梅酒の作り方。この分量がベスト!基本レシピ

梅酒の作り方

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この分量がベスト!梅酒の基本の作り方

自家製梅酒のおすすめの作り方をご紹介します。

私は16年ほど前から梅酒を手作りしていますが、いろいろ試した中で「やっぱりこれが一番!」と思うレシピです。

特に変わった配合ではなく、むしろ料理本などでもよく目にする分量のレシピですが、多くの人に愛される、人気の理由があると思います。
美味しく出来るうえに、買った材料を無駄なくすべて使えます。

青梅が店頭に並ぶのは、だいたい5月末から6月にかけて。
その時期に梅酒を仕込むと、1ヶ月〜3ヶ月くらいで飲み頃になっていきます。

時間の経過とともに、熟成されたまろやかな味を楽しめますよ。

材料

4リットル容器1本分
青梅 1kg
焼酎35度(もしくはホワイトリカー) 1,800ml
氷砂糖 500〜800g

青梅は1kg、焼酎は1升(1,800ml)使います。
市販の青梅はたいてい1kg単位になっていて、また、焼酎も一升瓶のものが売られているので、このレシピだったらどちらも無駄なく使えます。

材料の詳細については、のちほど詳しくお伝えします。

梅酒の作り方

梅を洗う

まず、梅を選別して、傷んでいるものを取り除きます。
梅(1kg)を傷つけないように優しく洗います。

参考:梅酒に適した梅


洗った梅の水気を拭き取る

そして、キッチンペーパーなどで、水気をしっかり拭き取ります。


梅のヘタを取り除く

次に、梅のヘタを竹串で取り除きます。


梅と焼酎と砂糖を保存容器に入れる

最後に、焼酎(1,800ml)と氷砂糖(500〜800g)と梅を保存容器に入れ、フタをして冷暗所(日の当たらない涼しい場所)で保管したら仕込みは完了です。

氷砂糖の量に幅を持たせていますが、甘さ控えめがお好みなら500g、しっかりした甘みを持たせたいなら800gがおすすめです。

なお、保存瓶などの入れ物は、熱湯をかけるなどして消毒したものを使ってください。
熱湯消毒のやり方は記事の最後で解説しています。

参考:梅酒に適した焼酎と砂糖の種類


梅酒

仕込んだ梅酒をいつから飲むかはお好みですが、だいたい1〜3ヶ月くらい経つと味が馴染んできます。

ちなみに、上の写真は、仕込んでから1年が経過した梅酒です。
きれいな琥珀色に仕上がりました。


梅酒から梅を引き上げる

1年後に梅を引き上げれば、梅酒は何年でも常温保存することができます。

私は最長5年くらい保存したことがありますが、長期間置くと、味がまろやかになって、漬けたてとは違ったおいしさを楽しめます。


梅酒

梅酒の飲み方はお好みです。

定番の水割りやお湯割りにしてもいいですし、濃いのが好きならロックで飲んでも美味しいです。
また、夏らしい割り方としては、炭酸も合いますよ。

梅酒の材料

続いて、梅酒の材料について詳しく解説します。

梅について

梅酒の梅

梅酒は、青梅を使って作るのが一般的です。

青梅を使うと、梅酒らしいすっきりとした爽やかな味に仕上がります。
黄色い完熟梅を使うよりも風味が良いのでおすすめです。


焼酎の種類や度数について

梅酒の焼酎

ホワイトリカーはクセのない仕上がり

焼酎は、ホワイトリカーでも代用できます。
と言うよりも、むしろ、ホワイトリカーの方が、梅酒作りではポピュラーです。

ホワイトリカーをベースにして梅酒を作ると、クセのないすっきりとした味に仕上がります。

本格焼酎はお酒の個性が反映される

一方で、本格焼酎を使うと、焼酎の個性が反映されるので、出来上がりが面白いです。
私は本格焼酎で梅酒を仕込むのが好きで、これまでいろいろな焼酎を試してきました。

私が試した中で一番のお気に入りは「玄米焼酎(35度)」です。
どっしりとした深い味わいの、うまい梅酒が作れます。

本格焼酎で梅酒を作る際の注意点としては、あまりクセが強すぎないものを選ぶことです。
たとえば、香りの強い芋焼酎などは、梅の風味を邪魔してしまうので、あまり梅酒には適さないと思います。

度数は35度がおすすめ

焼酎のアルコール度数については、35度がおすすめです。
35度くらいあると保存性が高くて安心です。

一方で、保存性は劣るものの、25〜30度のものでも出来ないことはありません。
私は25度でも何回か作ったことがありますが、毎回失敗せずに美味しく飲めています。

ただ、20度以下の焼酎を使うのはおすすめしません。


砂糖について

梅酒の砂糖

氷砂糖については、普通の白い砂糖や黒砂糖でも代用できます。

氷砂糖を使うと、砂糖がじわじわ溶けるので、梅のエキスを引き出しやすくなると言われています。

でも、実際に試したところ、粉末の砂糖との違いは正直あまり分かりません。
ですから、ムリに氷砂糖にこだわらず、好きな味の砂糖を使うのがいいと思います。

ブラウンシュガーもおすすめ

ちなみに、私は、精製度の低いブラウンシュガーを使って、コクのある梅酒を作るのも好きです。
一方で、氷砂糖を使うと、他の粉末の砂糖にくらべて、クセのないすっきりとした甘さに仕上がります。

いろいろな砂糖を使ってくらべてみると面白いですよ。


梅酒

こちらは13年前(2010年)に撮った写真で、先にご紹介した玄米焼酎とブラウンシュガーと青梅を使って作った梅酒です。

1年で梅を引き上げずに、あえてそのまま残した3年もの。
市販の梅酒とはまた違った、濃厚なコクを楽しめます。

自作の梅酒は、いくらでも自分好みの味にアレンジできます。
今回のレシピを参考に、ぜひ手作りしてみてください。

追記:熱湯消毒について

梅酒作りに使う保存容器は、あらかじめ熱湯消毒したものを使います。

熱湯消毒の手順は、容器の内側に熱湯をまんべんなく回しかけます。
すぐに熱湯を捨てて、自然乾燥させたら完了です。

ところで、当サイトでは、梅を使ったレシピを他にもご紹介しています。
下のリンク先もぜひご覧ください。

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