自家製梅酒のおすすめの作り方をご紹介します。
私は16年ほど前から梅酒を手作りしていますが、いろいろ試した中で「やっぱりこれが一番!」と思うレシピです。
特に変わった配合ではなく、むしろ料理本などでもよく目にする分量のレシピですが、多くの人に愛される、人気の理由があると思います。
美味しく出来るうえに、買った材料を無駄なくすべて使えます。
青梅が店頭に並ぶのは、だいたい5月末から6月にかけて。
その時期に梅酒を仕込むと、1ヶ月〜3ヶ月くらいで飲み頃になっていきます。
時間の経過とともに、熟成されたまろやかな味を楽しめますよ。
材料
青梅 | 1kg |
焼酎35度(もしくはホワイトリカー) | 1,800ml |
氷砂糖 | 500〜800g |
青梅は1kg、焼酎は1升(1,800ml)使います。
市販の青梅はたいてい1kg単位になっていて、また、焼酎も一升瓶のものが売られているので、このレシピだったらどちらも無駄なく使えます。
材料の詳細については、のちほど詳しくお伝えします。
梅酒の作り方
![梅を洗う](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/06/3P9A6010-560x373.jpg)
まず、梅を選別して、傷んでいるものを取り除きます。
梅(1kg)を傷つけないように優しく洗います。
参考:梅酒に適した梅
![洗った梅の水気を拭き取る](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/06/3P9A6059-560x373.jpg)
そして、キッチンペーパーなどで、水気をしっかり拭き取ります。
![梅のヘタを取り除く](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/06/3P9A6075-560x373.jpg)
次に、梅のヘタを竹串で取り除きます。
![梅と焼酎と砂糖を保存容器に入れる](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/06/3P9A6140-560x373.jpg)
最後に、焼酎(1,800ml)と氷砂糖(500〜800g)と梅を保存容器に入れ、フタをして冷暗所(日の当たらない涼しい場所)で保管したら仕込みは完了です。
氷砂糖の量に幅を持たせていますが、甘さ控えめがお好みなら500g、しっかりした甘みを持たせたいなら800gがおすすめです。
なお、保存瓶などの入れ物は、熱湯をかけるなどして消毒したものを使ってください。
熱湯消毒のやり方は記事の最後で解説しています。
![梅酒](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/06/3P9A3615-560x389.jpg)
仕込んだ梅酒をいつから飲むかはお好みですが、だいたい1〜3ヶ月くらい経つと味が馴染んできます。
ちなみに、上の写真は、仕込んでから1年が経過した梅酒です。
きれいな琥珀色に仕上がりました。
![梅酒から梅を引き上げる](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/06/3P9A3620-560x401.jpg)
1年後に梅を引き上げれば、梅酒は何年でも常温保存することができます。
私は最長5年くらい保存したことがありますが、長期間置くと、味がまろやかになって、漬けたてとは違ったおいしさを楽しめます。
![梅酒](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/06/3P9A3578-2-560x397.jpg)
梅酒の飲み方はお好みです。
定番の水割りやお湯割りにしてもいいですし、濃いのが好きならロックで飲んでも美味しいです。
また、夏らしい割り方としては、炭酸も合いますよ。
梅酒の材料
続いて、梅酒の材料について詳しく解説します。
梅について
![梅酒の梅](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/06/3P9A6189-560x380.jpg)
梅酒は、青梅を使って作るのが一般的です。
青梅を使うと、梅酒らしいすっきりとした爽やかな味に仕上がります。
黄色い完熟梅を使うよりも風味が良いのでおすすめです。
焼酎の種類や度数について
![梅酒の焼酎](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/06/3P9A6140-560x373.jpg)
ホワイトリカーはクセのない仕上がり
焼酎は、ホワイトリカーでも代用できます。
と言うよりも、むしろ、ホワイトリカーの方が、梅酒作りではポピュラーです。
ホワイトリカーをベースにして梅酒を作ると、クセのないすっきりとした味に仕上がります。
本格焼酎はお酒の個性が反映される
一方で、本格焼酎を使うと、焼酎の個性が反映されるので、出来上がりが面白いです。
私は本格焼酎で梅酒を仕込むのが好きで、これまでいろいろな焼酎を試してきました。
本格焼酎で梅酒を作る際の注意点としては、あまりクセが強すぎないものを選ぶことです。
たとえば、香りの強い芋焼酎などは、梅の風味を邪魔してしまうので、あまり梅酒には適さないと思います。
度数は35度がおすすめ
焼酎のアルコール度数については、35度がおすすめです。
35度くらいあると保存性が高くて安心です。
一方で、保存性は劣るものの、25〜30度のものでも出来ないことはありません。
私は25度でも何回か作ったことがありますが、毎回失敗せずに美味しく飲めています。
ただ、20度以下の焼酎を使うのはおすすめしません。
砂糖について
![梅酒の砂糖](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/06/3P9A3526-560x426.jpg)
氷砂糖については、普通の白い砂糖や黒砂糖でも代用できます。
氷砂糖を使うと、砂糖がじわじわ溶けるので、梅のエキスを引き出しやすくなると言われています。
でも、実際に試したところ、粉末の砂糖との違いは正直あまり分かりません。
ですから、ムリに氷砂糖にこだわらず、好きな味の砂糖を使うのがいいと思います。
ちなみに、私は、精製度の低いブラウンシュガーを使って、コクのある梅酒を作るのも好きです。
一方で、氷砂糖を使うと、他の粉末の砂糖にくらべて、クセのないすっきりとした甘さに仕上がります。
いろいろな砂糖を使ってくらべてみると面白いですよ。
![梅酒](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/ld/4/b/4b829bac.jpg)
こちらは13年前(2010年)に撮った写真で、先にご紹介した玄米焼酎とブラウンシュガーと青梅を使って作った梅酒です。
1年で梅を引き上げずに、あえてそのまま残した3年もの。
市販の梅酒とはまた違った、濃厚なコクを楽しめます。
自作の梅酒は、いくらでも自分好みの味にアレンジできます。
今回のレシピを参考に、ぜひ手作りしてみてください。
追記:熱湯消毒について
梅酒作りに使う保存容器は、あらかじめ熱湯消毒したものを使います。
熱湯消毒の手順は、容器の内側に熱湯をまんべんなく回しかけます。
すぐに熱湯を捨てて、自然乾燥させたら完了です。
ところで、当サイトでは、梅を使ったレシピを他にもご紹介しています。
下のリンク先もぜひご覧ください。
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