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さつまいもの美味しい茹で方をご紹介します。
さつまいもは、切ってから茹でる場合と、丸ごと茹でる場合とでは、茹で時間がかなり異なります。
例えば、さつまいもを1センチ幅の輪切りにしてから茹でる場合。
この場合は、中まで火が通りやすいため、5分ほどで茹で上がります。
忙しい朝のお弁当作りなどには、この茹で方が便利です。
一方で、さつまいもを丸ごと茹でる場合は、普通サイズで30分くらいかかります。
まるごと茹でると、茹でる時間が余計にかかるものの、水っぽくならないため、さつまいも自体の食感がやや出やすくなります。
品種によって異なりますが、ホクホク、あるいはねっとりとした食感が際立ちます。
また、甘みや栄養も比較的逃げにくいというメリットがあります。
これら2パターンの茹で方を、ケースバイケースで使い分けるのがおすすめです。
さつまいもは、茹でるだけでもとても美味しく食べられます。
それぞれの茹で方について、詳しくお伝えします。
さつまいもの茹で方【切ってから】時短
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最初にご紹介するのは、輪切りにしたさつまいもを鍋で茹でる方法です。
ここでは、例として1センチ幅に切っていますが、お好みでもう少し厚めに切ってもいいですし、あるいは、輪切りではなく違う切り方をしても構いません。
材料
さつまいも | 好みの量 |
塩 | 好みで、水1リットルに対して10g(大さじ1/2) |

まず、さつまいもをきれいに洗い、1センチの輪切り(もしくは好みの大きさ)にして、好みで皮をむきます。
厚みがあると茹で時間が長くなる
さつまいもの使用用途によって、切り方を変えてももちろんOKです。
厚みがある方が、茹で時間が長くなります。
1センチの輪切りだったら、茹で時間は5分くらい。
1.5センチの輪切りだったら、8分くらいです。
さつまいもを色良く仕上げる
さつまいもを色良く茹で上げたい場合は、あらかじめ水にさらすといいです。
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水にさらす時間は5分くらいがおすすめですが、さっと洗う程度でも少し効果があります。
反対に、見た目を重視したい場合は、30分くらい浸してもいいです。
ただ、水にさらす時間が長くなるほど、さつまいもの旨味や栄養も一緒に流れてしまいます。
皮を厚めにむくとなめらかな食感に
また、さつまいもで「芋ようかん」などを作る場合には、皮を厚めにむくのがおすすめです。
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次に、さつまいもを鍋に入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、好みで塩を加え、火にかけます。
さつまいもは水から茹でます。
塩茹でするメリット
さつまいもを茹でる際に、水1リットルに対して10g(大さじ1/2)くらいの塩を加えると、さつまいもの甘みが引き立ちます。
塩の量は、水の重量の1%です。
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そして、沸騰したら火を弱め、さつまいもが柔らかくなるまで茹でます。
弱火で時間をかけて茹でると甘くなる
さつまいもは、低温でじっくり時間をかけて加熱した方が甘みが出るので、時間がある場合は、火を弱くして茹でるのがおすすめです。
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竹串がすっと通るまで茹でたら、ザルに上げ、水気を切ったら完成です。
1センチ幅の輪切りだったら、5分ほどで茹で上がります。
さつまいもを切ってから茹でると、しっとりとした食感が出やすいのが特徴です。
さつまいもの茹で方【丸ごと】甘め
次に、さつまいもを丸ごと茹でる方法をご紹介します。
丸ごと茹でると時間がかかりますが、さつまいもの甘みや栄養が逃げにくいというメリットがあります。
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丸ごと茹でる場合は、まず、さつまいも(好みの量)をきれいに洗い、鍋に入れます。
そして、かぶるくらいの水を注ぎ、好みで塩を加え、火にかけます。
丸ごと茹でる場合も、お好みで塩を加えて塩茹ですると、さつまいもの甘い味が引き立ちます。
塩の量は、水1リットルに対して、10g(大さじ1/2)くらいです。
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沸騰したら火を弱め、さつまいもを茹でます。
茹で時間は、普通サイズのさつまいも(250g)だったら30分くらい。
小さいさつまいもの場合はもっと短い時間で済みますが、太さなどによって茹で時間は変わりますので、少し余裕を持って調理してください。
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竹串がすっと通ったら、茹で上がりです。
ザルに上げて水気を切ります。
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さつまいもを切らずに丸ごと茹でると、さつまいも自体の食感が出やすくなり、また、旨味や栄養も比較的流れにくいです。
品種によって食感は異なり、紅あずまや紅赤の場合はホクホクとした食感が際立ち、紅はるか・安納芋・シルクスイートなどの場合は、ねっとりとした食感を楽しめます。
時間がある時には、丸ごと茹でるのもいいですよ。
さつまいもの茹で方【レンジ】
ところで、今回はさつまいもの茹で方を2通り紹介しましたが、さつまいもは、電子レンジを使って茹でることもできます。
鍋とレンジのどっちが良いか
レンジで茹でる(蒸す)と、鍋で茹でるよりも甘みが出にくい反面、湯に浸けない分、栄養の流失が少ないです。
また、食感も違います。
丸ごとのさつまいもを鍋で茹でるよりも、ホクホクした食感に仕上がります。
鍋とレンジ、どちらにも良いところがありますので、お好みで試してみてください。
茹でたさつまいもの保存方法
なお、茹でたさつまいもは、冷蔵保存はもちろんのこと、冷凍保存もできます。
冷蔵保存する際には、さつまいもをラップでぴったりと包んだうえで、冷蔵庫に入れます。
日持ちは3〜4日ほどです。
冷凍する際には、茹でたそのままでもいいですし、切ったりマッシュしてからでも構いません。
いずれにしても、ラップでぴったり包んだうえで、保存袋に入れます。
日持ちは1ヶ月ほどと考えてください。
より詳しく:さつまいもの保存と冷凍
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