美容と筋活におすすめ!おから&おからパウダーの栄養成分を解説。

おから・おからパウダーの栄養成分


ダイエット食・健康食として人気沸騰中の食材、「おから」と「おからパウダー」。

この記事では、「生おから」と「おからパウダー」に含まれる栄養成分と、期待できる健康効果についてご紹介します。

効能をひとことでまとめるとすれば、おからは、美容と筋活におすすめです。

おからパウダーとは

おからパウダーとは、豆腐を作る時に大量に出るおからを乾燥させて粉末にしたもののことを言います。
おから自体にも栄養が豊富に含まれていますが、おからパウダーには栄養がさらにギュッと詰まっています。

おからパウダーの栄養面での主な特徴としては、次の3つが挙げられます。

  • 低糖質
  • 高タンパク質
  • 食物繊維が豊富

それぞれについて詳しく説明します。


おから・おからパウダーの栄養成分

おからとおからパウダーに含まれる主な栄養成分について解説します。

おから・おからパウダーの栄養成分

糖質

まずは、糖質について。

下の表は、おからとおからパウダーに含まれる糖質量を、小麦粉と比較したものです。
この表を見ていただくと、この2つの糖質量が圧倒的に低いことが分かります。

糖質量(g/100g)
出典:食品別糖質量ハンドブック

おからパウダーの糖質量は9.0g。
おからに至っては、たった2.4gです。

糖質オフダイエットに取り組んでいる方が、小麦粉の代わりにおから類を愛用する理由が分かりますね。



タンパク質

続いては、タンパク質についてです。

冒頭でお伝えした通り、おからパウダーにはタンパク質が豊富に含まれています。
同じ大豆加工食品と比べても、その含有量は多いです。

タンパク質の量(g/100g)
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

大豆加工食品自体がタンパク質を多く含んでいるので、生おからも決して低いわけではありません。
ただ、おからパウダーと比べると、やはり見劣りします。


食物繊維

次は、食物繊維。
こちらは、おからパウダーが圧倒的です。

食物繊維の量(g/100g)
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

おからパウダーの食物繊維量は、43.6g。
木綿豆腐の、なんと100倍以上です。


カロリー

ラストは、カロリーです。

食物繊維の量(kcal/100g)
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

おからパウダーには成分が詰まっているので、カロリーはそこそこあります。
とは言え、カロリーに関しては色々な考え方があり、例えば、糖質制限ダイエットを推奨している専門家の多くは、カロリーは関係ないと仰っています。

続いては、おから類の健康効果についてです。


おから・おからパウダーの健康効果

おから・おからパウダーの健康効果

ここからは、これまで紹介したデータをもとに、おから及びおからパウダーの健康効果について解説します。

低糖質で高タンパク

おからパウダーの栄養面の特徴は、何と言っても、低糖質なうえに高タンパクなこと。
タンパク質をしっかり摂りつつも、糖質を低く抑えることができます。

ところで、タンパク質と言えば、筋肉を作るために欠かせない栄養です。
肉や魚などに豊富に含まれていますが、おからパウダーには、そうした動物性のタンパク質以上に、「ロイシン」という筋肉を作る働きを刺激するアミノ酸がたっぷり含まれています。
おからパウダーは、筋活をしている方にもおすすめです。

ちなみに、タンパク質は毎食均等に摂った方が良いようなので、おからパウダーはこまめに摂るといいですよ。

食べ過ぎ防止に役立つ

また、おからパウダーには水を含むと3倍に膨張するという性質があり、食物繊維が大変豊富なので、食前に摂ることでドガぐいを防ぐことができます。

食後の高血糖を防ぐ

おからパウダーは、タンパク質や食物繊維とともに、脂質も多く含む食品です。

タンパク質・食物繊維・脂質。
これらを豊富に含む食品は、糖質よりも先に食べるのが大切です。
そうすると、食後の血糖値の上昇を防ぐことができると言われています。

おからパウダーは、食事の前に食べるのがベストですよ。


以上、おからとおからパウダーの栄養成分と健康効果についてお伝えしました。

おから類、特におからパウダーは栄養面でとても優秀な食材です。
常温で保存できるのも嬉しいところ。
私も、食生活に取り入れています。

関連レシピ