外はサクサク中はジューシーな唐揚げのレシピをご紹介します。
料理研究家の小林カツ代さんが考案した「唐揚げ」です。
片栗粉をたっぷりまぶし、少なめの油で一気に揚げるのが特徴で、表面のサクサク感と中のしっとり感が際立っていてとても美味しいです。
お味の方は、塩唐揚げのようであっさりしています。
調理時間は15分です。
(一部情報元:日本テレビ「世界一受けたい授業」2017年12月9日放映)
鶏の唐揚げの作り方
小林カツ代さんの「唐揚げ」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
鶏もも肉 | 2枚(600g) |
片栗粉 | 1/2カップ |
揚げ油 | 適量 |
塩 | 小さじ1/2 |
醤油 | 大さじ1/2 |
こしょう | 少々 |
おろししょうが | 少々 |
おろしにんにく | 少々 |
- 鶏肉は黄色い脂肪を取り除き、大きめの一口大に切り、Aを手で揉み込む。
さらに片栗粉を万遍なくまぶし、手で鶏肉をぎゅっと握って表面全体にしっかりくっつける。 - フライパン(もしくは鍋)に2〜3センチくらいの高さまで油を注ぎ、中温(170〜180度)に温め、鶏肉を皮目を下にしてすべて入れる。
皮目に焼き色が付いたらひっくり返し、しばらく揚げたら、箸で全体をゆっくり大きく混ぜ、鶏肉を空気に触れさせながらじっくり揚げる。
全体に火が通ったら、最後に火を少し強めてカラッとさせる。
鶏肉を1個ずつ油を切って取り出し、皮目を上にしてバットに並べたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
サクサクジューシーな唐揚げの作り方
【工程1】
まず鶏肉(2枚:600g)の黄色い脂肪を取り除き、大きめの一口大に切ります。
鶏肉の黄色い脂肪は、臭みの原因になるので取り除きます。
次に鶏肉にA(塩小さじ1/2・醤油大さじ1/2・こしょう少々・おろししょうが少々・おろしにんにく少々)を加え、手でよく揉み込みます。
手を使って鶏肉に調味料をしっかり揉み込むと、味が染みやすくなります。
さらに片栗粉(1/2カップ)を万遍なくまぶし、鶏肉を手でぎゅっと握って、表面全体に片栗粉をしっかりくっつけます。
鶏肉に片栗粉をしっかり付けることで、表面がサクサクで中がジューシーな唐揚げに仕上げます。
【工程2】
続いてフライパン(もしくは鍋)に2〜3センチくらいの高さまで油を注ぎ、中温(170〜180度)に温め、鶏肉を皮目を下にしてすべて入れます。
鶏肉は少ない油で一気にすべて揚げます。
鶏肉を一度にぎゅうぎゅうに入れると、少ない油でも、油の高さが出て揚げやすくなります。
また油から鶏肉の表面が出ているので、鶏肉の水分が蒸発しやすく、カラッと揚がります。
さらにすべてを一度に揚げると、作っている人も一緒に出来たてのアツアツを食べられるというメリットもあります。
鶏肉は、皮目を下にして揚げ始めます。
最初に皮目を下にした方が、皮がカリカリになります。
皮目に焼き色が付いたらひっくり返し、しばらくそのまま揚げます。
ちなみに「しばらく」の頃合いは、下の面に半分くらい火が入る程度で良いと思います。
しばらくしたら、箸で全体をゆっくり大きく混ぜ、鶏肉を空気に触れさせるようにしながら、さらにじっくり揚げます。
鶏肉が揚がる前に、箸で全体をゆっくり混ぜ、鶏肉を空気に触れさせると、2度揚げをするような効果があります。
このようにすると、唐揚げがよりカラッと仕上がります。
全体に火が通ったら、最後に火を少し強めてカラッとさせます。
そして鶏肉を1個ずつ油を切って取り出し、皮目を上にしてバットに並べます。揚げ時間は、トータルで5分くらいが良いそうです。
ちなみにこの唐揚げは、片栗粉をまぶして揚げているので、小麦粉をまぶしたものとくらべると、色がやや白っぽい仕上がりになります。
皮目を上にして、バットの上で油を切ったらできあがり。
皮目を上にして油を切ると、表面がカラッとした仕上がりになります。
この唐揚げは、外側と内側の食感の違いがすごくはっきり出ます。
表面はサクサクの軽い食感で、中は肉汁たっぷりでしっとりしています。メリハリがあってとてもいいです。出来たてのアツアツをいただくのがおすすめです。
お味の方はさっぱりしています。
お醤油を少し使っていますが、塩唐揚げみたい。飽きの来ない味付けです。
小林カツ代さんはこんな感じの方だったのかななんて、食感や味から想像しつついただきました。
とても美味しいですよ。
ところで小林さんと言えば「肉じゃが」や「エビチリ」や「ちらし寿司」のレシピもおすすめです。
「肉じゃが」は、だしを一切使わずフライパン1つで作れます。10分煮るだけで味がよく染みます。
また「エビチリ」は、輪郭のはっきりした味が印象的で10分で完成します。
「ちらし寿司」は、酢飯を作らない超時短レシピになっていて、目からウロコが落ちますよ。