温泉卵・半熟卵の電子レンジを使った作り方を解説します。
作り方はとても簡単です。
卵を耐熱ボールに割り入れ、水を加えてレンジで加熱するだけで作れます。
この方法で温めると、黄身と白身の両方が、とろっと柔らかく仕上がります。
鍋をつかった方法とくらべると、完成までの時間が圧倒的に早いので、忙しい時にとても便利ですよ。
材料
卵 | 1個 ※ |
水 | かぶるくらい |
- 2個分を作る場合は、1個ずつ2回に分けて作る。
作り方
- 小さい耐熱容器に、冷蔵庫から出した卵を割り入れる。
竹串を使って卵黄に3か所穴を開け、水をゆっくりと注ぐ。 - 電子レンジに入れ、ラップをせずに600wで50秒加熱する。
ゆるい場合は、追加で10秒ずつ加熱する。 - 網じゃくしなどに移し、水気を切ったらできあがり。
まず、卵(1個)を冷蔵庫から取り出して、小さい耐熱容器に割り入れ、竹串で卵黄に3か所穴を開けます。
そして、かぶるくらいの水(60〜100ml程度)を注ぎます。
見た目良く仕上げるコツ
この時に大切なのは、小さめの容器を使ったうえで、なおかつ、卵が水に完全に浸かるようにすることです。
容器は内径7〜10センチくらいのものがおすすめで、背が高くない来客用の湯呑みや小さめのボールがあれば、そうしたものを使ってください。
ちなみに、容器が大きかったり、あるいは、水の量が少なくて卵のアタマが出ていたりしてもできないことはありません。
卵黄が卵白に覆われず、卵黄がむき出しのまま固まった状態です。
大きい器を使うと卵白が横に広がりやすくなり、また、水が少ないと水から出ているアタマの部分の加熱が不十分になりやすいため、このような仕上がりになりがちです。
次に、電子レンジ(600w)で、ラップをせずに50秒加熱します。
500wの場合の加熱時間は1分です。
ゆるい場合は、追加で10秒ずつ加熱してください。
加熱後は、とろっとした黄身が白身に覆われた状態に仕上ります。
加熱時間が足りない場合
卵がゆるすぎる場合は、追加で10秒ずつ温めて様子を見ますが、追加の加熱は、白身全体が白く固まるまでにおさえるのがおすすめです。
レンジで加熱した卵は、黄身がわりとゆるめですが、あまり長く加熱すると白身が硬くなりますし、また、卵が破裂しやすくなるためです。
網杓子や茶こしなどに卵を上げ、水気を切ったら完成です。
できあがった温泉卵(半熟卵)は、黄身と白身が両方ともとろっと柔らかく仕上がります。
なお、レンジで温泉卵(半熟卵)を作る場合は、今回のように1個ずつ加熱するのがおすすめです。
複数個一度にレンチンすると、加熱ムラが出やすいためです。
2個分を作りたい場合は、2回に分けると失敗しないで作れますよ。
温泉卵と半熟卵の違い
ちなみに、「温泉卵」と「半熟卵」は、本来は別物です。
「温泉卵」とは、60〜70度の低温の湯に卵を浸し、黄身だけを固まらせたものです。
その温度では白身は固まらないため、白身はとろっと仕上がります。
一方の「半熟卵」は、黄身がとろっとしていて白身が固まったものを指します。
100度近い熱湯に卵を浸し、外側の白身だけが固まった状態で引き上げて作ります。
今回ご紹介したレンジレシピの場合は、温泉卵と半熟卵のちょうど中間くらいの仕上がりになります。
黄身も白身も、どちらも同じくらいの柔らかさです。
もし、温泉卵と半熟卵をより厳密に作り分けたいという場合は、レンジを使った簡易な方法ではなく、鍋でお湯を沸かして作るといいですよ。
この方法を試すにあたって
また、生卵をそのまま電子レンジで加熱すると爆発する危険性がありますが、今回の方法では、黄身の表面の膜に穴を3箇所あけ、なおかつ、卵全体を水に浸けることにより、爆発を防いでいます。
当サイトではこれまでに何度もこの方法で生卵を加熱しており、卵が爆発することもなく、毎回美味しくいただいています。
ただ、生卵をレンジで加熱すると爆発するリスクがあるということを踏まえたうえで、この方法を試す際には十分に注意してください。
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