海苔の保存方法!冷蔵・冷凍・常温を上手に使い分け

海苔の保存


海苔(焼き海苔)の上手な保存方法をご紹介します。
お伝えするのは、冷蔵・冷凍・常温の3パターンです。

海苔の保存に湿気は大敵です。
海苔を美味しく保存するには、空気に触れさせないことがとても大切です。

冷蔵が一番おすすめ

一番のおすすめは、冷蔵庫で保管する方法です。
空気を抜いて密閉することで、時間が経っても海苔のパリパリした食感を楽しめます。
また、冷蔵することで、海苔の風味もしっかりキープできます。

冷凍は長期向き

一方、冷凍保存は、海苔を長期間保存する場合に便利です。
冷蔵よりも食感と風味が長持ちします。
ただし、冷蔵保存した方が、より手軽に使えます。

常温保存は手軽

お手軽なのは常温保存です。
海苔の風味は冷蔵や冷凍に及びませんが、常温に戻す手間がかからないので、必要なときに手早く使えます。


冷蔵保存(おすすめ)

海苔の冷蔵保存

手順

  1. 海苔をジッパー付きの保存袋に入れ、乾燥剤を加え、袋の中の空気を抜いて口をしっかり閉じます。
  2. 冷蔵庫で保存します。
    日持ちは2〜3ヶ月です。
    海苔を使う際には、湿気ないように、冷蔵庫から取り出して10分ほどかけて常温に戻してから、袋を開けます。

空気に触れさせないので、海苔のパリッとした食感が長持ちします。
また、冷蔵庫は湿度が低くて温度が一定なので、香りや栄養成分も壊さずに保存できます。

海苔を使う前に常温に戻す

海苔を冷蔵庫から取り出すときは、10分ほどかけて常温に戻してから、保存袋を開けます。
袋を開けたときに室内との温度差がありすぎると海苔が結露してしまうので、このひと手間が大切です。

保存期間は2〜3ヶ月

日持ちは、2〜3ヶ月が目安です。
ただし、海苔を頻繁に出し入れして、何度も空気に触れさせると、早めに風味が落ちてしまいます。
もっと長期間保存したい場合には、次に解説する冷凍がおすすめです。

保存袋はジップロックでOK

密閉性の高いアルミ製の袋なども売られていますが、ジップロックでも十分に空気を遮断してくれます。

100均の保存袋はものによると思いますが、心許ない場合は、保存袋を2枚重ねしたり、海苔をラップで包んで袋に入れても良いです。

また、海苔がジッパー付きの袋に入って売られている場合は、その袋を活用することもできます。

タッパーなどの保存容器はNG

ちなみに、タッパー型の保存容器やアルミ缶などのケースはNGです。
そうした入れ物に海苔を剥きだしのまま保存しておくと、空気に触れやすい状態になり、せっかくの海苔がシナシナになってしまうので、おすすめできません。


冷凍保存(長期向け)

海苔の冷凍保存

手順

  1. 海苔を数枚ずつラップでぴったりと包んだうえで、ジッパー付きのフリーザーバッグに入れます。
    袋の中の空気を抜き、口をしっかり閉じます。
  2. 冷凍庫で保存します。
    日持ちは半年です。
    海苔を使う際には、湿気ないように、冷凍庫から取り出して30分〜1時間ほどかけて常温に戻してから、袋を開けます。

乾燥剤は使わない

海苔を冷凍する場合は、乾燥剤は使いません。
乾燥剤は1〜2ヶ月で湿気を吸う力がなくなるので、長期保存が前提の冷凍にはあまり向かないからです。
もちろん、定期的に乾燥剤を替えれば問題ありませんが、忘れずに交換するのはなかなかハードルが高いです。

ラップとフリーザーバッグで空気を遮断

湿気対策は、乾燥剤に頼るのではなく、空気そのものをしっかりと遮断します。
空気に触れないよう海苔をラップでくるんだうえで、生地の厚いフリーザーバッグに入れて、空気を抜く。
そうすることで、密閉性が向上します。

海苔を使う前に常温に戻す

冷凍の場合も、冷蔵と同様に、保存袋を開けたときの結露に注意する必要があります。
必ず、常温に戻してから保存袋を開ける。
そのルールは冷蔵のときと変わりません。
常温に戻るまでの時間は意外とかかるので、忙しくないときに気長に待つのがおすすめです。

常温保存(手軽)

海苔の常温保存

手順

  1. 海苔をジッパー付きの保存袋に入れ、乾燥剤を加え、袋の中の空気を抜いて口をしっかり閉じます。
  2. さらにもう1枚の保存袋に入れ、袋の中の空気を抜き、口をしっかり閉じます。
    日の当たらない冷暗所で保存します。
    日持ちは、開封後1ヶ月です。

常温保存と言っても、日が当たるところや高温になるところは、避けてください。
海苔の劣化には湿度だけでなく温度も関係してくるので、冷暗所に置くのがおすすめです。

また、海苔の開封後は、保存袋を2枚重ねにして保存するのがおすすめですが、ジッパー付きの保存袋に入って売られている海苔の場合は、その上から保存袋をもう1枚かぶせるだけで良いです。

常温保存は、冷蔵や冷凍とくらべると、風味が若干落ちます。
でも、湿気対策をしっかりすれば、海苔のパリパリ感をキープできます。


湿気った海苔の復活方法。おすすめ順に紹介!ダメな場合は佃煮へ。

湿気った海苔を復活させる方法

ところで、当サイトでは、湿気ってしまった海苔を復活させる方法も紹介しています。

リンク先では、海苔をパリッとさせる方法と、どうにもならないくらい湿気ってしまった時におすすめの佃煮のレシピをお伝えしています。
合わせて参考にしてください。

焼き海苔

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