なすカレーのレシピをご紹介します。
とろけるようななすの食感に、じっくり炒めた玉ねぎとにんにく、ひき肉の旨みが重なり合うひと皿。
味噌と顆粒昆布だしを加えることで、和風のコクとスパイスの香りが絶妙に調和して、簡単なのに本格的な味わいに仕上がります。
ご飯がすすむ、満足感たっぷりのなすカレーレシピです。
材料
なす | 4〜5本(450g) |
合いびき肉(または牛ひき肉) | 200g |
玉ねぎ | 1個(200g) |
にんにく | 2片(20g) |
生姜 | 1片(10g) |
塩(なす用) | 小さじ4/5 |
バター | 炒め用20g + 仕上げ用5g |
カレー粉 | 大さじ1〜1と1/2 ※ |
ガラムマサラ | 小さじ1 |
水 | 200ml |
顆粒昆布だし(または顆粒コンソメ) | 小さじ1 |
味噌 | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
- カレー粉は、スパイシーにする場合は大さじ1と1/2、辛さ控えめで子供でも食べやすくする場合は大さじ1で調整。
なすカレーのレシピ・作り方
なすを切って塩をふる
- ① なす(4〜5本:450g)はヘタを取って縦半分に切り、1センチ幅の斜め薄切りにします。
塩(小さじ4/5)をふって10分置き、水気を拭き取ります。
カレーのような強い味付けでも、なすの風味がしっかり引き立つようになります。
香味野菜をみじん切りに

- ② 玉ねぎ(1個:200g)・にんにく(2片:20g)・生姜(1片:10g)はみじん切りにします。
香味野菜をじっくり炒める

- ③ フライパンにバター(20g)を溶かし、玉ねぎ・にんにく・生姜を加えます。
弱めの中火〜中火で、焦げないように火力を調整しながら10分ほど炒めます。
玉ねぎがしっかり色づくまで、たまに混ぜながらじっくり炒めてください。
ひき肉を加えて炒める

- ④ ひき肉(200g)を加え、色が変わるまで中火で炒めます。
スパイスの香りを引き出す

- ⑤ カレー粉(大さじ1〜1と1/2)とガラムマサラ(小さじ1)を加え、全体にからめるように中火で30秒ほど炒め、香りを立たせます。
なすを加えて炒める

- ⑥ なすを加え、油とスパイスを吸わせるように中火で3〜4分炒めます。
調味料と水を加えて煮込む

- ⑦ 水(200ml)・顆粒昆布だし(小さじ1)・味噌(大さじ1)・醤油(大さじ1)・みりん(大さじ1)を加え、よく混ぜて、弱火で10分ほど煮詰めます。
水分がとろっとなすに絡むまで、焦がさないように、たまに混ぜながら加熱してください。
昆布だしは鰹だしよりもまろやかで角がなく、なすの柔らかな味わいととてもよく合います。
補足:顆粒昆布だしがない場合
なすカレーの仕上げと盛り付け

- ⑧ 火を止め、仕上げにバター(5g)を加え、軽く混ぜて全体にコクをまとわせます。
- ⑨ 器に盛り付け、ご飯を添えたら完成です。
味噌とバターのまろやかさがなすに馴染み、スパイスの風味と昆布だしの旨みが全体をまとめます。
ご飯との相性が抜群の、奥深い和風なすカレーです。
ぜひご家庭でお楽しみください。
よくある質問(FAQ)
なすに塩をまぶす下処理をするのはなぜですか?
なすは内部がスポンジ状で空気や水分を多く含んでいるため、そのまま調理すると油や調味料を吸いすぎてしまいます。
塩をふることで浸透圧が働き、余分な水分やアクが引き出され、なすの身がほどよく締まります。
これによって食感が崩れにくくなり、スパイスや味噌の風味とバランスよく調和して、なすの甘みや香りが際立つ仕上がりになります。
顆粒昆布だしがない場合は何で代用すればよいですか?
顆粒昆布だしがない場合は、顆粒コンソメや顆粒鰹だしで代用できます。
顆粒コンソメを使うとコクが深くなり、洋風寄りの味わいになってスパイスとよく調和します。
顆粒鰹だしを使うと和風感が強まり、なすや味噌との相性は良いですが、鰹の香りがやや前面に出やすくなります。
このように代用は可能ですが、当サイトのおすすめはやはり顆粒昆布だしです。
まろやかで角のない旨味が加わり、なすの風味が引き立って、和風カレーがより味わい深く仕上がります。
なすカレーは作り置きできますか?
なすカレーは作り置きにも適しており、冷蔵で2〜3日保存できます。
ただし、なすは時間が経つと食感がやわらかくなりやすいので、再加熱は短時間でさっと行うのがおすすめです。
冷凍保存は風味や食感が損なわれやすいため、冷蔵保存の範囲で食べ切ると美味しくいただけます。
辛さを控えめにするにはどうしたらいいですか?
辛さを抑えたい場合は、まずカレー粉の量を大さじ1に減らしてください。
さらに辛さを控えたいときは、ガラムマサラを最初から加えないか、分量を半分にして調整してください。
また、仕上げに牛乳や豆乳を大さじ2〜3加えると、まろやかになり辛味が和らぎます。
小さなお子様向けや辛味が苦手な方には、バターを少し多めに加え、コクでカバーするのもおすすめです。
使用する味噌はどのようなものが良いですか?
スーパーでよく見かける塩分11〜12%程度の米味噌や合わせ味噌がおすすめです。
特に銘柄にこだわる必要はなく、普段お味噌汁に使っているもので問題ありません。
一方で、白味噌を使うとよりまろやかで食べやすい味に仕上がり、辛さを抑えたいときにも適しています。
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