外はカリッと香ばしく、中はほっくり。里芋の風味がふわりと広がる、味わい深い唐揚げレシピです。
下味をしっかりつけてから揚げることで、衣の中に旨味がぎゅっと閉じ込められ、噛むほどに香ばしさとコクが引き立ちます。
素朴ながらも存在感があり、夕食の主菜にもおつまみにもぴったり。
二度揚げでカリッと仕上げるこの作り方なら、里芋の美味しさを最大限に引き出せます。
材料
| 里芋 | 350g(約7個) |
| 醤油 | 大さじ1と1/2 |
| 酒 | 大さじ1 |
| みりん | 大さじ1/2 |
| 生姜(すりおろし) | 小さじ1(5g) |
| にんにく(すりおろし) | 小さじ1/2(2g) |
| 片栗粉 | 大さじ3程度 |
| 塩・黒こしょう | 各少々 |
| 揚げ油(サラダ油) | 深さ3センチ |
里芋の唐揚げのレシピ・作り方
里芋の下処理をする
- ① 里芋(350g:約7個)は皮をむき、一口大に切ります。
- ② 塩(小さじ1/4:分量外)をふって軽くもみ、ぬめりを落とします。
水でさっと洗い、キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取ります。
ぬめりが残ったままだと湯が濁り、表面に膜ができて下味が入りにくくなったり、衣がはがれやすくなってしまいます。
里芋を下ゆでする
- ③ 鍋に里芋とかぶるくらいの水を入れて火にかけます。
沸騰したら火を少し弱め、8〜10分ゆでます。
竹串を刺して、中心にわずかに硬さが残るくらいで火を止めます。 - ④ ザル(できれば盆ザル)に上げ、粗熱と水気をしっかり飛ばします。
また、里芋は品種や状態によって火の通りが変わります。新鮮で柔らかいものは8分ほど、やや硬いものは10〜12分を目安にしましょう。
より詳しく:ザルに上げる際の注意点
下味をつける
- ⑤ ポリ袋に醤油(大さじ1と1/2)・酒(大さじ1)・みりん(大さじ1/2)・おろし生姜(小さじ1:5g)・おろしにんにく(小さじ1/2:2g)を入れます。
里芋を加え、手でやさしく揉み込み、10分ほどおいて味をなじませます。
全体が均一に浸かるように、ときどき袋を返しましょう。
片栗粉をまぶす
- ⑥ 漬け汁を軽く切り、片栗粉(大さじ3程度)を全体にまぶします。
まぶし残しがないよう、表面を薄く均一にしましょう。
里芋を下揚げする
- ⑦ 揚げ油(深さ3cm)を170℃に温めます。
里芋を加え、たまに返しながら3分ほど揚げます。
揚がったら網のうえに取り出し、2分ほど休ませます。
二度揚げしたら里芋の唐揚げの完成!
- ⑧ 油を180℃に上げ、1分ほど二度揚げしてカリッと仕上げます。
油をよく切って器に盛り、塩・黒こしょう(各少々)を軽く振り、熱々をいただきます。
外はカリッと、中はほくほく。香ばしさの中に里芋の旨味がしっかり感じられる一皿です。
素朴な味わいながら、しっかりと満足できる仕上がりです。
ぜひご家庭で作ってみてください。
よくある質問(FAQ)
下ゆでした後に里芋をザルにあげるときの注意点は?
里芋をゆでた後は、ザルにあげて粗熱をとりながら、しっかり乾かすことが大切です。
ぬめりがザルにつきやすいので、できれば通気性のよい盆ザルなどを使い、里芋を重ならないように広げてしばらく置きましょう。
この工程で水分とぬめりを丁寧に取ることで、下味がよくなじみ、衣がきれいにつきやすくなります。
カリッとした唐揚げに仕上げるための大切なポイントです。
二度揚げは省略しても大丈夫ですか?
一度揚げだけでも、やや長めに揚げれば食べられますが、衣が少ししんなりしてしまいます。
二度揚げすることで、外はカリッと香ばしく、中はしっとりほくほくに仕上がります。
味付けを変える場合のおすすめは?
カレー粉や七味唐辛子を少量加えると、スパイシーな風味になり、おつまみにぴったりです。
また、青のりや粉チーズを振ると、香りの変化が楽しめます。
里芋の下ゆでを電子レンジで代用できますか?
里芋は電子レンジで加熱することもできますが、よりおいしく仕上げたい場合は下ゆでがおすすめです。
下ゆですることでぬめりがしっかり落ち、衣がはがれにくくなり、揚げたときにカリッとした食感が際立ちます。
また、加熱が均一になるため、里芋ならではのほっくりとした甘みも引き立ちます。
残った唐揚げを翌日に美味しく食べる方法は?
翌日はトースターで3〜4分温めると、外がカリッとした食感になります。
電子レンジだけで加熱すると衣がしんなりしてしまうので、できればトースターで温め直すのがおすすめです。





















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