温泉卵(温玉、おんたま)の作り方を解説します。
温泉卵は、卵の黄身だけをすこし固まらせ、白身はとろっとした状態に仕上げるお料理です。
温泉卵を上手に作るためのポイントは、低温調理です。
卵の黄身と白身はかたまる温度がそれぞれ異なり、黄身が約70度で凝固するのに対して、白身は約80度で凝固します。
そのため、温泉卵をつくる際には、卵を70度くらいの湯に浸し、その温度をキープしながら加熱することが大切です。
この記事では、温玉の基本の作り方のほかに、簡単な作り方もご紹介します。
どちらのレシピも、茹で時間は20分。
冷蔵庫から出してすぐの卵で作れます。
材料
卵 | 4個 |
湯 | 1リットル |
作り方
- 鍋に湯を沸かし、温度計を使って70度にする。
- 冷蔵庫から出した卵(好みの個数でもOK)をそっと入れ、70度を保ったまま20分茹でる。
- 卵をすくって取り出し、たっぷりの冷水にひたして、殻を割る。
- 湯を十分に沸騰させて火を止めて、コンロの上に鍋をのせたまま、水を100ml加える。
- 冷蔵庫から出した卵(4個)をすぐにそっと入れ、フタをしてそのまま20分置く。
- 卵をすくって取り出し、たっぷりの冷水にひたして、殻を割る。
基本の作り方
基本の作り方の場合は、温度計を使います。
鍋に湯を沸かし、湯の温度が70度くらいになったら、冷蔵庫から出した卵をそっと入れます。
そして、火加減を調整しながら、70度を保ったまま20分茹でます。
卵の個数は好みでOK
なお、この茹で方だったら、卵の数は1個でも2個でも何個でもOKです。
卵が完全に浸かるくらいの湯を使えば、一度に何個でも作れます。
簡単な作り方
温度計がない場合は、こちらの簡単な作り方を試してください。
沸騰した湯を水で冷ますことで、温泉卵作りに適した環境を簡易的につくります。
まず、湯(1リットル)を十分に沸騰させて火を止めて、コンロの上に鍋をのせたまま、水(100ml)を加えます。
そして、冷蔵庫から出した卵(4個)を網杓子などですぐにそっと入れ、フタをして、そのまま20分置きます。
この茹で方の場合は、卵の量は4個くらいが適量です。
20分経ったら、卵をすくって取り出し、たっぷりの冷水にひたして、殻を割ります。
殻の割り方は、基本的には、生卵と変わりません。
平らな場所に卵を軽く打ち付けて、殻の割れ目に親指を入れて左右に開き、温泉卵を取り出します。
なお、この加熱し終えた後の工程は、先に紹介した基本の作り方も同じです。
できあがった温泉卵は、白身はとろっとしていて柔らかく、黄身は、半熟の状態よりもすこしだけ硬めに仕上がります。
だし醤油や普通のお醤油をかけるだけで、つるんと美味しくいただけますよ。
なお、この温泉卵の賞味期限は、冷蔵保存で3日ほどです。
温泉卵の簡単で早い作り方
ところで、温泉卵を短時間で簡単に作りたいのなら、電子レンジを使うという手もあります。
レンジでの調理時間は1分ほど。
かなり時短になりますし、温泉卵が1個だけ欲しい時にも便利です。
ただ、レンジを使うと、黄身も白身も同じくらいとろっと柔らかく仕上がります。
鍋でつくる方が、黄身と白身の食感にコントラストが生まれて、本来の温泉卵に近い仕上がりになりますが、そうした細かいことを気にしないのであれば、レンジで作るのも十分ありです。
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