甘さ控えめで果肉感が楽しめる、基本のいちごジャムレシピをご紹介します。
砂糖はいちごの重量の40%だけですが、とろみがしっかりと付き、果肉のやわらかさが引き立ちます。
また、いちごの風味も豊かに感じられます。
いちご1パック(約300g)から気軽に作れ、1〜2パックで量を調整できるので、ジャムを少量だけ作りたいときにもぴったりです。
アクの取り方やレモン汁を加えるタイミングなど、初心者でも失敗しにくいポイントを丁寧に解説しています。
いちごの季節にぜひ試してほしい、わが家の定番レシピです。
材料
いちご | 1〜2パック(300〜600g程度)※ |
グラニュー糖 | いちご重量の40% |
レモン汁 | いちご300gごとに大さじ1(600gなら大さじ2) |
- 1パック約300gを目安に、1パックでも2パックでも作れます。
お好みの量でどうぞ。
いちごジャムのレシピ・作り方
いちごのヘタを取り、切り分ける

- ① いちごは洗って水気を拭き取り、ヘタを取り除きます。
普通サイズは縦に半分、大きいものは4等分くらいに切ります。
ただ、未熟なものが混ざっていても、ペクチンが多いためとろみがつきやすいというメリットもあります。
なお、いちごは同じくらいのサイズに切ることで、加熱ムラが出にくくなり、果肉感も程よく残ります。
グラニュー糖とレモン汁を用意する

- ② いちごの重量を計量し、その40%のグラニュー糖と、いちご300gにつき大さじ1のレモン汁を用意します。
いちごにグラニュー糖を混ぜる

- ③ 鍋にいちごとグラニュー糖を入れてざっと混ぜ、20分ほど置いて果汁を引き出します。
いちごを加熱してアクを取る

- ④ 中火にかけて、いちごがしっかり浸るくらい果汁が出て、全体がふつふつと煮立った状態になったらアクを取ります。
レモン汁を加える

- ⑤ アクをある程度取ったら、レモン汁を加えます。
あとから加えることで見た目がきれいに仕上がり、風味もアップして、とろみも出やすくなります。
※ 理由の詳しい説明は下のFAQで紹介しています。
煮詰めて水分を飛ばす
- ⑥ 弱めの中火にして、13〜15分ほど煮詰め、水分を飛ばします。
煮詰めている間は、アクをきれいに取り除きつつ、焦げないようにたまにヘラで混ぜます。
いちごジャムの完成!

- ⑦ ゆるいとろみが付き、ヘラで底をすくって跡が一瞬残るくらいになったら、火を止めます。
分かりにくいときは、冷たい小皿に少し垂らして、傾けたときにすぐに流れず、ゆっくり動けば大丈夫です。 - ⑧ 清潔な保存容器(よく洗った瓶など)に入れ、粗熱が取れたらフタをして冷蔵庫に入れます。
冷蔵保存で2週間を目安に食べ切ります。
いちごの優しい甘さがぎゅっと詰まった手作りジャム。
朝食のトーストやヨーグルトに添えるだけで、ちょっと贅沢な気分に浸れます。
手軽に作れて保存もできるので、ぜひお試しください。
よくある質問(FAQ)
いちごが濡れたままヘタを取ってもいいですか?
いちごが濡れたままヘタを取ると、ヘタの部分から水分が入りやすく、傷みの原因になります。
洗ったあとは、水気をよく拭き取ってからヘタを取るのがおすすめです。
レモン汁は、アクを取ったあとに加えるのはなぜですか?
レモン汁を早く加えると、酸の作用でアクが細かく広がりやすくなり、取りにくくなってしまうことがあります。
その結果、仕上がりが濁る原因になることも。
アクをある程度取ってから加えることで見た目がきれいに仕上がるうえに、雑味のないクリアな味が楽しめます。
また、ペクチンの働きも高まってとろみが出やすくなります。
砂糖控えめでも自然なとろみが出る、大切なポイントです。
煮詰め時間13〜15分でもとろみは出ますか?
砂糖は控えめ(いちごの40%)でも、レモン汁をあとから加えて13〜15分ほど煮詰めれば、自然なとろみがつきます。
冷めるとさらにとろみが増すので、煮詰めすぎには注意してください。
冷凍いちごでも作れますか?
冷凍いちごでも美味しいジャムは作れますが、解凍する必要があるため、今回のレシピとは手順が少し異なります。
冷凍いちごは解凍時に水分が出やすく、生のいちごよりも短時間で煮詰まりやすいため、時短で仕上げられるのもメリットです。
当サイトでは、冷凍いちごを使って電子レンジやフライパンで手軽に作れる、別のジャムレシピをご紹介しています。
風味が豊かでコスパもよく、業務スーパーやコンビニの冷凍いちごにもぴったりです。
詳しいレシピはこちらをご覧ください。
冷凍いちごで時短!甘さ控えめの簡単いちごジャムレシピ
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