さつまいもの保存方法。基本は常温!夏は冷蔵で冷凍もOK。保存期間も解説

さつまいもの保存と冷凍

さつまいもの保存方法をご紹介します。

紹介するのは、「常温」・「冷蔵」・「冷凍」の3パターンの保存法です。

基本は常温、夏は冷蔵、冷凍もOK

涼しい季節や冬であれば、さつまいもは、常温で保存するのが基本です。
日が当たらなくて風通しの良い場所に置いておけば、1ヶ月ほど日持ちします。

ただ、夏などの暑い季節や、家の中に冷暗所がない場合には、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。

また、さつまいもは冷凍保存することもできます。
たとえば、加熱済みのさつまいもを冷凍しておけば、長持ちするうえに、解凍してすぐに料理に使えるので便利です。

この記事では、保存方法のほかに、さつまいもの保存期間や理想的な温度などもお伝えします。

さつまいもの保存方法(常温)

さつまいもの保存方法

常温での保存期間:1ヶ月

最初に、さつまいもを常温で保存する方法についてお伝えします。

丸ごとのさつまいもは、常温での保存が基本です。
暑い季節でなければ、まずは、この方法で保存することを検討してみてください。

手順
  1. さつまいもを新聞紙で1本ずつ包み、カゴやダンボールに入れ、冷暗所に置く。

やり方は簡単で、さつまいもを新聞紙にくるみ、冷暗所に置くだけでOK。
新聞紙がない場合は、アマゾンなどの包装紙で代用できます。

さつまいもが大量にあって困るという時にも、比較的涼しい時期であれば、この方法で長期保存が可能です。

収穫後のさつまいもの保存

自分で収穫したさつまいもの場合も、保存方法は基本的には同じです。

2〜3日天日干ししてから土を取り除き、上のやり方で保存してください。

冷暗所とは

なお、冷暗所とは、涼しくて風通しが良くて、なおかつ日の当たらない場所のことです。

でも、マンションで暮らしていたりすると、そうしたスペースってなかなかないですよね。
気温の低い季節なら、廊下や食器棚の隅などいくつか選択肢があるとは思いますが、夏場はきびしいです。

家の中に冷暗所がないという場合には、次に紹介する、冷蔵庫の野菜室で保存する方法がベターです。

さつまいもの保存方法(冷蔵庫)

さつまいもの冷蔵保存

冷蔵での保存期間(丸ごと):1ヶ月

こちらは、さつまいもを冷蔵庫の野菜室で保存する方法です。

夏場をはじめ、気温が20度以上になる場合には、この保存方法がおすすめです。

手順
  1. さつまいもを新聞紙などで1本ずつ包み、ビニール袋に入れて口を軽くとじる。
  2. さつまいもを冷蔵庫の野菜室で保存する。

野菜室で保存する場合には、冷気対策のために新聞紙でくるんだうえで、乾燥を防ぐためにビニール袋に入れます。

なお、同じ冷蔵庫でも、野菜室(5〜7度)以外は、温度が低すぎるためNGです。

20度以上なら冷蔵がおすすめ

さつまいもは20度を超えると発芽してしまう可能性があるので、気温が上がってきたら、野菜室で保存してください。

切った使いかけのさつまいも

ちなみに、カットしたさつまいもは常温での保存には向きません。
そうしたさつまいもを保存する場合は、次の方法で冷蔵するか、あるいは冷凍するかの2択です。

切った生のさつまいもを冷蔵する場合は、切り口だけでなく、それ以外の部分もラップでぴったりと包んで冷蔵庫に入れます。
日持ちは、3〜4日と考えてください。

茹でたさつまいも

また、茹でるなどの加熱調理をしたさつまいもを冷蔵する場合も、同じようにラップでぴったりと包みます。
日持ちは、こちらも3〜4日です。

さつまいもの保存方法(冷凍)

さつまいもは冷凍して保存することもできます。

ここでは、代表的な冷凍方法を3パターンご紹介します。
「生のまま冷凍」と「加熱して冷凍」と「焼き芋にして冷凍」の3つです。

生のまま冷凍


冷凍での保存期間:1ヶ月

カット済みのさつまいもは、生のまま冷凍保存することが可能です。
冷凍すると食感が変わってしまう野菜が多いなか、さつまいもは、冷凍してもほとんど変わりません。

解凍後に調理する必要はあるものの、手軽にさつまいもの賞味期限を延ばすことができます。

保存方法
  1. さつまいもを調理しやすい大きさに切り、5分ほど水にさらす。
  2. キッチンペーパーで水気を拭き取り、保存袋に入れて冷凍する。
解凍方法
  1. 解凍は不要。凍ったまま調理に使える。

さつまいもを生のまま冷凍する場合は、変色しやすいので、あらかじめ水に5分ほどさらしてアク抜きしておくのがおすすめです。
アク抜きしたら、キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取って、保存袋に詰めて冷凍庫に入れます。

食べる際には、解凍せずに凍ったまま調理することができます。


加熱して冷凍

さつまいもの冷凍保存

冷凍での保存期間:1ヶ月

さつまいもの最も一般的な冷凍方法は、加熱してから冷凍庫に入れる方法だと思います。
火を入れておけば、解凍するだけですぐに料理に使えます。

保存方法
  1. さつまいもを加熱する。(茹でる、蒸す、レンジで加熱するなど)
  2. さつまいもをそのまま冷ますか、好みでマッシュ(潰す)などして冷ます。
  3. 保存袋に入れて冷凍する。
解凍方法
  1. 冷蔵庫に移して自然解凍するか、レンジで解凍する。

さつまいもを加熱する際の方法は、どんなものでも構いません。
茹でる」「蒸す」「レンジ」など、お好みの方法で加熱してください。

さつまいもの茹で方
さつまいもの蒸し方
さつまいもレンジ

また、加熱したさつまいもについては、そのまま冷凍してもいいですし、マッシュしてから冷凍してもいいです。
さつまいもをマッシュして冷凍しておくと、サラダやコロッケやポタージュスープなどにすぐに使えて便利です。


焼き芋にして冷凍

さつまいもの冷凍方法

焼き芋の冷凍での保存期間:1ヶ月

さつまいもを焼き芋にして冷凍するという方法もあります。
この方法は意外と有用で、保存もできるうえに、半解凍するだけで美味しいアイスが作れます。
甘い物好きの方におすすめの、一石二鳥の保存方法です。

保存方法
  1. 焼き芋をラップでぴったり包み、保存袋に入れて冷凍する。
解凍方法
  1. 常温に移して半解凍するとアイスになる。
    完全に解凍して焼き芋として食べたり、料理に使ってもOK。

さつまいもの冷凍方法

ちなみに、焼き芋は、最近では生のさつまいもと同じくらいの低価格で販売されているので、自宅で手作りするのではなく、買うのもありです。

大手ディスカウントショップの「ドン・キホーテ」では、焼き芋の季節になると、大1本が百円ちょっとで売られています。
コンビニやスーパーでもよく見かけるようになりました。

冷凍した焼き芋をアイスにして食べると、とろっとしていてクリーミーでとても美味しいですよ。


以上、さつまいもの保存方法についてお伝えしました。

丸ごとのさつまいもは、冷暗所で常温するのが基本ですが、暑い季節や冷暗所が家にない場合には、冷蔵庫の野菜室に入れておくと安心です。
また、カット済みのものや加熱済みのさつまいもは、冷凍するという手もあります。

ぜひ参考にしてください。

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