りんごをたくさん頂いたので、アップルパイをつくりました。
パイをつくる時、私はいつもレシピメモを見て材料をそろえています。以前つくって美味しかったレシピをノートに記したものです。
でもなんだかちょっと面倒くさいんですよね。いちいちノートを引っぱり出してくるのが。
そこで今日は、メモを見なくてもパイがすぐにつくれるように、パイ生地の覚えやすい配合比を考えてみました。
あまりに単純な数字にしたので少々不安でしたが、とても美味しくできました。今後も使えそうです。
ところで、この配合比の「粉」は、強力粉と薄力粉を混ぜ合わせてつくります。
今日は、強力粉を少し多めに使用。パリッとした食感のしっかりとしたパイ生地ができました。ホロホロっとした生地がお好みでしたら、薄力粉と同量にしてみてください。
フィリングには、アーモンドパウダーをたっぷり加えました。ツルツルした林檎の食感はなくなりますが、コクのある中身になりました。
今日は、上の配合比をもとに作ったアップルパイのレシピをご紹介します。
アップルパイの作り方
今回つくったアップルパイの生地には、強力粉と薄力粉を3:2の割合で使用しました。
先ほども記した通り、この配合でつくると、パリっとした食感のパイ生地ができます。少しホロホロっとした生地にしたい場合は、強力粉と薄力粉を同量(75gずつ)加えてみてください。
またパイのサクサクとした食感を出すため、小麦粉とバターを混ぜてパイ生地をつくる際には、作業を手早く行い、バターが体温で溶けてしまわないように注意します。
強力粉 | 90g |
薄力粉 | 60g |
発酵バター※ | 100g |
冷水 | 100cc |
塩 | 小さじ1/4 |
リンゴ | 2個(600gくらい) |
発酵バター※ | 20g |
グラニュー糖 | 大さじ4(48g) |
シナモン | 小さじ1/2 |
ラム酒 | 大さじ2 |
レモン汁 | 小さじ2 |
アーモンドパウダー | 大さじ5(35g) |
粉砂糖 | 大さじ2 |
卵黄 | 1個分 |
卵黄を水で溶いたもの | 少々 |
※無塩バターでもOK。
- バターは1センチ角に切り、冷蔵庫に入れておく。
- 【フィリングをつくる】リンゴは皮をむいて芯を取り除き、縦に8等分し、さらにそれを8ミリくらいの薄切りにする。
温めたフライパンにバターを入れ、少し茶色く色付いたらリンゴを加えて強火で5分ほど炒める。グラニュー糖・シナモンを加え、さらに5分炒めて水分を飛ばす。ボールに移す。 - 2のリンゴが温かいうちにラム酒・レモン汁を加え、しばらく置いて味をなじませる。さらにアーモンドパウダー・粉砂糖を加え、水分を吸収させる。最後に黄身も加えてよく混ぜる。粗熱がとれたら冷蔵庫に入れて冷やしておく。
- 【パイシートをつくる】小麦粉・バター・塩をボールに入れ、バターの表面に手早く粉をまぶす。冷水を加える。粉に水分が均等にいくようにしながら生地をまとめる。(この間、バターはなるべく潰さない。)
- のし台に打ち粉(分量外)をし、4を30×15センチ位にのばし、長辺を3つ折りにする。この作業を4~5回繰り返す。
生地にぴったりとラップをし、冷蔵庫で20分ほど休ませる。 - 【アップルパイをつくる】5を2等分し、それぞれをパイ皿よりも少し大きめの丸形(厚さは3ミリくらい)にのばす。
1枚をパイ皿に敷き、生地全体に均一に20か所くらいピケ(フォークの先で穴を空けること)をする。 - 6の上に、フィリングを適量(全量は入らない)詰める。
皿のフチにのっている生地の上に、水で溶いた黄身を塗る。 - 7の上にもう1枚の生地をかぶせ、フォークの背を皿のフチに強く押し当てながら、2枚の生地をしっかり止める。
- 皿からはみ出た生地を切り落とす。生地の表面全体にピケをし、水で溶いた黄身を塗る。
- 220度に予熱したオーブンで10分焼き、170度に落としてさらに20分焼く。
できあがったアップルパイのまわりに花を飾って、華やかにしてみました。
とても美味しくできました。是非お試しください。