
焼き芋のトースター(オーブントースター)を使った簡単レシピをご紹介します。
さつまいもは、中心部が70度くらいになるようにじっくりと時間をかけて加熱すると甘みが出やすくなります。
温度を指定できるオーブントースターなら200度に設定。
ワット数しか指定できない場合は、850ワットにするのがおすすめです。
時間は40分ほどかかりますが、ねっとりとした食感の甘くて美味しい焼き芋が、自宅で手軽に作れます。
オーブントースターを使った焼き芋の作り方のポイントは、次の2つです。

細いさつまいもを使った方が、火が通りやすいです。
ただし、細ければ細いほど良いというわけではなく、あくまで「太すぎない」さつまいもを選ぶ程度でOKです。
ちなみに、さつまいもは、太くても細くても甘みに違いはありません。
トースターを使った焼き芋のレシピ

それでは、オーブントースターを使った美味しい焼き芋の焼き方をご紹介します。
さつまいもの焼き時間は、合計40分。
途中で一度だけひっくり返せばOKです。
なお、今回ご紹介するレシピは、「さつまいものプロ」と「焼き芋のプロ」も認める王道レシピです。
人気さつまいも農家の石井洋子さんや、焼き芋専門店「ふじ」の店長 上原浩史さんも、同様のレシピを推奨していらっしゃいます。
トースターの火力設定については、石井さんのおすすめは850wです。
温度で指定するタイプのトースターを使う場合は、当サイトの経験を踏まえると200度に設定すると美味しく仕上がります。
また、ワット数を850wぴったりに設定できない場合でも大丈夫です。
ごく一般的なオーブントースターは、温度が200度から250度くらいになるように設計されていて、ワット数の高低は、その温度に達するまでの時間に影響するだけです。
40分の加熱時間からしたら、その時間は誤差の範囲とも言えるので、500wでも1000wでも1200wでも、なるべく近いワット数に設定すれば問題ありません。
材料
さつまいも | 中1本(250g程度) |
作り方
- オーブントースターにアルミホイルを敷き、その上に丸ごとのサツマイモをそのままのせ、200度(※)で20分加熱する。
- サツマイモを裏返し、さらに200度(※)で20分加熱する。竹串がスッと通ったら出来上がり。
※ ワット指定のトースターを使用する場合は、850ワットに設定する。

合計40分加熱したら、竹串を刺してみて、スッと通ったら出来上がりです。
太いさつまいもの場合は火が入りにくいこともあるので、そういうときは追加で加熱してください。
焼き上がったさつまいもは、皮にしわが寄って、こんがりとした焼き色が皮の内側に付きます。
食感は柔らかくてねっとりとした感じ。
十分な甘みがあり、とても美味しいですよ。

サツマイモの甘さを引き出すには、時間をかけてじっくり焼き上げるのがポイントです。
サツマイモの甘さの元は麦芽糖。
その麦芽糖は、サツマイモの中心温度が65~75度の時に作られます。
そのため、この温度を長く保つことが、甘さを引き出す条件になります。
オーブントースターは温度を一定に保つことができるので、そうした点から理にかなっているというわけです。
(一部情報元:NHK「あさイチ」2018年11月12日放映、日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」2015年10月29日放映)
その他の焼き芋レシピと美味しい食べ方
最後に、オーブンや電子レンジで焼き芋を作る方法と、焼き芋の美味しい食べ方をご紹介します。
オーブンで焼き芋

オーブンを使った焼き芋の作り方は、トースターと全く一緒です。
温度を200度に設定して40分加熱。
こちらもトースターと同じくらい甘く仕上がります。
レンジで焼き芋

レンジを使って、焼き芋風に仕上げることもできます。
レンチンするとさつまいもの甘みが出にくいと言われていますが、150wくらいの低温でじっくり時間をかけて火を通せば、比較的甘みが出やすくなります。
ただ、今回ご紹介したトースターを使ったレシピの方が、甘みはダンゼン上です。
レンジの魅力は調理の手軽さ。
トースターの半分程度の時間で作れるので、時短レシピをお探しの方におすすめです。
焼き芋の美味しい食べ方

また、当サイトでは「焼き芋の美味しい食べ方」も紹介しています。
焼き芋は、1ヶ月ほど冷凍保存ができますが、少し多めに冷凍して、アイスとして食べると、ものすごく美味しいです。
とろっとしてクリーミーな、まるでスイートポテトのような焼き芋アイスがいつでも楽しめます。
やみつきになる美味しさなので、超おすすめですよ。
焼き芋ダイエット

冷やした焼き芋を皮ごと食べる「さつまいもダイエット」も人気があります。
「さつまいもダイエット」とは、1日3食のうちの1食だけ、炭水化物の代わりにさつまいも(150g)を食べるダイエット法。
考案したのは、管理栄養士の二宮真樹さんです。
リンク先では、冷やし焼き芋の作り方と、そのアレンジレシピをご紹介しています。
以上、焼き芋のレシピと、美味しい食べ方についてお伝えしました。
美味しい焼き芋を作るコツは、じっくりと時間をかけて加熱することです。
ぜひお試しください。