ふかし芋の上手な作り方を解説します。
さつまいもを甘くする、蒸し方(ふかし方)と蒸し時間についてです。
さつまいもは、じっくりと蒸すことで、甘みが増して美味しくなります。
せいろなどがあると便利ですが、蒸し器がない場合でも大丈夫です。
ザルや皿などを蒸し器の代わりにして、鍋や深めのフライパンで簡単に作ることもできます。
蒸し時間は、1.5センチの輪切りで10分です。
ほくほくとした食感と甘さが人気の、蒸しさつまいものレシピ。
蒸し器ありと蒸し器なし、それぞれについて解説します。
蒸し器を使ったさつまいもの蒸し方
まずは、蒸し器を使ったさつまいもの蒸し方です。
材料
さつまいも | 好みの量 |
作り方
- さつまいもを好みで切り(丸ごとでもOK)、水を入れた蒸し器に並べ、フタをして強火にかける。
- 沸騰したら火を少し弱め、竹串がすっと通るまで10〜30分蒸す。
写真をもとにレシピを説明します。
まず、さつまいも(好みの量)を好みで切り、水を入れた蒸し器に並べ、フタをして強火にかけます。
ここではセイロを使って説明しますが、金属製の蒸し器を使っても同じ蒸し時間です。
小さく切れば時短になる
1.5センチくらいの輪切りにすると、10分くらいで蒸し上がります。
蒸し器の中の湯が沸騰したら、湯気が出る程度に火を弱め、さつまいもに火を入れます。
さつまいもを甘くする
サツマイモを蒸すと、60〜70度くらいの低温でじっくり加熱することになるので、甘みが出やすくなります。
60〜70度は、サツマイモに含まれる糖化酵素(β-アミラーゼ)の働きが、最も活発になる温度。
酵素とデンプンが反応して、甘みの元となる糖(麦芽糖)がさかんに作られます。
竹串がすっと通るまで柔らかくなったら完成です。
1.5センチの輪切りだったら、10分程度で十分柔らかくなります。
丸ごとだったら、20〜30分くらいかかります。
さつまいもの中身はもちろんのこと、皮まで柔らかくて食べやすいです。
ちなみに、サツマイモの皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれているので、皮ごと食べるのがおすすめです。
蒸し器なしの場合の蒸し方
続いて、蒸し器がない場合のサツマイモの蒸し方をお伝えします。
やり方はいくつかありますが、例えば、蒸し器の代わりに、蒸し板や蒸し網を使うこともできます。
それらを普通の鍋や深めのフライパンの中に入れて、その上にサツマイモをのせて蒸せばOKです。
蒸し器も蒸し板もない場合でも大丈夫です。
鍋に水を張って、その上にザルをのせる、もしくは中に皿を入れて蒸すこともできます。
要するに、水がさつまいもに直接触れないようにすればOK。
ただし、その場合にも、鍋のフタは必ず閉じられるようにしてください。
鍋やフライパンで蒸す場合は、こんな感じに並べて、フタをして蒸します。
蒸し時間は、蒸し器を使った場合と同じです。
1.5センチの輪切りで10分、丸ごとだったら20〜30分を目安にしてください。
今回のように鍋やフライパンを蒸し器の代わりに使う場合は、上の写真のようにフタに布巾をかぶせて蒸すのがおすすめです。
フタを布巾で覆うことで水滴の発生を防げるので、ホクホクの食感に蒸し上がります。
なお、セイロの場合は、フタに水滴自体が付かないので、より安心です。
セイロは、さつまいもだけでなく、あらゆる食材をとても美味しく蒸せるので、ひとつ持っていると便利ですよ。
レンジや圧力鍋で蒸した場合との違い
ところで、当サイトでは「レンジを使ったさつまいもの蒸し方」も紹介しています。
時短調理だったらレンジもアリ
さつまいもは、今回ご紹介したように蒸し器や鍋を使って蒸す方が甘みが出ますが、より短時間で調理したいのなら、レンジもアリ。
さつまいもをサラダやコロッケなどのおかずに使う場合は、あまり甘すぎない方が合うこともあるので、そういう場合も、レンジを使うと便利です。
レンジだったら、さつまいも1本(200g)が4分くらいで蒸し上がります。
合わせて参考にしてください。
最後にご紹介するのは「圧力鍋を使ってさつまいもを蒸す」方法です。
圧力鍋もやや時短になる
圧力鍋の場合は、レンジほど時短にはなりませんが、蒸し器よりは早く蒸せます。
さつまいもの甘みは蒸し器に及ばないものの、ご自宅に圧力鍋があるのなら、こちらも便利です。
加圧時間は12分。
トータルの調理時間は20分ほどです。
リンク先も合わせて参考にしてください。
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