ほっけを焼いて食べるのなら、グリルで焼くのが一番美味しいです。
この記事では、ほっけの開き(干物)を上手に焼く方法を解説します。
グリルを使ってほっけを焼くと、オーブントースターやフライパンを使った場合とくらべて高温で一気に加熱することができます。
そのため、表面はこんがり香ばしく、中はふんわりジューシーに焼き上げることができます。
グリルでの焼き時間は5分ほど。
干しほっけを上手に焼くコツは、次の4点です。
- 冷凍ほっけは、凍ったまま焼くのではなく、解凍してから焼く。
- 魚焼きグリルをあらかじめしっかりと温める。
- ほっけの身の方を上向きにして、頭を奥にしてグリルに入れる。
- 魚焼きグリルの上火を「中火」、下火を「弱火」にして、5分ほど焼く。
ほっけの干物の美味しい焼き方
凍ったまま焼くと、短時間で効率よく中まで火を通すことができないので、表面がパサつくうえに、中身に火が入りにくいです。
水分を補って焼くこともできますが、そうすると水っぽい味になってしまいます。
また、冷凍した状態で火を入れると、ほっけの表面が焼き固まるまでに時間がかかるので、旨味も流出しやすくなります。
ほっけの解凍方法
ほっけを解凍するにあたっては、冷蔵庫に移してゆっくり自然解凍する方法が、旨味がもっとも失われにくいのでおすすめです。
もし時間がない場合は、常温に移して自然解凍したり、あるいは、凍ったホッケをビニール袋で密閉して流水に当てて解凍することもできます。
レンジでの解凍は、少し難しいので避けたほうが無難ですが、それでも利用するのなら、加熱しすぎで誤って火が入らないように注意してください。
そうすると、焼き上がりが水っぽくなりません。
ちなみに、スーパーなどで売られているほっけの開き(干物)は、冷凍ものを解凍して陳列している場合がほとんどです。
身の方を上にして焼き始める
- オモテ面
- ウラ面
さて、ほっけを焼くにあたっては、盛り付けた時にオモテになる方を上にして焼きます。
その理由は、先に上にした面の方がきれいに焼けるからです。
オモテになるのは身の方なので、身の方を上にして、皮目を下にして焼きます。
なお、両面焼きグリルを使う場合は最後までそのままの向きで焼き、片面グリルを使う場合は、途中でひっくり返します。
魚焼きグリルをあらかじめしっかりと温めて、ほっけの身の方を上向きに、頭を奥側にして、グリルに入れます。
そして、上火を「中火」、下火を「弱火」にして、5分ほど焼きます。
グリルを温めておく
ほっけを最初から高温で焼き始めると、ほっけの表面のタンパク質を効率よく焼き固めることができます
そうすると、旨味が流れ出にくくなり、中がジューシーに焼き上がります。
また、あらかじめ焼き網を温めておくことで、ほっけの皮がくっつきにくくなるという効果もあります。
頭を奥にむける
魚焼きグリルは、手前側(扉側)よりも、奥の方が高温になりやすいです。
ほっけは頭よりも尻尾の方が焦げやすいので、頭を奥に入れて焼きます。
下火を弱くする
また、グリルには上火と下火を調節するつまみが付いていますが、上火を「中火」に、下火を「弱火」にして焼くのがおすすめです。
ちなみに、グリルの網の下にアルミホイルを敷いて焼くと、アルミホイルの上にほっけの脂が落ちるので、その下の天板の手入れがラクです。
こちらが焼き上がったほっけです。
上火を「中火」、下火を「弱火」にして5分ほど焼くと、全体がほど良くこんがり香ばしくなります。
また、尻尾や頭の焼け具合もちょうど良く、焦げて真っ黒になる手前くらいの状態に仕上げることができます。
とは言え、使用するほっけの大きさによって焼き上がりも若干変わってきますので、小さかったり大きかったりする場合は、様子を見て微調整してみてください。
焼きほっけは、かなりしっかりとした旨味があるうえに、肉厚でボリューミーなので、夕飯の主役にぴったりのお料理です。
そのまま食べて美味しいのはもちろんのこと、大根おろしを添えたり、レモンなどの柑橘類を絞ったりしてもよく合います。
先ほどお伝えした4点に気を配ることで、とてもいい感じに焼き上がるので、ぜひお試しください。
- 冷凍ほっけは、凍ったまま焼くのではなく、解凍してから焼く。
- 魚焼きグリルをあらかじめしっかりと温める。
- ほっけの身の方を上向きにして、頭を奥にしてグリルに入れる。
- 魚焼きグリルの上火を「中火」、下火を「弱火」にして、5分ほど焼く。
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