入れても問題ありません。

そばの実100%は炊飯器で炊かない

そばの実だけを炊く場合は、炊飯器ではなく、鍋で炊くのがおすすめです。
炊き方については、(A) 基本の炊き方を参考にしてください。

そばの実だけを炊飯器で炊くと、ベチャッとした仕上がりになりがちです。
そばの実に白米を少し加えれば気にならなくなりますが、そばの実だけを炊くと、顕著に水っぽい仕上がりになります。
炊飯器には調理が簡単というメリットがありますが、個人的には、鍋で炊いたそばの実の方が格段に美味しいと思います。

同じ「炊く」という行為でも、鍋と炊飯器では炊きあがりが全く異なります。
炊飯器で炊く場合と、内部に少し圧力がかかるため、そばの実がとても柔らかくなり、しっかりとした歯応えが失われてしまいます。

また、そばの実にはもともと独特のぬめりがありますが、炊飯器で炊くとそのぬめりが更に強まり、水加減によっては炊き上がりが少しねっとりした感じになります。
しかも、冷めると少し固まりやすく、団子状になりがちです。

一方で、鍋で炊くと、そばの実の一粒一粒の食感がしっかりと出て、さっぱりした口当たりに仕上がります。

炊いたそばの実の保存方法

炊いたそばの実は、冷蔵保存で3日ほど日持ちします。
また、小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍すると、1ヶ月ほど保存が可能です。
冷凍ストックしておけば、食べたいときにレンチンするだけで、いつでもそばの実が楽しめます。

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