
春になるとあちらこちらに咲くたんぽぽ。
身近な植物ですが、実は葉を食べることができるのをご存知でしょうか?
世界では、たんぽぽの葉を使った料理が古くから親しまれており、サラダやおひたし、薬草としても幅広く活用されています。
今回は、そんなたんぽぽの葉を取り入れた、春にぴったりの「たんぽぽクッキー」のレシピをご紹介します。
たんぽぽの食べ方に興味がある方や、たんぽぽを使ったレシピに挑戦してみたい方にもおすすめの、素朴な甘さとほろ苦さが魅力の焼き菓子です。
材料
たんぽぽの葉 | 20g |
無塩バター ※ | 60g |
砂糖 | 35g |
溶き卵 | 25g(1/2個分) |
薄力粉 | 120g |
塩 | 小さじ1/8 |
- 室温に戻しておきます
たんぽぽクッキーのレシピ・作り方
たんぽぽの葉を茹でる
- ① たんぽぽの葉は、春先の若い新芽を使い、根元の硬い部分を取り除きます。
鍋に湯(1リットル)を沸かし、塩(小さじ1/2:分量外)を加え、たんぽぽの葉を20秒ほどさっと茹でます。
また、色もいっそう鮮やかに仕上がります。
たんぽぽの葉をみじん切りにする
- ② 茹でたたんぽぽの葉をすぐに冷水に取り、水気をしっかりと絞ります。
みじん切りにして、残った水気をさらにきっちりと絞ります。
葉の水気をしっかり取り除くことで、サクほろ食感がきれいに出ます。
バターを泡だて器で練る

- ③ 室温に戻した無塩バターをボウルに入れ、泡立て器でクリーム状に練ります。
砂糖をバターに混ぜる
- ④ ボウルに砂糖を加え、ふんわりするまでよくすり混ぜます。
溶き卵をバターに混ぜる

- ⑤ 溶き卵を少しずつ加え、その都度よく混ぜます。
たんぽぽの葉を生地に混ぜる

- ⑥ たんぽぽの葉と塩を加えて混ぜます。
薄力粉を生地に混ぜる
- ⑦ ふるった薄力粉を加え、ゴムベラで切るように混ぜます。
粉っぽさがなくなってきたら、ヘラで折るようにして生地をまとめます。
生地を棒状に成形し、冷やす

- ⑧ 生地をラップの上に取り出し、長さ約20センチの棒状に成形します。
- ⑨ 生地をラップでぴったりと包み、冷蔵庫で30分以上しっかり冷やして、包丁で切りやすくします。
生地をスライスして天板に並べる
- ⑩ 冷えた生地をラップから取り出し、約1.3センチ幅にスライスして、15枚くらいに切り分けます。
- ⑪ オーブンシートを敷いた天板に間隔をあけて並べます。
たんぽぽクッキーの完成

- ⑫ 180度に予熱したオーブンで15分ほど焼きます。
- ⑬ うっすらきつね色に焼き上がったら取り出し、ケーキクーラー(網など)の上で冷ましたら完成です。
春に咲くたんぽぽは、見て楽しむだけでなく、葉を食べることもできる植物です。
今回ご紹介した「たんぽぽクッキー」は、たんぽぽの食べ方のひとつとして、日常にも取り入れやすいお菓子です。
素朴な甘さと、ほろ苦さのバランスを楽しみながら、春のたんぽぽ料理を気軽に味わってみてください。
よくある質問(FAQ)
たんぽぽクッキーには、どんなたんぽぽの葉を使えばよいですか?
春先の若い新芽(まだ葉が柔らかいもの)を選んでください。
苦味がやわらかく、クッキーの生地にもなじみやすくなります。
採取する場合は、農薬や排気ガスの影響を受けていない場所を選びましょう。
たんぽぽの葉は生のまま使えますか?
いいえ、必ずさっと湯がいてから使ってください。
茹でることで余分な苦味が抜け、食感もよくなります。
冷水にとってしっかり水気を取ることが大切です。
たんぽぽクッキーの味はどんな感じですか?
素朴な甘さの中に、たんぽぽの葉ならではのほろ苦さがアクセントになっています。
春の山菜に似た自然な苦味を、手軽なお菓子として楽しめる味わいです。
他にたんぽぽを使った料理はありますか?
当サイトでご紹介しているのは「たんぽぽクッキー」のみですが、たんぽぽの葉は、サラダやおひたし、天ぷらなどの料理にも使えます。
身近な野草として、日々の料理にも気軽に取り入れてみてください。
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