わらび混ぜご飯の基本レシピ|春の味覚を堪能!人参と油揚げで彩り豊かに

わらび混ぜご飯


春になると、店頭にもわらびが並び、山菜料理を楽しむ季節の到来です。
中でも人気なのが、わらびをごはんに混ぜ込んで作る「わらびの混ぜご飯」。
わらびを人参と油揚げと一緒に甘辛く煮て、ごはんにさっと混ぜれば、春らしい彩りと香りが楽しめます。

このレシピでは、ごはんがべちゃつかずふっくら仕上がる水加減の工夫や、わらびの風味を活かす混ぜ方まで丁寧に解説しています。
わらびが初めてでも作りやすい、気軽に楽しめる家庭向けの混ぜご飯レシピです。

材料

3人分:調理時間15分(炊飯時間を除く)
わらび(アク抜き済み) 100g
油揚げ 1枚
人参 1/3本(約40g)
2合
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
顆粒和風だしの素 小さじ1/2
120ml


わらびの混ぜご飯のレシピ・作り方

米を少しかために炊く

米を研ぐ
炊飯器の内釜に入れた水を少し取り除く
  1. ① 米(2合)を炊飯器で少しかために炊きます。
    手順は、米を洗ってザルに上げ、炊飯器の内釜に入れます。
    2合の目盛りまで水を注ぎ、そこから大さじ2杯(30ml)の水を取り除き、普通モードで炊きます。
混ぜご飯に使うご飯は、やや固めに炊くとべちゃつかず、ふっくら美味しく仕上がります。
水加減は通常より1〜2割ほど少なめが目安です。
このレシピでは、初心者でも分かりやすいように、2合の目盛りまで水を注いでから少し取り除く方法で、「1〜2割ほど少なめ」にしています。

わらび・油揚げ・人参を切る

わらび・油揚げ・人参を切る

  1. ② わらび(アク抜き済み:100g)は3〜4センチの長さに切ります。
    油揚げ(1枚)はキッチンペーパーで軽く油を拭き取り、7〜8ミリ幅の細切りにします。
    人参(1/3本:約40g)は皮をむいたものを用意して、3〜4ミリ幅の細切りにします。
生のわらびをアク抜きして使う場合は、わらびのアク抜きの方法を参考にしてください。
なお、油揚げは一般的なものでOKですが、厚めの油揚げ(30g前後)を使うと、よりジューシーに仕上がります。お好みでどうぞ。


油揚げと人参を煮る

油揚げと人参を鍋で煮る

  1. ③ 鍋に醤油(大さじ1)・みりん(大さじ1)・顆粒和風だしの素(小さじ1/2)・水(120ml)を入れて中火にかけ、油揚げと人参を加えます。
    煮立ってきたら火を少し弱め、たまに混ぜながら煮汁が少なくなるまで5〜6分ほど煮ます。

わらびを加えてさらに煮る

わらびを鍋に加えてさらに煮る

  1. ④ わらびを加えます。
    • 自宅でアク抜きしたわらびを使う場合
      わらびを加えてさらに2〜3分煮て、煮汁がほぼなくなったら火を止めます。
    • 市販のアク抜き済みわらびを使う場合
      わらびを加える前に2分ほど煮て水分を飛ばしてから、わらびを加えて同様に煮汁がほぼなくなったら火を止めます。
  2. ⑤ そのまま1〜2分置いて味をなじませます。
市販のアク抜き済みのわらびは、すでにやわらかく仕上がっていることが多いため、煮すぎて食感が失われないよう短時間で加熱します。
一方、自宅でアク抜きしたわらびは、適度な歯ごたえが残っているため、具材と一緒に少し長めに煮て味をなじませます。

炊きあがったご飯を広げる

炊きあがったご飯を飯台に移す
炊きあがったご飯を飯台に広げる
  1. ⑥ 炊きあがったご飯は、飯台(または大きめのボウル)に移して広げます。


わらびの混ぜご飯の完成!

わらびの混ぜご飯

  1. ⑦ 具材が熱いうちにご飯の上にのせ、しゃもじで切るようにさっくり混ぜて、全体をなじませます。
  2. ⑧ 全体を平らにならし、2〜3分蒸らします。
    飯台を使っている場合は、濡らして固く絞った清潔な布巾をかぶせます。
    ボウルを使っている場合は、布巾の代わりにふんわりとラップをかけましょう。
    蒸らすことで余分な水分が飛び、香りが引き立ち、ふっくらと仕上がります。
  3. ⑨ 器に盛り付けたら完成です。
    お好みで白ごまを振ってもよく合います。

甘辛く煮た人参と油揚げに、わらびの素朴な味わいが加わって、優しい味わいが楽しめます。
素材の味をいかした、風味のよい「わらびの混ぜご飯」。
春らしい香りが広がる一品を、ぜひご家庭で楽しんでみてください。

よくある質問(FAQ)

わらびがかたいのですが

わらびがかたい場合は、煮る時間を少し長めにすることでやわらかくなります。
市販のアク抜き済みわらびはすでにやわらかいことが多いですが、自宅でアク抜きしたものは歯ごたえが残る場合があります。
煮る時間を長くすると煮汁が減ってくるので、足りない場合は水を少し足しながら、お好みのやわらかさになるまで加熱時間を調整してください。

わらびはどこで買えますか?

春の時期(3〜5月)には、スーパーや道の駅、産直コーナーなどで生のわらびが出回ります。
時期を外れた場合は、アク抜き済みの水煮や冷凍品でも代用できます。

混ぜたあと時間が経つと、味が落ちたりしますか?

温かいうちがいちばん香りが良いですが、冷めても美味しいのでお弁当にもおすすめです。
ただし冷蔵庫で保存する場合は、当日〜翌日中に食べ切ってください。
温め直す際は、レンジで軽く温めます。
ご飯が固くなっている場合は、ふんわりラップをかけ、少量の水をふりかけてから温めると、ふっくら戻ります。

白ごま以外のトッピングはありますか?

春らしさを重視する場合は、刻み三つ葉や木の芽をほんの少し添えるのもおすすめです。
ただし香りが強すぎるものは、わらびの風味を消してしまうので避けた方がよいでしょう。

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