サイゲン大介こと、お笑いコンビ うしろシティの阿諏訪泰義(あすわたいぎ)さんが考案した、リンガーハットのちゃんぽんの再現レシピをご紹介します。
サイゲンさんは元プロの料理人で、料理を味見するだけでその味を忠実に再現する、神の舌をお持ちとか。
著書「うしろシティ 料理男子と裁縫男子」では、オリジナルレシピも披露しています。
ご存知の方は多いと思いますが、上の写真は、本物のリンガーハットのちゃんぽんです。
たっぷりトッピングされた、キャベツ・モヤシ・コーンといった優しい味の野菜。
そしてその味に寄り添うような、少し柔らかめの太麺と、マイルドで甘みのある豚骨スープが特徴です。
ちなみにサイゲンさんが再現したメニューは「野菜たっぷりちゃんぽん」。
同メニューには、上の写真の「長崎ちゃんぽん」の、およそ2倍の野菜がトッピングされています。味は同じです。
さてここからは、サイゲンさんの再現レシピについて説明します。
サイゲンさんによると、コクと甘みとクリーミーさを合わせ持つ同店のちゃんぽんは、「練りタイプの中華だし」と「牛乳」を使ってスープを作り、そのスープで野菜を煮れば、たったの15分で再現できるとのこと。
「練りタイプの中華だし」には、豚エキスと鶏ガラエキスが入っており、普通の顆粒の中華だしよりも動物性の脂が多く含まれているため、手軽に豚骨っぽい味が出せるそうです。
また「牛乳」の乳脂肪を加えることで、スープのコクとクリーミーさが表現できるとのこと。
さらにスープで野菜を煮込むことで、スープの甘みが再現できるそうです。
実際に作ってみたところ、サイゲンさんのちゃんぽんは、家庭で手軽に作るレシピとして、優れていると思いました。
本物との比較も交え、私の感想も合わせてお伝えします。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」坂上忍の得ワザ 2016年3月3日放映)
サイゲン流 ちゃんぽんの作り方
サイゲン大介さんの、「野菜たっぷりちゃんぽん」の再現レシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
醤油 | 小さじ2 |
砂糖 | 小さじ1 |
塩 | ひとつまみ |
うまみ調味料 | 小さじ3/4 |
白コショウ | 少々 |
中華だし(練りタイプ) | 小さじ1 |
干し貝柱のだし | 大さじ1 |
牛乳(成分無調整) | 50ml |
水 | 500ml |
豚バラ肉 | 40g |
小エビ | 30g |
サツマ揚げ | 40g |
カマボコ | 20g |
キャベツ | 60g |
玉ネギ | 80g |
ニンジン | 20g |
モヤシ | 80g |
長ネギ | 20g |
つけ麺用太麺 | 1玉 |
枝豆 | 15粒 |
コーン | 15g |
- 豚バラ肉は、2センチ幅に切る。玉ネギ・長ネギ・ニンジン・カマボコ・サツマ揚げは、薄切りにする。キャベツは、食べやすい大きさに切る。
- 鍋に水を入れて沸かし、水以外のスープの材料すべてを入れる。
さらにAを加え、5分ほど煮る。 - 別の鍋に湯(分量外)を沸かし、麺を5分半ほど茹でる。
常温の水でさっと洗い、軽くぬめりを落とす。 - 3を器に盛り、2のスープを注ぎ、具材をのせる。
仕上げに枝豆とコーンをトッピングしたらできあがり。
写真をもとに、レシピを説明します。
サイゲン流ちゃんぽんを作ってみた
【工程1】
まず具材を切ります。
豚バラ肉は、2センチ幅に切ります。
玉ネギ・長ネギ・ニンジン・カマボコ・サツマ揚げは、上の写真のように薄切りにします。
キャベツは、食べやすい大きさに切ります。
【工程2】
続いてスープを作り、スープで具材を煮ます。
水を鍋に入れて沸かし、水以外のスープの材料すべてを混ぜたら、スープの完成です。
そして、具材Aをスープに加え、5分ほど煮ます。
【工程3】
具材を煮ている間に、別の鍋で麺を茹でます。
なお麺の茹で時間は「5分半」とありますが、使用する麺によって茹で時間は異なると思いますので、加減してください。
ちなみに私は、商品に記載された通りの茹で時間にしました。
【工程4】
麺を器に盛り、スープを注ぎ、煮込んだ具材をのせます。
仕上げに枝豆とコーンをトッピングしたらできあがり。
さて、さっそくいただいてみたところ、残念ながら、リンガーハットのちゃんぽんにそっくりとは思えませんでした。
夫と2人で試食したのですが、スープの味が全然違うというのが、共通した正直な感想です。
ですが、サイゲンさんのちゃんぽんの味も、さっぱりとしていて、とても美味しいです。
上の写真の左のタッパーに入ったものは、本物のリンガーハットのちゃんぽんのスープです。
事前に同店でちゃんぽんをいただき、スープの味を比較するために、少し持ち帰ってきました。
見た目は本物の方が少し白っぽいくらいであまり変わらないのですが、味の方はけっこう違います。
本物はもっとずっとコクがあり、コッテリしています。
一方のサイゲンさんのちゃんぽんは、本物にくらべると、さっぱりしています。
豚骨というよりは、塩ラーメンに近いあっさりとした味です。
ヘルシー志向の女性にウケそうなちゃんぽんだと、私は思います。
家庭で作るあっさり味のちゃんぽんのレシピとして、おすすめですよ。