いちじくジャムの作り方|白ワインとレモンで風味が引き立つ自家製レシピ

いちじくジャム
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いちじくジャムの作り方をご紹介します。
旬のいちじくを使った、香り豊かで果実感あふれる自家製ジャムのレシピです。

白ワインを加えるのがポイントで、いちじくの風味がぐっと引き立ち、華やかさと奥行きが生まれます。
さらにレモン汁を合わせることで、甘さが引き締まり、香りに軽やかさが加わります。
いちじくのまろやかな甘みをすっきりと整えた、パンやヨーグルトにもよく合う万能な一品です。


材料

作りやすい分量:調理時間30分
いちじく 1パック(350〜450g:4〜6個)
グラニュー糖 いちじくの重量の35%
レモン汁 大さじ1
白ワイン 大さじ1

いちじくジャムのレシピ・作り方

いちじくを洗って切る

ヘタを取り除き、皮ごと8等分に切ったいちじくを並べる

  1. ① いちじく(1パック:350〜450g)は軽く洗い、水気をしっかり拭き取ります。
    ヘタを取り除き、それぞれを皮ごと8等分に切ります。
  2. ② いちじくの重量をはかり、その重量の35%分のグラニュー糖を用意します。
いちじくに水分が残ると煮詰めたときに水っぽくなるため、洗ったあとはすぐに水気をしっかり拭き取ります。洗うときの注意点も参考にしてください。
糖度35%がちょうどよい理由については、こちらで詳しく説明しています。


材料を混ぜて果汁を出す

鍋に入れたいちじくにグラニュー糖とレモン汁と白ワインを混ぜる
30分置いていちじくの果汁が出たところ
  1. ③ 鍋にいちじく・グラニュー糖・レモン汁(大さじ1)・白ワイン(大さじ1)を入れ、全体を軽く混ぜます。
    そのまま30分ほど置き、果汁を出します。
鍋は内径18〜20cmくらいのものがおすすめです。鍋の選び方のポイントも参考にしてください。

弱火で煮詰める

いちじくを煮詰めてアクを取る

  1. ④ 鍋を中火にかけ、沸いてきたら弱火にします。
    アクを取りながら、ゆっくり13〜15分ほど煮ます。
    焦げつきを防ぐために、ときどきやさしく混ぜてください。
    果実がとろけて、ゆるいとろみがついたら火を止めます。
このレシピでは、煮詰め時間は弱火で13〜15分が目安です。煮詰め時間の詳しい目安も参考にしてください。


いちじくジャムの完成!

とろみがついて煮終えたいちじくジャム

  1. ⑤ 熱湯消毒した保存ビンを用意して、熱いうちにジャムを詰め、粗熱を取ります。
    粗熱が取れたら、乾燥しないようにフタを少しずらしてかぶせ、完全に冷まします。
    密閉して冷蔵保存すると、2〜3週間ほど日持ちします。

白ワインとレモンが引き立てる、いちじくのやさしい風味。
トーストや紅茶、チーズなどにもよく合い、ひと瓶あるだけで朝食やおやつの時間が華やぎます。
手作りならではの自然な甘みと香りを、ぜひおうちで味わってみてください。

よくある質問(FAQ)

いちじくジャムの保存期間と保存方法は?

このレシピでは、糖度を35%にしているため、冷蔵保存で2〜3週間ほど日持ちします。
糖度は35%前後にするのが一番おいしいですが、もう少し長く保存したい場合は、40%に上げると冷蔵で約1ヶ月保存できます。
また、冷凍保存も可能で、保存期間は冷凍でも約1ヶ月が目安です。
解凍するとやや食感が変わり、香りもやや和らぎますが、品質の劣化は少ないため、食べきれない場合の保存方法としても有効です。

いちじくジャムを煮詰める時間の目安は?

このレシピでは、弱火で13〜15分ほど煮詰めるのが基本です。
ただし、いちじくは果肉が柔らかく、水分量も多いため、仕上がりの目的によって理想の煮詰め時間は少し変わります。

  • 少し短めに仕上げると果実感がしっかり残り、みずみずしい食感になります。ヨーグルトやアイスに添えるのに向いています。
  • 標準の13〜15分前後では果肉がややとろけ、風味と甘みのバランスが取れたジャムになります。トーストや紅茶、チーズなどと合わせやすいです。
  • 少し長めに煮詰めると水分がしっかり飛び、濃厚で保存性が高く、焼き菓子や料理のソースにも使いやすいです。

時間はあくまで目安です。表面に小さな泡が立ち、ヘラで混ぜたときに鍋底がゆっくり見えてすぐ戻るくらいのとろみがついたら完成のサインです。
冷めると固まるため、「少しゆるいかな」と感じるところで火を止めるのが理想です。

いちじくジャムはなぜ弱火で煮るのがよいのですか?

いちじくは果汁が多く、果肉がとても柔らかいため、最初に中火で軽く沸かしてから、弱火にしてゆっくり煮るのが最適です。
強火で一気に煮ると、底が焦げやすく、上の果実が生煮えになりやすいほか、焦げた苦味が出て、香りも弱まってしまいます。

また、いちじくのやさしい香り成分は高温で揮発しやすいため、弱火で穏やかに煮ることで香りと甘みが調和し、風味豊かに仕上がります。
少量(350〜450g程度)を小鍋で作る場合は特に、焦げ付き防止と香りを生かすために、弱火でじっくり煮るのが基本です。

なぜ糖度を35%にしているのですか?

いちじくジャムは糖度を高くすると長く保存できますが、甘さが強くなり、果実本来の香りが少し弱まります。
35%は、いちじくの華やかな香りとジャムらしい濃厚さが最もバランスよく引き立つ割合といえます。
甘さと香りの両立を重視して、このレシピでは35%に設定しています。

レモン汁はなぜ最初に加えるのですか?

いちじくは皮がしっかりしていて煮崩れにくく、とろみもつきにくい果実です。
そのため、レモン汁を最初に加えることで皮がやわらかくなり、ペクチンの働きが促され、とろみがつきやすくなります。
香り付けではなく、ジャムの仕上がりを安定させるための役割です。

いちじくジャムを作るときの鍋の大きさや種類は?

いちじくジャムは、内径18〜20cmほどの鍋を使うのがおすすめです。
350〜450g程度のいちじくを煮るのにちょうどよい大きさで、水分が適度に飛び、全体がむらなく加熱されます。
底が厚いホーロー鍋やステンレス多層構造、銅鍋などは、熱が均一に伝わりやすく、焦げ付きにくいため、果実の色がきれいに仕上がります。
逆に、アルミ製の薄手の鍋は焦げやすく、酸にも弱いため、避けるのが安心です。

いちじくを洗うときの注意点はありますか?

いちじくはとてもデリケートで、水分を吸いやすい果実です。
水に浸すと果肉中央の赤い部分(花の部分)から水が入り、水っぽくなり、煮詰めたときに味がぼやける原因になります。
洗うときはヘタを上にして流水を軽く当てる程度にし、洗ったあとはペーパータオルで水気をしっかり拭き取るようにします。

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