恵方巻きに使われる具材で最もポピュラーなものは、かんぴょう・きゅうり・しいたけ・だし巻き・うなぎ・でんぶだそうです。
わが家ではこれらのうち、うなぎをマグロで代用して、さらに胡麻を加えて具材を7種類にして、ポピュラーな恵方巻きをつくりました。
今日は、わが家の「恵方巻き」のレシピをご紹介します。
ところで、恵方巻きには次のようなルールがあります。
- 「福を巻きこむ」という意味あいで、巻き寿司をつくる。
- 「縁を切らない」ために、包丁は入れない。
- 七福神にあやかって7種類の具を入れる。
- 恵方(その年の歳徳神の方角)を向いて食べる。
- 願い事をしながら一人一本を黙って食べる。しゃべると運が逃げる。
節分に恵方巻きを食べる風習は、関西の海苔・寿司業者が行った販売促進に端を発すると言われています。ですから、恵方巻きを食べるルールも、その関係業者がつくったのかもしれません。
でもせっかく食べるんだったら、上のルールを覚えて、縁起を担ぐ食べ方をしたいものです。
わが家の「恵方巻き」
マグロの切り身 | 130g |
酒 | 小さじ1/2 |
みりん | 小さじ1/2 |
醤油 | 小さじ1 |
干ししいたけ | 中2個 |
戻し汁 | 大さじ3 |
酒 | 大さじ1/3 |
みりん | 大さじ1 |
醤油 | 小さじ2と1/2 |
かんぴょう | 12g |
だし汁 | 75cc |
みりん | 大さじ1/2 |
酒 | 大さじ1/3 |
醤油 | 小さじ1と1/2 |
卵 | 2個 |
だし汁 | 大さじ1と1/2 |
グラニュー糖 | 大さじ1と1/4 |
塩 | ひとつまみ |
醤油 | 少々 |
キュウリ | 1/2本 (縦に4等分したものを2本) |
塩 | 少々 |
でんぶ | 適量 |
いり胡麻 | 少々 |
焼き海苔 | 2枚 |
普通に炊いたご飯 | 生米1.5カップ分 |
塩 | 小さじ3/4 |
上白糖 | 大さじ1と2/3 |
酢 | 大さじ2 |
昆布 | 5センチ角1枚 |
- 【寿司飯】ご飯以外の材料を全て混ぜ、昆布が戻るまでしばらく置く。昆布を除いたものを炊きたてのご飯に加え、手早く混ぜて団扇などであおぎ冷ます。
- 【マグロ】酒・みりんを小鍋に入れ、しばらく沸騰させてアルコールを飛ばす。醤油を加えて冷ます。太巻きにしやすい太さ・長さにカットしたマグロを、この調味液につけて暫く置く。
- 【しいたけ】水で戻す。戻し汁・みりん・酒でしばらく煮て、最後に醤油を加えて煮切る。
- 【かんぴょう】かんぴょうは、水に浸して戻す。さらにたっぷりの塩で揉んでよく洗う。だし汁・みりんを加えて火にかけ、しばらく煮る。最後に醤油を加えて味を調える。
- 【卵】材料すべてを合わせてよく混ぜ、厚焼き卵をつくる。1.5センチ角で、海苔の幅と同じくらいの長さの棒状2本に切る。
- 【きゅうり】塩を揉んでしばらく置き、水気をよく拭き取る。
- 【太巻きをつくる】巻きすの上に海苔を敷き、海苔の巻き終わり1センチを残して全面に寿司飯を薄く均等にのせる。巻き終わりの一番端の海苔の上に、1センチ間隔でご飯粒を1~2粒つける。(このご飯粒は、巻き終わりをぴったりとくっつける糊のような役割をする。)
- 2~6のすべての具材とでんぶ・炒り胡麻を7にのせて巻く。
具材1つ1つの下ごしらえに少々手間がかかりましたが、素朴な美味しさが感じられる太巻きができました。
太巻きをつくったらカットして綺麗な断面を見せたいところですが、今日ばかりは、1本を切らずにそのまま食べる恵方巻きのルールに従っていただきました。
具材のバリエーションは無限に生み出せますから、来年はまた新しい食材を使って楽しめそうです。