パイナップルジャムの作り方|果肉感を残した甘さ控えめレシピ

パイナップルジャム
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パイナップルジャムの作り方を、家庭で作りやすい手順でご紹介します。
果肉感をほどよく残し、甘さ控えめでパイナップル本来の香りと爽やかな酸味が楽しめる手作りジャムです。

煮ても崩れにくいパイナップルの性質を生かし、刻み方や果肉をつぶすタイミングを工夫することで、口当たりのよいとろみが生まれます。
仕上げに加えるレモン汁が味を引き締め、好みで少量のバニラオイルを加えると、酸味の角がやわらぎ、上品な風味に整います。
トーストやヨーグルトに合わせやすい、毎日の食卓で楽しめるパイナップルジャムです。


材料

調理時間40分
パイナップル 1個(果肉500gほど)
グラニュー糖 果肉の重量の40%
レモン汁 大さじ1
バニラオイル(エッセンス) 好みで5〜6滴

パイナップルジャムのレシピ・作り方

パイナップルを刻む

パイナップルの皮をむく
パイナップルを7〜8ミリ角に切る
  1. ① パイナップル(1個:果肉500gほど)は皮と芯を除き、7〜8mm角に切ります。
パイナップルは繊維がしっかりしていて煮ても形が残りやすく、ジャムのとろみのもとになるペクチンも少ない果物です。
そのため、7〜8mm角ほどにあらかじめ小さめに切っておくと、ジャムにまとまりやすくなります。
なお、パイナップルの切り方とむき方は、冒頭の動画またはリンク先で詳しく解説しています。


砂糖をまぶして水分を出す

切ったパイナップルとグラニュー糖を混ぜる
10分置いてパイナップルから水分が出たところ
  1. ② 鍋にパイナップルとグラニュー糖(果肉重量の40%)を入れ、よく混ぜます。
    そのまま10分ほど置き、よくなじませて水分を出します。

煮詰めて果肉をつぶす

パイナップルから出たアクを取る
パイナップルをマッシャーでつぶしながら煮る
  1. ③ 中火にかけ、煮立ったら、アクを取りながら17〜20分ほど煮詰めます。
    途中、柔らかくなったら、マッシャーやヘラなどで軽くつぶしながら煮ます。
果肉を途中でつぶすことで、煮汁に果肉がなじみ、とろみと果肉感が自然にまとまります。
最初からつぶすと水分が出すぎて煮詰まりやすく、香りも飛びやすくなるため、加熱してからつぶすのがポイントです。


レモン汁を加えてパイナップルジャムの完成!

完成したパイナップルジャム

  1. ④ 15分ほど経ったら(煮終える2〜5分前くらいに)、レモン汁(大さじ1)を加え、軽く煮てなじませます。
  2. ⑤ ゆるいとろみが付いたら火を止め、お好みでバニラオイル(5〜6滴)を加えて混ぜます。
    熱いうちに煮沸した瓶に詰めて密閉し、冷まして保存します。
    日持ちは、冷蔵保存で2〜3週間ほどが目安です。
レモン汁は仕上げ近くに加えることで、香りと酸味が飛びにくく、ジャムにほどよいとろみを与えます。
バニラオイルは必須ではありませんが、加えるとパイナップルの酸味がやわらぎ、全体が丸みのあるやさしい味わいにまとまります。

手順はシンプルでも、刻み方や煮方を少し意識するだけで、味と食感にきちんと差が出るのが、このパイナップルジャムの良さです。
果実の風味が生きた、手作りならではの味わいを、ぜひ楽しんでみてください。

よくある質問(FAQ)

パイナップルジャムが固まらない原因は何ですか?

パイナップルはもともとペクチンが少なく、水分が多い果物のため、とろみが出にくいのが主な原因です。
刻み方が大きすぎたり、砂糖を極端に控えすぎたり、煮詰め時間が足りない場合も固まりにくくなります。
なお、果肉に対して砂糖40%程度であれば、甘さ控えめでも問題なくまとまりやすい配合です。
一部の果肉をつぶしながらしっかり煮詰めることで、安定した仕上がりになります。

完熟していないパイナップルでもジャムにできますか?

完熟していないパイナップルでも、ジャムにすることは可能です。
甘みが控えめな場合は、砂糖を少し増やしたり、レモン汁の量を調整したりすると、酸味のバランスが整い、食べやすくなります。
加熱することで酸味がやわらぐため、生食には向かない甘みの弱いパイナップルの活用方法としてもおすすめです。

手作りパイナップルジャムは冷凍保存できますか?

冷凍保存は可能です。
清潔な保存容器に小分けにして冷凍すれば、約1か月を目安に保存できます。
解凍後は多少水分が出ることがありますが、風味や味わいは大きく損なわれません。
解凍後は再冷凍せず、早めに使い切ってください。

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