豆苗の育て方をご紹介します。
一度食べた豆苗を自宅で栽培して、新芽(スプラウト)を再生させる方法です。
豆苗を育てるのは実はかなり簡単で、食べ終わった後に残る根元の部分を水につけて、日光の当たる場所に置くだけでOK。
放っておくと育ちすぎて食感がかたくなるので、この時期に収穫するのを忘れずに。
一度刈り取った後は、さすがに何回も再生してくるわけではありませんが、うまくいくと2回は収獲できますよ。
この記事では、豆苗を育てる方法と、収獲した豆苗を使ったレシピについてお伝えします。
豆苗の育て方
まず、豆苗の根元を切り落とします。
根元から上は、料理に使います。
上の写真では、食べられるぎりぎりのところに包丁を入れていますが、豆苗の収獲時期を早めたいのなら、これよりも少し上の、根元から3〜4センチくらいのところで切るのがおすすめです。
根元から数えて2つめの脇芽の上あたりが、ちょうど3〜4センチ。
この部分で切ると、豆苗が早く成長します。
残った根元は清潔な容器に入れ、豆が浸らない程度の量の水を注ぎ、室内の明るいところに置きます。
暗いところでは豆苗が育たないので、そうした場所は避けてください。
そして、水を切らさないように注意しながら、2日に1回くらい水を替えます。
なお、豆苗を育てる際には、特別な栽培キットを用意する必要はありません。
キッチンにある、トレーなどでも十分育ちます。
冬場でも2〜3日くらいで新芽が出てきます。
これは、かなり勢い良く育った例。
5月に撮影した写真で、栽培し始めてから2〜3日経っています。
1週間〜10日ほど栽培し続けると、そろそろ食べ頃です。
買った時と同様の、柔らかくてみずみずしい若菜が収穫できます。
ちなみに、この手順をもう1回繰り返すと、2回目が収穫出来ることもありますよ。
ところで、当サイトでは経験がありませんが、豆苗を栽培している途中で、まれに、白い綿のようなカビが生えてしまうこともあるようです。
カビを防ぐためには、次のような対策が考えられます。
参考にしてください。
- 水を定期的に交換する。
- 水の量を、豆が浸らないくらいに抑える。
- 暗くてジメッとした場所に置かない。
収穫した豆苗を使ったレシピ
めでたく成長した豆苗は、手軽に調理に使えます。
ここからは、収穫した豆苗を使ったおすすめレシピをご紹介します。
豆苗のサラダ
豆苗のレシピの中で一番簡単なのは、やはり、サラダです。
豆苗は生のまま食べることができるので、きれいに洗ってざく切りにするだけで作れます。
たとえば、豆苗とツナ缶を合わせた「豆苗とツナのサラダ」なんていかがでしょうか。
豆苗には、豆特有の風味がありますが、その味や香りを存分に楽しみたいという方には生食がおすすめですよ。
豆苗の和え物
生の豆苗のクセが気になるのなら、レンジで軽くチンするだけで、ダンゼン食べやすくなります。
レンジでの加熱時間は、100gあたり600wで1分〜1分半。
十分に柔らかくなったら、あとは調味料で和えるだけで美味しく食べられます。
おろしにんにく・ごま油・醤油をまぜれば「豆苗ナムル」の出来上がり。
詳しいレシピは、リンク先をご覧ください。
豆苗の卵とじ
豆苗は短時間で火が通るので、レンジではなく、フライパンや鍋で加熱調理するのも簡単です。
たとえば、フライパンを使った「豆苗の卵とじ」もおすすめ。
豆苗をめんつゆベースのだし醤油でさっと煮て、溶き卵を回しかけたら完成です。
だし醤油のやさしい甘みが溶き卵に染み込んで、豆苗のクセも大幅にやわらぎます。
以上、豆苗の栽培方法と豆苗を使ったレシピについてお伝えしました。
豆苗が成長していく姿を見るのはなかなか楽しいもので、定期的な水やりも苦になりません。
豆苗自体はスーパーで安価に手に入りますが、そうした金銭的なものとは別の面白さがありますよ。