電子レンジを使った、なすの簡単な蒸し方をご紹介します。
なすはレンジで加熱するだけで、とても美味しくいただけます。
レンチンしたなすに調味料と薬味をかければ、立派なおかずの完成です。
さらに、なすのレンチンは、下ごしらえの方法としても優秀です。
鍋で茹でたり、蒸し器で蒸すよりも圧倒的に簡単で、しかも、栄養をムダなく摂れるうえに、見た目も綺麗に仕上がります。
いいことづくめの調理法。
なすのレンチンを、鍋や蒸し器と比較すると、次のようなメリットがあります。
レンジを使うメリットは、まずなんと言っても簡単なこと。
鍋や蒸し器を使う場合とくらべると、かなりの時短になります。
丸ごと1個のなすの加熱時間は、レンジだったら2分。
蒸し器や鍋で調理する場合は、10分くらいかかります。
レンジ | 鍋 | 蒸し器 |
---|---|---|
また、なすの栄養は水に溶け出しやすいので、茹でるよりも蒸す方が栄養をしっかり摂れます。
レンジ | 鍋 | 蒸し器 |
---|---|---|
しかも、なすをレンジでチンすると、色良く仕上がります。
下の写真をご覧ください。
中央にあるのが、レンジで蒸したなすです。
鮮やかな紫色が印象的です。
左端が蒸し器で蒸したなす、右端が鍋で茹でたなすです。
どちらも、皮に鮮やかさがありません。
色良く仕上がる理由は、アクのもとになる「褐変酵素」という成分が、レンジで加熱することで抑えられるためです。
レンジ | 鍋 | 蒸し器 |
---|---|---|
さて、この記事では、なすをレンジで蒸す方法と合わせて、ポン酢かけや煮浸しなどのナスの人気レンジレシピもご紹介します。
レンジを使ったなすの蒸し方
電子レンジでなすを蒸す方法には、丸ごとチンする方法と、切ってからチンする方法の2パターンがあります。
当サイトのおすすめは丸ごと。
なすは切らずに丸ごとチンする方が、皮の色がより鮮やかに仕上がります。
ですから、まずは、なすを丸ごとレンジで蒸す方法をご紹介します。
丸ごとチンする方法おすすめ!
丸ごとのなすをレンジで蒸す方法です。
加熱時間の目安は、なす1個(100g)につき、600wで2分です。
なす | 1本(100g) |
- なすをラップでふんわりと包み、電子レンジ(600w)で2分加熱する。
写真をもとにレシピを説明します。
最初に、なすのヘタのあたりに、包丁で軽く切り込みを入れることをおすすめします。
切れ目を入れる理由は、ごくまれに発生する可能性のある、加熱中のなすの破裂(爆発)を防ぐためです。
電子レンジは、水分を水蒸気に変えることで加熱する仕組みになっていますが、皮付きの丸ごとのなすの場合は、加熱中に発生した水蒸気が皮に閉じ込められて行き場を失ってしまうことがあるようです。
そうならないように、水蒸気の通り道を確保します。
【工程1】
なすをラップでふんわりと包み、電子レンジ(600w)で2分加熱したら完成です。
1個(100g)を加熱する場合は、2分。
なすの加熱時間は、下の表を目安にしてください。
個数 | 加熱時間 | |
---|---|---|
600w | 500w | |
1個(100g) | 2分 | 2分30秒 |
2個(200g) | 4分 | 4分50秒 |
2個を一度に加熱する場合は、1個ずつラップをします。
そして、加熱時間が半分経ったら、一度取り出してひっくり返し、再び加熱すると、加熱ムラを抑えることができます。
チンし終えたら、とても柔らかくなっているので、包丁いらず。
箸などでスルッと裂いて、そのまま食べることもできます。
ちなみに、生のなすは油をよく吸いますが、加熱したなすは油を吸いにくくなります。
ですから、炒めものなどに使う油の量を抑えたいのなら、なすをあらかじめ加熱しておくといいですよ。
レンジを使えば短時間でなすを加熱できるので、手軽にカロリーオフできます。
切ってからチンする方法
次に、なすを切ってからレンジでチンする方法をご紹介します。
すでにお伝えした通り、なすは丸ごと1本をチンする方が色鮮やかに仕上がりますが、料理の用途によっては、あらかじめ切ってからチンした方がラクな場合もあります。
加熱時間の目安は丸ごとと同じ。
なす1個(100g)につき、600wで2分です。
なす | 2本(200g) |
- なすを適当な大きさに切り、耐熱皿にのせる。
- 1にラップをふんわりかぶせ、電子レンジ(600w)で4分加熱する。
【工程1】
まず、なす(2本:200g)を適当な大きさに切り、耐熱皿にのせます。
写真はなすを半分にしていますが、用途に応じた切り方をしてください。
あとはこれにラップをかぶせ、電子レンジ(600w)で4分加熱したら完成です。
蒸し上がりは、とても柔らかいです。
2個(200g)を加熱する場合は、4分。
なすの加熱時間は、下の表を目安にしてください。
個数 | 加熱時間 | |
---|---|---|
600w | 500w | |
1個(100g) | 2分 | 2分30秒 |
2個(200g) | 4分 | 5分 |
3個(300g) | 6分 | 7分10秒 |
続いて、なすを使った超簡単なレンジレシピをご紹介します。
なすのレンジを使った簡単レシピ
ここからは、電子レンジを使ったなすの簡単料理のレシピをご紹介します。
なすのレンジ蒸しポン酢かけ
1品めは、レンジでチンしたなすの一番簡単な食べ方です。
まずは、冒頭でお伝えした方法で、なすを丸ごとチンします。
そして、なすを食べやすいように裂き、ポン酢やごま油などをかけて、ねぎやみょうがなどの薬味を添えたら完成。
調理時間はわずか2分。
なすをさっぱり美味しくいただけます。
洋風のお料理に合わせる場合は、ドレッシングと和えてマリネにするのもいいですよ。
やみつきなすの豚肉巻き
2品めは、「やみつき なすの豚肉巻きレンジ蒸し」です。
豚バラ薄切り肉 | 4枚(130gくらい) |
なす | 1本(100g) |
塩こしょう | 適量 |
味噌 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ1と1/3 |
水 | 小さじ2 |
おろししょうが | 少々 |
- 味噌ダレの材料を混ぜ、ラップをせずに電子レンジ(600w)で30秒加熱する。
- なすのヘタを切り落とし、縦に4等分する。
なす1切れを豚バラ肉1枚で巻く。
耐熱皿に並べ、ラップをして電子レンジ(600w)で3分加熱する。 - 2を皿に盛り、1をかけたらできあがり。
【工程1】
まず、味噌ダレの材料を混ぜ、ラップをせずに電子レンジ(600w)で30秒加熱します。
味噌ダレの材料は、味噌(大さじ2)・砂糖(大さじ1と1/3)・水(小さじ2)・おろししょうが(少々)です。
【工程2】
次に、なす(1本)のヘタを切り落とし、縦に4等分します。
そして、上の写真のように、なす1切れを豚バラ肉1枚で巻きます。
続いて、なすを耐熱皿に並べ、ラップをして電子レンジ(600w)で3分加熱します。
3分くらいで十分火が入るとは思いますが、肉がまだ生っぽい場合は、様子を見ながら加熱時間を少し増やしてください。
とろっとした柔らかいなすに、脂が乗った豚バラ肉と少し甘めの味噌ダレがよく合いますよ。
なすのレンジ蒸しチーズ
次にご紹介するのは「なすのレンジ蒸しチーズ」のレシピです。
なすに味噌マヨを塗り、チーズやベーコンを散らしてレンジでチンしたら完成です。
なす | 2本 |
味噌マヨネーズ※ | 適量 |
ピザ用チーズ | 適量 |
ベーコン | 好みで1枚 |
※味噌とマヨネーズを1:1で混ぜたものを使用。
- なすのヘタを切り落とし、縦に2等分する。
耐熱皿にのせ、ラップをして電子レンジ(600w)で4分加熱する。 - 1のなすに味噌マヨネーズを塗り、ピザ用チーズを散らす。
さらにお好みで短冊切りにしたベーコンをのせる。 - 2をラップをせずに、電子レンジ(600w)でチーズが溶けるまで1〜2分加熱したらできあがり。
【工程1】
まず、なす(2本)のヘタを切り落とし、縦に2等分します。
そして耐熱皿にのせ、ラップをして電子レンジ(600w)で4分加熱します。
【工程2】
次に、チンしたなすに味噌マヨネーズ(適量)を塗り、ピザ用チーズを散らし、お好みで短冊切りにしたベーコンをのせます。
味噌マヨネーズは、味噌とマヨネーズを見た目で同量混ぜて作ります。
そして今度は、ラップをせずに、電子レンジ(600w)で1〜2分加熱し、チーズが溶けたら完成です。
レンジだけで手軽に作れる、なすの洋風おかずです。
なすのレンジで煮浸し
最後ご紹介するのは、レンジを使ったなすの人気レシピ。
揚げない煮浸し。
なすの煮浸しのレシピです。
レンジでチンするだけで、たったの10分で完成します。
超時短レシピですが、茄子にめんつゆとゴマ油がよく馴染みます。
コクと旨味のある、ご飯によく合う煮浸しです。
以上、なすのレンジレシピ4品でした。
どれも簡単で美味しいですよ。
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