鮭のホイル焼きを家庭で作るのなら、グリルを使うのが一番美味しいです。
魚焼きグリルだったら、高温短時間で、ホイルの中を均一に加熱することができます。
そのため、フライパンやオーブントースターで焼くよりも、食材がふんわりジューシーに仕上がりますし、香ばしさが加わって味もよく馴染みます。
今回ご紹介する鮭のホイル焼きは、たっぷりの玉ねぎとしめじを加え、バターで味付けをしてコクをアップさせるレシピになっています。
作り方のポイントは、生鮭ときのこにあらかじめ塩をすること。
それぞれの食材に十分に塩が行きわたるため、引き締まった味に仕上がります。
なお、鮭の切り身といってもサイズは様々ですが、パックに記載されている重さをもとにきっちりと塩の分量を決めるので、どなたでも簡単に美味しく作れます。
焼く時間は10分ほど。
玉ねぎが少し焦げるくらいが、ちょうどよい頃合いです。
アルミホイルの簡単な包み方も合わせて解説します。
材料
生鮭 | 2切れ |
塩 | 鮭150gにつき小さじ1/3 |
酒 | 小さじ1 |
こしょう | 少々 |
しめじ | 100g(1パック) |
塩 | 小さじ1/4 |
玉ねぎ | 200g(1個) |
バター | 20g |
塩こしょう | 少々 |
- カロリー
- 1人分:231kcal
作り方

鮭2切れは、だいたい150〜200gくらい。
ただ、たまにこれよりも大きかったり小さかったりする場合もあるので、パックに表示された重量をもとに、塩の量をきっちりはかります。
たとえば、鮭2切れが200gだったら、塩の量は「小さじ1/3」+「小さじ1/9」です。
「小さじ1/9」にするには、一度1/3にしたうえで、それを更に1/3にすると簡単です。

まず、生鮭の水気をキッチンペーパーできれいに拭き取ります。

そして、用意した塩・酒(小さじ1)・こしょう(少々)をかけて手でまぶし、10分ほど置きます。
鮭をそのままホイル焼きにすると、中まで味が十分に染みないので、あらかじめ下味を付けてから焼きます。

次に、玉ねぎ(200g:1個)を縦に薄切りにして、しめじ(100g:石づきを取ったもの1パック分)を手でほぐします。

しめじをほぐしたら、塩(小さじ1/4)をかけて手でまぶし、使うまで置きます。
しめじも鮭と同様に、そのままホイル焼きにすると、あまり味が馴染まず、締りのない味になりがちです。
そのため、あらかじめ塩をしておきます。

具材の下準備が済んだら、アルミホイルを1枚用意して、フチを立てます。
その中にしめじを広げ、さらにその上に玉ねぎ(2/3量)をのせて、塩こしょう(少々)を振ります。
アルミホイルの大きさは、全長35センチくらいあると、材料すべてをラクに包むことができます。
フチは5センチくらい立てておくと、あとの工程でアルミホイルで全体を包みやすくなります。

続いて、鮭をのせます。
このとき、皮の部分を外側に向けて、なおかつ、身の太い部分と細い部分が互い違いになるように置きます。

鮭の上に玉ねぎ(1/3量)をかぶせ、塩こしょう(少々)を振り、バターを4等分して乗せます。
そして、アルミホイルの側面を、中身の食材に密着させます。

あとは、アルミホイルをもう1枚用意して、それをかぶせ、四隅を下のアルミホイルと一緒につまんでくっつければ、ホイル焼きの準備はすべて完了です。

グリルをあらかじめしっかりと温めておき、「上火」を弱めの中火、「下火」を中火にして、アルミホイルで包んだものを入れます。
そして、10分ほど焼いたら完成です。
魚焼きグリルには、上部から加熱する「上火」と下部から加熱する「下火」の調整つまみが付いていますが、ホイル焼きの場合は、「上火」を少し弱めにして焼きます。
その理由は、ホイル焼きはむきだしの魚とは違ってホイル自体に高さがあり、その分、上火との距離が近くなるためです。

魚焼きグリルは、オーブントースターよりもさらに高温で調理できるので、短い時間でとても美味しく仕上がります。
10分ほどの加熱時間ですが、鮭の内側にもしっかりと火が通っていて、しっとりとしていてジューシーな食感。
塩気もほどよく馴染んでいて、めちゃ旨な味を楽しめます。
そのまま食べてもいいですし、お好みでレモンを絞ったり、醤油を少し垂らしたりしてもよく合います。
夕食のメインおかずにぴったりな、豪華な魚料理ですよ。