
ナスを使った味噌田楽の簡単レシピをご紹介します。
料理家の栗原心平さんが考案した「炒めナスのみそ田楽」です。
ごく一般的な味噌田楽は、グリルや網を使ってナスを焼きますが、この味噌田楽は、フライパンで揚げ焼きにするのが特徴です。
少し多めのごま油でこんがりと焼いたナスはとろっとした食感で、肉料理のような食べ応えがあります。
コクのある味噌だれと、薬味の爽やかな風味が絶妙にマッチします。
日本酒やビールや焼酎のおつまみにもぴったりですよ。
(一部情報元:テレビ東京「男子ごはん」2018年7月15日放映)
なす味噌田楽の簡単な作り方

「炒めナスのみそ田楽」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
ナス | 3本 |
しょうが(みじん切り) | 1片分 |
みょうが(千切り) | 1個分 |
白髪ねぎ | 適量 |
ごま油 | 大さじ2 |
赤味噌 | 大さじ2 |
みりん | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ1 |
- ナスはヘタを落とし、縦半分に切る。
皮目に斜めの切り込みを入れ、断面にも3本切り込みを入れる。(下の写真参照。) - 味噌だれの材料を混ぜる。
- フライパンを熱してごま油を引き、皮目を下にしてナスを並べ、強めの中火で揚げ焼きにする。
少し焼き目が付いたらひっくり返し、もう片面も揚げ焼きにする。 - 3のナスに味噌だれを塗り、器に盛る。しょうが・みょうが・白髪ねぎを添えたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
なす味噌田楽の作り方

【工程1・2】
まずナス(3本)のヘタを落とし、縦半分に切ります。(写真右)
そしてナスの皮目に細かく斜めの切り込みを入れ、断面の方にも3本切り込みを入れます。(写真中央)
続いて味噌だれの材料(赤味噌:大さじ2、みりん:大さじ1、砂糖:小さじ1)を混ぜます。(写真左上)
ナスの両面に切り込みを入れると、火の通りが良くなり、食べやすくなります。

【工程3】
次にフライパンを熱してごま油(大さじ2)を引き、皮目を下にしてなすを並べ、強めの中火で揚げ焼きにします。
ナスは皮目から焼くと、全体に万遍なく油が回りやすくなります。
逆にナスを断面の方から焼くと、もう片面を焼く前に油を吸い過ぎてしまうので、全体に行き渡りにくいそうです。

そして少し焼き目が付いたらひっくり返し、もう片面も揚げ焼きにします。

【工程4】
ナスが焼けたら、一切れずつ味噌だれを塗り、器に盛ります。

最後にみじん切りにしたしょうが(1片分)・千切りにしたみょうが(1個分)・白髪ねぎ(適量)を添えたら完成です。

こってりとした濃厚な味わいのナス味噌田楽ができます。
ナスは香ばしくてとろっとした食感に仕上がります。
ご飯がすすみますし、日本酒や焼酎のおつまみにしてもすごく良く合いますよ。
ところでこのお料理は、ナスに敢えて油をしっかり吸わせて食べ応えを出します。
ナスは油をよく吸う食材なので、油の摂り過ぎが気になる方もいらっしゃるかもしれません。
でも最近は、脂肪を悪者扱いしてはいけないと指摘する専門家が多いです。
たとえば、2018年の栄養学の超人気本「医者が教える食事術」の著者の牧田善二さんは、「脂肪は食べても太らない。質のいい油を摂取することは重要。」とおっしゃっています。
少し多めの油でこんがり焼いたナスは、肉料理のような満足感がありますよ。