生おからを使った、おからパウダー(乾燥おから)の作り方をご紹介します。
電子レンジとフライパンを併用する、いいとこ取りの方法。
おからパウダーを短時間できれいに手作りできます。
電子レンジを使うと手軽ですが、デメリットは、加熱中におからをかき混ぜられないこと。
ですから、皿の底の方にあるおからの水分がやや抜けにくいです。
なお、この点は、オーブンを使っても同様です。
一方、フライパンでかき混ぜながら加熱すると、均一に水分を飛ばせますが、そこそこ時間がかかります。
そこでオススメなのが、電子レンジとフライパンのハイブリッド。
電子レンジで水分をあらかた飛ばした後に、フライパンで一気に仕上げます。
この方法を使えば、200gくらいの生おからが、15分ちょっとで乾燥おからになります。
あとは、フードプロセッサーなどで粉砕し、市販品のようにきめ細かくするだけです。
ちなみに、100gくらいの少量の生おからを乾燥させるのなら、レンジだけで加熱するのもいいですよ。
大きな耐熱皿に薄く広げれば、おからの水分を効率よく取ることができます。
それぞれの詳しいやり方を写真とともに解説します。
また、記事の最後には、オーブンを使った方法も参考として紹介します。
レンジとフライパンを併用おすすめ!
まずご紹介するのは、電子レンジとフライパンを併用した、おからパウダーの作り方です。
レシピは200gの生おからを使っていますが、100gやそれ以下でも作れますし、もう少し多くてもOKです。
量を少なくする場合はレンジ&フライパンの加熱時間を少なめに、逆に量を多くする場合は加熱時間を多めに調整してみてください。
材料
生おから | 200g |
作り方
- 大きめの耐熱皿に生おからを万遍なく広げ、ラップなしで、電子レンジ(600w)で2分加熱する。
- いったん取り出し、おからのかたまりを潰しながら、全体をよく混ぜる。
再びラップなしで、600wで2分加熱する。
そしてもう1度よく混ぜ、ラップなしで600wで2分加熱する。(合計の加熱時間は6分。) - 大きめのフライパンに2を入れ、フライパンを温める。弱火〜弱めの中火で、焦がさないように混ぜながら10分ほど乾煎りする。
水分が飛んでパラパラになったら、そのまま冷ます。これで乾燥おからのできあがり。 - フードプロセッサーかミルサーにかけ、粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーの完成。
冷蔵庫で4〜5日保存できる。
写真をもとにレシピを説明します。
【工程1】
まず、大きめの耐熱皿に生おからを万遍なく広げます。
この時、ヘラなどを使って、おからの大きなかたまりをつぶしてください。
次に、ラップをせずに、電子レンジ(600w)で2分加熱します。
チンし終えたらレンジから取り出し、おからのかたまりを潰しながらよく混ぜます。
そして、この一連の作業をあと2回繰り返します。
再び、600wで2分加熱。
取り出してよく混ぜ、また、600wで2分チン。
トータルの加熱時間は6分。
これでおからの水分がかなり抜けます。
回数 | 加熱時間(600w) |
---|---|
1回目 | 2分・よく混ぜる |
2回目 | 2分・よく混ぜる |
3回目 | 2分・よく混ぜる |
【工程2】
次に、大きめのフライパンにおからを入れ、フライパンを温めます。
そして、弱火〜弱めの中火で、焦がさないように混ぜながら10分ほど乾煎りします。
油は引きません。
しっかり水分が飛んだら、そのまま冷まします。
水分が完全に飛んだか分からない場合は、いったん冷ましてみるといいです。
粗熱を取ったあとにまだ湿っているようだったら、もう少しフライパンで乾煎りしてみてください。
これで乾燥おからの完成です。
写真をご覧いただくと分かる通り、出来上がった乾燥おからは粒子がかなり粗い状態です。
このまま使うことももちろんできますが、もうひと手間かけると、市販品のようにきれいなパウダー状にすることができます。
【工程4】
フードプロセッサーかミルサーで粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーが完成します。
仕上がりは、市販品とそっくりです。
市販のおからパウダーには、粒子が粗いタイプと細かいタイプがありますが、手作りのおからパウダーの見た目は、粒子が粗いタイプに近いです。
手作りおからパウダーの日持ち
ただ、手作りおからは、市販品ほど長持ちしません。
日持ちは、冷蔵保存で4〜5日。
長期保存したい場合は、冷凍してください。
冷凍する際には、小分けにしてラップでぴったり包むか、保存袋に入れます。
冷凍庫に入れると、2〜3週間日持ちします。
次に、レンジだけを使ったおからパウダーの作り方をご紹介します。
レンジのみ少量向け!
レンジだけを使ったおからパウダーの作り方です。
この方法は、少量のおからパウダーを作る時に向いています。
材料
生おから | 100g |
作り方
- 大きめの耐熱皿に生おからを万遍なく広げ、ラップなしで、電子レンジ(600w)で2分加熱する。
- いったん取り出し、おからのかたまりを潰しながら、全体をよく混ぜる。
再びラップなしで、600wで2分加熱する。
そしてもう1度よく混ぜ、ラップなしで600wで1分加熱する。 - さらによく混ぜて、ラップなしで600wで30秒〜1分加熱する。これをパラパラになるまで4〜5回続ける。冷ましたら、乾燥おからのできあがり。
- フードプロセッサーかミルサーにかけ、粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーの完成。
冷蔵庫で4〜5日保存できる。
【工程1・2・3】
まず、大きめの耐熱皿に生おからを万遍なく広げます。
おからの大きなかたまりを潰して、きれいに広げてください。
そして、電子レンジで加熱して、その都度、かたまりを潰しながらよく混ぜます。
加熱時間は、下の表をご覧ください。
4回目以降は、おからがパラパラになるまで、追加で4〜5回ほど繰り返してください。
回数 | 加熱時間(600w) |
---|---|
1回目 | 2分・よく混ぜる |
2回目 | 2分・よく混ぜる |
3回目 | 1分・よく混ぜる |
4回目以降 | 600w30秒〜1分・よく混ぜる |
最後に、フードプロセッサーかミルサーにかけ、粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーが完成します。
この方法で作ったおからパウダーも、日持ちは冷蔵で4〜5日、冷凍で2〜3週間です。
最後に、オーブンを使ったおからパウダーの作り方をご紹介します。
オーブン
おからパウダーは、オーブンで作ることもできます。
レンジやフライパンを使う方が手軽だと思いますが、参考にしてください。
材料
生おから | 200g |
作り方
- 天板にクッキングシートを敷き、生おからを万遍なく広げる。
110度に温めたオーブンで10分焼く。 - いったん取り出してよく混ぜ、110度で5分焼く。
これをあと4回ほど繰り返し、水分が飛んでパラパラになったら、そのまま冷ます。これで乾燥おからのできあがり。 - フードプロセッサーかミルサーにかけ、粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーの完成。
冷蔵庫で4〜5日保存できる。
【工程1】
まず、天板にクッキングシートを敷き、生おからを万遍なく広げます。
次に、110度に温めたオーブンで10分焼きます。
【工程2】
そして、いったん取り出してよく混ぜ、今度は110度で5分焼きます。
あとはこれを4回ほど繰り返し、水分が飛んでパラパラになったら、そのまま冷まします。
これで乾燥おからの完成です。
回数 | 加熱時間(110度) |
---|---|
1回目 | 10分・よく混ぜる |
2回目以降 | 5分・よく混ぜる |
最後に、フードプロセッサーかミルサーにかけ、粉砕すれば、キメの細かいおからパウダーが完成します。
この方法で作ったおからパウダーも、日持ちは冷蔵で4〜5日、冷凍で2〜3週間です。
以上、おからパウダーの作り方でした。
当サイトのイチオシは、電子レンジとフライパンの併用です。
簡単におからパウダーを作れるので、スーパーでおからパウダーが品切れている時などに参考にしてください。
このお料理についてのご感想などをお寄せください。
サイト運営の参考にさせていただきます。
頂いたコメントには、2〜3日以内にメールアドレス宛に回答いたします。(詳細)
メールアドレスの入力ミスにご注意ください。
なお、頂いたコメント及びその後のメール等でのやり取りは、この欄でご紹介させていただく場合がございます。