さつまいもを電子レンジで蒸して、ふかし芋を作る簡単な方法をご紹介します。
丸ごとでも輪切りにしたものでも、どちらを使ってもOKです。
レンジを使ったふかし方は、忙しい主婦に大人気。
レンジを使う最大のメリットは「時短」です。
600wで加熱すると、4分ほどで柔らかく仕上がります。
また、ワット数を抑えることで、さらに甘みを強くすることもできます。

時間は16分ほどかかりますが、グッと甘みが引き立ちます。
レンジを使ったさつまいもの蒸し方
さつまいもをレンジでチンする方法です。
サツマイモ | 200g(1本程度) |
- サツマイモを食べやすい大きさに切り(丸ごとでもOK)、キッチンペーパーで包む。
キッチンペーパーごと水で濡らし、さらにラップで包む。 - 電子レンジ(600w)で4分加熱したらできあがり。(甘みを引き出す場合は、150wで16分加熱する。)
さつまいもをより甘く仕上げたい場合は、150wで16分加熱するのがおすすめです。
写真をもとにレシピを説明します。
【工程1】
まず、さつまいも(200g:1本程度)をお好みで食べやすい大きさに切ります。
写真のように輪切りにしてもいいですし、切らずに丸ごとのさつまいもを使ってもいいです。
ちなみに、レンジのマイクロ波は角ばったところや尖ったところに集まりやすく、そうした部分は硬くなりやすいです。
ですから、さつまいもを丸ごと使う場合は、かたちの丸いものを選んだほうが均一に柔らかく仕上がります。

次に、さつまいもをキッチンペーパーで包みます。
そして、キッチンペーパーごと水で濡らします。

続いて、キッチンペーパーごと、ふんわりとラップで包みます。
【工程2】
そして、ラップで包んださつまいもを電子レンジで加熱します。
短時間で仕上げたい場合は、600wで4分。
甘みをより引き出したい場合は、150wで16分加熱します。
その他のワット数で加熱する場合は、下の表を参考にしてください。
ワット数 | 加熱時間 | |
---|---|---|
低温 (甘みアップ) |
100w | 24分 |
150w | 16分 | |
200w | 12分 | |
高温 (時短) |
500w | 4分50秒 |
600w | 4分 |
なお、お使いの電子レンジが低温に対応しておらず、解凍モードしかない場合でも大丈夫です。
解凍モードの多くは、100から200wくらいに設定されているので、様子を見ながら加熱するといいですよ。
チンし終えたら、ラップをしたまま粗熱を取ると、しっとり感がキープできます。
これで完成です。
時短レシピの場合は、甘みはそこそこですが、料理の具材としては、それが好都合なことも多いです。


食べ方によって、2つの方法を使い分けるのがおすすめですよ。
加えて、当サイトでは、電子レンジを使った焼き芋の作り方もご紹介しています。

水分を適度に蒸発させることで、焼き芋らしいホクホクとした食感に仕上げるレシピになっています。
ちなみに、さつまいもの甘みや食感は、品種や個体差もかなり影響します。
NHK「ガッテン」(2018年9月12日放映)によれば、品種ごとに次のような特徴があります。
ねっとりタイプ(粘質系)
ねっとりタイプ(粘質系)には、紅はるか・安納芋・シルクスイート・マロンゴールドなどがあり、冷めても硬くなりにくいです。
ホクホクタイプ(粉質系)
一方のホクホクタイプ(粉質系)には、紅あずま・紅赤などがあり、冷めると硬くなりやすいです。
中間タイプ
鳴門金時や宮崎紅といった高系14号は、これらのちょうど中間にあたり、ねっとり感もホクホク感もほど良く楽しめる品種です。
レンジで全く同じように調理した場合も差は出ますので、参考にしてください。
ところで、当サイトでは、「蒸し器や鍋を使ったさつまいもの蒸し方」も紹介しています。
さつまいもは、レンジで蒸すよりも、蒸し器などを使ってじっくり加熱した方が甘くなりやすいです。
さつまいもの甘みをとことん追求する方は、こちらのふかし方もぜひご覧ください。

意外と簡単ですよ。
さつまいも