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豆苗に含まれる栄養とその効果、そして、栄養を逃さず摂れる豆苗の食べ方をご紹介します。
豆苗は、えんどう豆の若芽で、緑黄色野菜の仲間です。
通年で入手可能な安価な食材で、品質も比較的安定していますが、購入する際には、芽の色が鮮やかでみずみずしいものを選ぶと、栄養面でもいいですよ。
豆苗に含まれる栄養

まずは、豆苗に含まれる栄養についてお伝えします。
豆苗は、βカロテンがとても豊富です。
また、ビタミンCやE、ミネラル・食物繊維に加え、貧血の予防に役立つ葉酸も含まれています。
ビタミンCには、βカロテンの抗酸化作用を助ける働きがあり、その2つの成分の相乗効果が期待できます。
また、ビタミンCには、体の免疫力を高める働きや、肌を作るコラーゲンの生成を促して美肌にする働きもあると言われています。
豆苗の栄養を逃さない食べ方
続いて、豆苗の栄養を逃さず摂るための食べ方についてお伝えします。
油で炒めて吸収率アップ
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豆苗の調理法として一番おすすめなのは、油炒めです。
豆苗に豊富に含まれるβカロテンは、油と一緒に調理すると、吸収率がアップすると言われています。
豆苗を油で炒める際のポイントは、短時間でさっと火を通すこと。
炒めすぎない方が、豆苗らしい食感が楽しめますし、緑色も鮮やかできれいです。
豆苗はもともと中華食材としてポピュラーな野菜なので、豚肉との相性はバッチリですし、より手軽なところだとベーコンともとても良く合います。
「豆苗とベーコン炒め」の作り方は、リンク先を参考にしてください。
茹でずにレンチン
また、豆苗にたっぷり含まれるビタミンC・葉酸・ミネラルは、水溶性の栄養素なので、茹でたりすると、湯に流れ出てしまいます。
ですから、豆苗を柔らかくしたいのなら、茹でるのではなくレンジでチンするのがおすすめです。
1袋(100g)の加熱時間は、電子レンジ(600w)で1分半が目安。
詳しくは、上の動画、もしくは「豆苗をレンジで加熱する方法」をご覧ください。
スープは汁ごと飲み干す
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豆苗をスープにする場合は、短時間でさっと火を通したうえで、汁を残さず飲み干すと、ビタミンやミネラルを比較的しっかり摂れます。
「豆苗と卵のスープ」のレシピも参考にしてください。
豆苗は生で食べられる
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そして、手軽な食べ方としておすすめなのは、豆苗の生食です。
豆苗は、アクが少ない野菜なので、きれいに洗って食べやすい大きさに切るだけで食べられます。
マメ科の独特の風味がありますが、それがまたいい感じ。
簡単に作れるサラダだったら、ツナ缶を合わせた「豆苗とツナのサラダ」がおすすめですよ。