熊本天草の定番おやつ!がね揚げの作り方。甘くて旨いさつまいもの天ぷら

投稿日:2021年8月20日 更新日:

がね揚げ(がねあげ)

さつまいも好きにおすすめの、熊本天草の郷土料理「がね揚げ」のレシピをご紹介します。

がね揚げは、さつまいもを使った昔ながらの天ぷらです。

南九州地方ではカニのことを「がね」と言いますが、このお料理の見た目がカニを彷彿とさせることから、天草では「がね揚げ」と呼ばれています。

これに似たお料理はほかの地域でも食べられていて、おとなりの鹿児島や宮崎では、がね揚げではなく、「がね」という名前で親しまれています。

熊本天草のがねあげ

天草地方のがね揚げが普通の天ぷらと違う点は、衣に砂糖の甘みを足す場合が多いことです。
天草のがね揚げと言っても、地域や家庭によって作り方は様々ですが、県外の観光客が口にする機会が多いのは、ほんのりと甘いがね揚げです。

砂糖のほかに、生姜の風味を加えることも多く、また、水の代わりにビールで小麦粉を溶いてふんわりと仕上げるレシピも人気があります。

これからご紹介するのも、天草でよく食べられているポピュラーながね揚げのレシピです。

天草のがねあげ
記事の後半では、本場天草や鹿児島で食べたがね揚げの味も写真とともにお伝えするので、あわせて参考にしてください。

レシピ動画

「さつまいものおやつ!がね揚げ」のレシピです。

材料

3人分:調理時間17分
皮をむいたさつまいも 200g(1本)
皮をむいた生姜 6g
薄力粉 大さじ1/2
サラダ油 適量
薄力粉 60g
1個
砂糖 大さじ2
ふたつまみ
水(またはビール) 40ml

作り方

さつまいもと生姜を切る

まず、皮を剥いたさつまいも(200g)を8ミリ〜1センチの太さの棒状に切り、皮を剥いた生姜(6g)を千切りにします。

さつまいもは、皮がきれいな場合は、皮ごと使ってもOKです。
その場合も、200g分用意してください。


さつまいもを水にさらす

次に、さつまいもをたっぷりの水にさらし、5分ほど置いてアク抜きします。


さつまいもに小麦粉をまぶす

5分経ったらザルに上げ、キッチンペーパーで水気を拭き取り、薄力粉(大さじ1/2)をまぶします。

小麦粉を薄くまぶしておくと、衣が付きやすくなります。


卵と調味料を混ぜる

続いて、卵(1個)をボールに割り入れ、砂糖(大さじ2)・塩(ふたつまみ)・水またはビール(40ml)を加え、よく混ぜます。

水の代わりにビールを使ってもOK

天草地方では、水の代わりにビールを使うレシピも人気があります。
ビールがあったら、ぜひ、試してみてください。

ビールを使うと、衣がふんわりと仕上がりますし、麦芽の風味がほんのりと加わります。


がねあげの衣を作る

そして、薄力粉(60g)を加え、軽く混ぜて衣を作ります。

衣はあまり混ぜすぎると重たい感じになるので、ダマが残る程度にざっくり混ぜればOKです。


さつまいもに衣を絡める

衣ができたら、さつまいもと生姜を加え、軽く混ぜて全体に絡めます。


がねあげをフライパンで揚げる

フライパンにサラダ油を1センチほど注ぎ、170度くらいまで温めて、さつまいもを数本まとめて油に入れます。

衣は薄付きがおすすめ

さつまいもに付ける衣は、やや薄付きの方が美味しくできます。
レシピの衣の量はさつまいもに付けやすいようにやや多めになっていますので、最後に衣が残るくらいがちょうどいいです。

具体的な作業としては、次のような手順を踏むとラクチンです。

まず、さつまいもを混ぜて全体に衣を付けたら、衣から菜箸で数本すくい出して、ヘラの上にのせます。
そして、ヘラの上で形を整えて、そのまま菜箸を使って油の中にスライドして入れます。

こうすると簡単ですし、薄付きにもしやすいです。

170度の目安

なお、揚げ油が170度になっているか見極めるには、水で濡らした菜箸の水気を拭き取って、油の中に入れてみるといいです。


この動画のように菜箸全体から細かい泡が出てきたら、170度くらいになっています。


がねあげをこんがりと揚げる

両面がこんがりとするまで、5分ほど揚げたら完成です。


がね揚げ(がねあげ)

さつまいもの他に砂糖を少量加えることで、甘みがほどよくアップして、とても食べやすい味に仕上がります。

また、千切りにした生姜もいいアクセントになっていて、すっきりとした風味がところどころにあることで、全体の味が引き締まり、さつまいもの味が引き立ちます。

おかずとして食べてもいいですし、小腹が空いたときにおやつ代わりに食べるのもおすすめです。
さつまいもの味を存分に堪能できますよ。

熊本天草のがねあげ

ここからは、熊本天草地方で食べられているがね揚げを、写真とともにご紹介します。

天草下田温泉のがね揚げ

こちらは、東シナ海に面した天草の観光地、「下田温泉」の旅館でいただいた、がね揚げです。

天草のがね揚げは、私の経験では、生姜の風味が加わっているものが多く、こちらの旅館のがね揚げにも、生姜が少し入っていました。

さつまいもは、先に紹介したレシピくらいの太さに切られています。

天草・下田温泉のがね揚げ
@熊本 天草


天草とれたて市場のがね揚げ

こちらは、天草の上島と下島のちょうど境目あたりにある「天草とれたて市場」で買ったがね揚げです。

甘みをしっかり効かせた味付けで、おやつにはモッテコイです。
生姜の風味も相性抜群です。

天草とれたて市場のがね揚げ
@熊本 天草


天草イルカセンターのがね揚げ

天草ではイルカウオッチングも人気がありますが、このがね揚げは、イルカツアーの拠点になっている道の駅で見つけたもの。

おやつ感覚で手軽に食べられるがね揚げは、天草の道の駅では定番商品。
リーズナブルな価格も魅力です。

道の駅天草市イルカセンターのがね揚げ
@熊本 天草

鹿児島のがねあげ

鹿児島のがねあげ

こちらは、天草の「がね揚げ」ではなく、鹿児島の「がね」です。
冒頭でもお伝えした通り、鹿児島では、がね揚げのことを「がね」と呼びます。

鹿児島のがねは、さつまいもの他に、人参やニラといった野菜も一緒に加えるのが一般的。
さつまいもだけで作る場合もありますが、数種の野菜でかき揚げのように仕上げるのが王道です。

写真は、鹿児島市内の惣菜店のがねです。
さつまいもに加えて、人参・ニラ・いんげん・玉ねぎなどが具材として使われていて、ほんのりとした甘みがあるのが特徴。
味付けには砂糖や塩を使っているようです。

「そらのまち総菜店」のがね
@鹿児島


以上、天草地方の郷土料理「がね揚げ」についてお伝えしました。

がね揚げは、子供から大人まで、幅広い世代におすすめできるお料理です。
ほんのりとした甘みがあり、とても美味しいですよ。

ところで当サイトでは、熊本の郷土料理や熊本の観光スポットについて、別記事で詳しく解説しています。
次の記事もあわせて参考にしてください。

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