おからパウダーの作り方!一番おすすめはレンジとフライパンの併用。

おからパウダーの作り方


生おからを使った、おからパウダー(乾燥おから)の作り方をご紹介します。

電子レンジとフライパンを併用する、いいとこ取りの方法。
おからパウダーを短時間できれいに手作りできます。

レンジだけだと、意外と水分が抜けにくい

電子レンジを使うと手軽ですが、デメリットは、加熱中におからをかき混ぜられないこと。
ですから、皿の底の方にあるおからの水分がやや抜けにくいです。
なお、この点は、オーブンを使っても同様です。

フライパンだけだと、時間がかかる

一方、フライパンでかき混ぜながら加熱すると、均一に水分を飛ばせますが、そこそこ時間がかかります。

併用がおすすめ

そこでオススメなのが、電子レンジとフライパンのハイブリッド。
電子レンジで水分をあらかた飛ばした後に、フライパンで一気に仕上げます。

この方法を使えば、200gくらいの生おからが、15分ちょっとで乾燥おからになります。
あとは、フードプロセッサーなどで粉砕し、市販品のようにきめ細かくするだけです。


ちなみに、100gくらいの少量の生おからを乾燥させるのなら、レンジだけで加熱するのもいいですよ。
大きな耐熱皿に薄く広げれば、おからの水分を効率よく取ることができます。

それぞれの詳しいやり方を写真とともに解説します。
また、記事の最後には、オーブンを使った方法も参考として紹介します。


レンジとフライパンを併用おすすめ!

レンジとフライパンで作ったおからパウダーの作り方

まずご紹介するのは、電子レンジとフライパンを併用した、おからパウダーの作り方です。

おからの量を変えてもOK

レシピは200gの生おからを使っていますが、100gやそれ以下でも作れますし、もう少し多くてもOKです。

量を少なくする場合はレンジ&フライパンの加熱時間を少なめに、逆に量を多くする場合は加熱時間を多めに調整してみてください。

材料

乾燥おから64g分:調理時間16分
生おから 200g

作り方

  1. 大きめの耐熱皿に生おからを万遍なく広げ、ラップなしで、電子レンジ(600w)で2分加熱する。
  2. いったん取り出し、おからのかたまりを潰しながら、全体をよく混ぜる。
    再びラップなしで、600wで2分加熱する。
    そしてもう1度よく混ぜ、ラップなしで600wで2分加熱する。(合計の加熱時間は6分。)
  3. 大きめのフライパンに2を入れ、フライパンを温める。弱火〜弱めの中火で、焦がさないように混ぜながら10分ほど乾煎からいりする。
    水分が飛んでパラパラになったら、そのまま冷ます。これで乾燥おからのできあがり。
  4. フードプロセッサーかミルサーにかけ、粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーの完成。
    冷蔵庫で4〜5日保存できる。

写真をもとにレシピを説明します。

耐熱皿にのせたおから

【工程1】
まず、大きめの耐熱皿に生おからを万遍なく広げます。
この時、ヘラなどを使って、おからの大きなかたまりをつぶしてください。

次に、ラップをせずに、電子レンジ(600w)で2分加熱します。


レンジで加熱したおから

チンし終えたらレンジから取り出し、おからのかたまりを潰しながらよく混ぜます。

そして、この一連の作業をあと2回繰り返します。

再び、600wで2分加熱。
取り出してよく混ぜ、また、600wで2分チン。
トータルの加熱時間は6分。
これでおからの水分がかなり抜けます。

回数 加熱時間(600w)
1回目 2分・よく混ぜる
2回目 2分・よく混ぜる
3回目 2分・よく混ぜる


フライパンでおからを乾煎りする

【工程2】
次に、大きめのフライパンにおからを入れ、フライパンを温めます。

そして、弱火〜弱めの中火で、焦がさないように混ぜながら10分ほど乾煎からいりします。
油は引きません。


フライパンで乾煎りしたおからを冷やす

しっかり水分が飛んだら、そのまま冷まします。

水分が完全に飛んだか分からない場合は、いったん冷ましてみるといいです。
粗熱を取ったあとにまだ湿っているようだったら、もう少しフライパンで乾煎りしてみてください。

これで乾燥おからの完成です。
写真をご覧いただくと分かる通り、出来上がった乾燥おからは粒子がかなり粗い状態です。
このまま使うことももちろんできますが、もうひと手間かけると、市販品のようにきれいなパウダー状にすることができます。


乾燥おからをフードプロセッサーで粉砕する

【工程4】
フードプロセッサーかミルサーで粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーが完成します。



自作おからパウダーの完成

仕上がりは、市販品とそっくりです。

市販のおからパウダーには、粒子が粗いタイプと細かいタイプがありますが、手作りのおからパウダーの見た目は、粒子が粗いタイプに近いです。


手作りおからパウダーの日持ち

ただ、手作りおからは、市販品ほど長持ちしません。
日持ちは、冷蔵保存で4〜5日。

長期保存したい場合は、冷凍してください。
冷凍する際には、小分けにしてラップでぴったり包むか、保存袋に入れます。
冷凍庫に入れると、2〜3週間日持ちします。

次に、レンジだけを使ったおからパウダーの作り方をご紹介します。

レンジのみ少量向け!

レンジを使ったおからパウダーの作り方

レンジだけを使ったおからパウダーの作り方です。

この方法は、少量のおからパウダーを作る時に向いています。

材料

乾燥おから32g分:調理時間10分
生おから 100g

作り方

  1. 大きめの耐熱皿に生おからを万遍なく広げ、ラップなしで、電子レンジ(600w)で2分加熱する。
  2. いったん取り出し、おからのかたまりを潰しながら、全体をよく混ぜる。
    再びラップなしで、600wで2分加熱する。
    そしてもう1度よく混ぜ、ラップなしで600wで1分加熱する。
  3. さらによく混ぜて、ラップなしで600wで30秒〜1分加熱する。これをパラパラになるまで4〜5回続ける。冷ましたら、乾燥おからのできあがり。
  4. フードプロセッサーかミルサーにかけ、粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーの完成。
    冷蔵庫で4〜5日保存できる。

おからを耐熱皿に乗せる

【工程1・2・3】
まず、大きめの耐熱皿に生おからを万遍なく広げます。
おからの大きなかたまりを潰して、きれいに広げてください。



レンジで加熱したおからをかき混ぜる

そして、電子レンジで加熱して、その都度、かたまりを潰しながらよく混ぜます。

加熱時間は、下の表をご覧ください。
4回目以降は、おからがパラパラになるまで、追加で4〜5回ほど繰り返してください。

回数 加熱時間(600w)
1回目 2分・よく混ぜる
2回目 2分・よく混ぜる
3回目 1分・よく混ぜる
4回目以降 600w30秒〜1分・よく混ぜる

乾燥おからをフードプロセッサーで粉砕する
【工程4】
最後に、フードプロセッサーかミルサーにかけ、粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーが完成します。

この方法で作ったおからパウダーも、日持ちは冷蔵で4〜5日、冷凍で2〜3週間です。

最後に、オーブンを使ったおからパウダーの作り方をご紹介します。

オーブン

オーブンを使ったおからパウダーの作り方

おからパウダーは、オーブンで作ることもできます。

レンジやフライパンを使う方が手軽だと思いますが、参考にしてください。

材料

乾燥おから64g分:調理時間35分
生おから 200g

作り方

  1. 天板にクッキングシートを敷き、生おからを万遍なく広げる。
    110度に温めたオーブンで10分焼く。
  2. いったん取り出してよく混ぜ、110度で5分焼く。
    これをあと4回ほど繰り返し、水分が飛んでパラパラになったら、そのまま冷ます。これで乾燥おからのできあがり。
  3. フードプロセッサーかミルサーにかけ、粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーの完成。
    冷蔵庫で4〜5日保存できる。

天板におからを広げる

【工程1】
まず、天板にクッキングシートを敷き、生おからを万遍なく広げます。

次に、110度に温めたオーブンで10分焼きます。



オーブンで乾燥させたおからを混ぜる

【工程2】
そして、いったん取り出してよく混ぜ、今度は110度で5分焼きます。

あとはこれを4回ほど繰り返し、水分が飛んでパラパラになったら、そのまま冷まします。
これで乾燥おからの完成です。

回数 加熱時間(110度)
1回目 10分・よく混ぜる
2回目以降 5分・よく混ぜる

フードプロセッサーで乾燥おからを粉砕する
【工程4】
最後に、フードプロセッサーかミルサーにかけ、粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーが完成します。

この方法で作ったおからパウダーも、日持ちは冷蔵で4〜5日、冷凍で2〜3週間です。

以上、おからパウダーの作り方でした。

当サイトのイチオシは、電子レンジとフライパンの併用です。
簡単におからパウダーを作れるので、スーパーでおからパウダーが品切れている時などに参考にしてください。

コメント

このお料理についてのご感想などをお寄せください。
サイト運営の参考にさせていただきます。
頂いたコメントには、2〜3日以内にメールアドレス宛に回答いたします。(詳細
メールアドレスの入力ミスにご注意ください。
なお、頂いたコメント及びその後のメール等でのやり取りは、この欄でご紹介させていただく場合がございます。

関連レシピ