セロリには独特の風味があるので、苦手意識を持っている方も多いと思います。
生のままだと味や匂いがダイレクトに感じられるため、好き嫌いがはっきりと分かれます。
今回ご紹介するのは、そういう方にも試していただきたい、生でも食べやすいセロリのレシピです。
調理はとても簡単で、セロリを切って、塩もみして漬けるだけでOK。
セロリ特有の臭いが抑えられて、ペロッと美味しくいただけます。
なお、徹底的にクセを抑えたい場合は、さっと茹でてから漬けるのもおすすめです。
できあがった塩漬けは、鰹節を乗せてそのまま食べてもいいですし、和え物・サラダ・炒め物など、料理の具材としても幅広く使えます。
冷蔵保存で10日ほど日持ちするので、セロリの作り置きおかずを作りたい時や、大量消費したい時にも便利ですよ。
材料
セロリの茎 | 好みの量 |
塩 | セロリ100g(1本)につき小さじ1/4 |
作り方
まず、セロリ(好みの量)の筋を取ります。
筋の取り方
そして、皮をむくような感覚でセロリの茎の切断面に包丁を少し入れ、包丁の刃と親指の腹で筋をはさんで手前に軽く引きます。
この作業を、筋がある部分すべてに行います。
なお、セロリの筋は目立つので、ぱっと見で、どれか筋かはすぐに分かると思います。
ただ、明らかに筋があるのに、この方法では筋が取れない場合もあります。
そういう場合は、筋が柔らかいケースがほとんどなので、筋取りをしなくても食べやすいセロリだと思ってください。
筋の取り方が分からない場合は、リンク先を参考にしてください。
セロリの筋を取ったら、2〜3ミリ幅の斜め薄切りにします。
さっと茹でるとよりクセが和らぐ
セロリのクセを徹底的に抑えたい場合は、さっと茹でてから使ってもいいです。
次に、セロリの重量をはかり、セロリ100gにつき、塩小さじ1/4を用意します。
セロリの重量に応じた塩の量は、下の表を目安にしてください。
セロリの量 | 塩の量 |
---|---|
100g | 小さじ1/4 |
150g | 小さじ3/8 |
200g | 小さじ1/2 |
250g | 小さじ5/8 |
300g | 小さじ3/4 |
続いて、セロリを保存袋に入れ、塩を加えます。
そして、袋を振って塩を全体に馴染ませ、袋の中の空気を抜き、口を閉じて、30分ほど置いたら完成です。
長めに置くとクセが和らぐ
時間がある場合は一晩ほどおくと、味がさらに馴染むうえに、セロリのクセや臭いもやわらいで食べやすさがアップします。
なお、この塩漬けの賞味期限は、保存袋に入れたままで冷蔵保存して10日ほどと考えてください。
塩気が加わることで、セロリの味が引き締まり、すっきりとした味に仕上がります。
和洋を問わず、食卓の箸休めにぴったりの一皿です。
セロリの塩漬けの食べ方
できあがったセロリの塩漬けは、そのまま食べてもおいしいですけど、鰹節の甘みを補うと、より美味しく食べられます。
シンプルに食べるのなら、砕いた豆腐やわかめなどと合わせて和え物にしてもいいですし、サラダの具材にも合います。
あるいは、納豆を混ぜてご飯にのせて食べたり、水気をしっかり取ってサンドイッチの具にしたりすることもできます。
セロリの塩漬けのオムレツ
また、オムレツの具材にしてもよく合います。
セロリの塩漬けにハムをプラスして、バターで風味付けするのがおすすめです。
セロリの塩漬け | 20g |
卵 | 2個 |
ハム | 1枚 |
塩こしょう | 少々 |
バター | 8g |
- セロリの塩漬けをキッチンバサミで少し粗めに刻む。ハムを粗みじん切りにする
- 卵をボールに入れて溶き、セロリ・ハム・塩こしょうを加えて混ぜる。
- 小さめのフライパンを熱してバターを溶かし、2の卵液を流し入れる。ヘラで軽く混ぜて半熟状に固め、半分に折って皿に取り出したら出来上がり。
セロリの塩漬けと豚肉炒め
ほかには、豚肉と一緒に炒めても美味しいです。
セロリのすっきりとした風味がアクセントになって、豚肉のコクが引き立ちます。
セロリの塩漬け | 70g |
豚バラ薄切り肉 | 150g |
ごま油 | 小さじ1 |
酒 | 小さじ1 |
醤油 | 小さじ1/2 |
塩こしょう | 適量 |
- フライパンにごま油を引き、食べやすい大きさに切った豚バラ肉を炒める。
- 豚バラ肉の色が変わったら、セロリの塩漬け・酒・醤油・塩こしょうを加え、軽く炒め合わせたら出来上がり。
以上、セロリの塩漬けの作り方と、その活用方法についてお伝えしました。
セロリを塩に漬けると、独特の匂いが抑えられるうえに美味しさもアップするので、ぜひお試しください。
このお料理についてのご感想などをお寄せください。
サイト運営の参考にさせていただきます。
頂いたコメントには、2〜3日以内にメールアドレス宛に回答いたします。(詳細)
メールアドレスの入力ミスにご注意ください。
なお、頂いたコメント及びその後のメール等でのやり取りは、この欄でご紹介させていただく場合がございます。