レンジで美味しく!うなぎの温め方・温め直し方

うなぎのレンジを使った温め方
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レンジで美味しく!うなぎの温め方

うなぎのレンジを使った温め方を解説します。
スーパーに並んでいるうなぎの蒲焼きの、レンジを使った温め直し方についてです。

やり方は大きく分けて2つあり、1つは、電子レンジだけを使って温める方法。
もう1つは、電子レンジで加熱した後に、軽く焼く方法です。

基本の温め方はシンプル

レンジだけを使う場合は、ふんわりとラップをかぶせて、ごく普通にうなぎを加熱します。
うなぎをとにかく簡単に温めたいという場合や、うなぎ特有のとろっとした舌触りを楽しみたい場合には、こちらの基本の温め方がおすすめです。

なお、この温め方は、市販の蒲焼きのパッケージにもよく記載されており、多くのメーカーが推奨する方法でもあります。

食感や風味の変化を楽しむ温め方

一方で、うなぎの食感や風味をすこし変化させたい場合は、レンジで温めた後に、追加で軽く焼くのがおすすめです。

トースターで焼くと、水分が適度に飛んで、ふっくらと柔らかな食感になります。
また、グリルやフライパンで焼くと、こんがりとした焼き色が付いて、風味がアップします。


材料

調理時間1〜2分
うなぎ蒲焼き 1尾まで

基本の温め方

うなぎ(半分)をレンジで温める
半身
うなぎ(一尾)をレンジで温める
長焼き
  1. ① うなぎの身の方を上にして耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかぶせます。
  2. ② 電子レンジ(600W)で100gにつき40秒加熱したら完成です。
    竹串が刺さっている場合は取り除き、付属のたれなどをかけていただきます。

加熱後にラップの上からうなぎを軽く触ってみて、アツアツになっていないようなら、追加でもう少し加熱してみてください。

うなぎの加熱時間(600W)
半身(70〜100g) 長焼き(140〜200g)
30〜40秒 1分〜1分20秒

うなぎに竹串が刺してある場合でも、抜かずにそのまま加熱できます。
なお、竹串が刺さっていると、その先端にレンジの電磁波が集中しやすいので、加熱時間が少し長くなる場合があります。

補足:たれの温め方竹串の取り方冷凍うなぎは解凍して使うパックのまま加熱はNG


食感や風味の変化を楽しむ温め方

続いて、レンジとトースターを併用して、食感や風味の変化を楽しむ温め方を解説します。

トースターを温める

  1. ① トースターを温め始めます。

温度やワットの設定がある場合は、強(一番高い数値)にします。


うなぎ(半分)をレンジで温め直す
うなぎ(一尾)をレンジで温め直す
  1. 基本の温め方の工程とまったく同じように、うなぎをレンジで温めます。
  2. ③ ラップを外します。
    うなぎに竹串が刺さっている場合は、手早く取り除きます。

うなぎ(半分)をトースターで焼く
うなぎ(一尾)をトースターで焼く
  1. ④ すぐに、クシャクシャにしたアルミホイルの上にのせます。
    その際には、うなぎを皿からスライドさせるようにして滑らすと、簡単にアルミホイルに移せます。
  2. ⑤ 十分に温まったトースターに、うなぎの厚みのある頭の方を奥にして入れ、1〜2分ほど焼いたら完成です。
    付属のたれなどをかけていただきます。


ここでは、レンジにトースターを併用する方法をご紹介しましたが、トースターの代わりにグリルフライパンを使うと、少し異なる仕上がりになります。
違いをまとめると次の通りです。
なお、グリルやフライパンを使う方法は、リンク先で詳しく解説しています。

加熱方法による仕上がりの違い

レンジだけで加熱すると、うなぎ特有の「とろっと」した食感が際立ちます。

トースターを併用すると、レンジだけで加熱する場合と違って、水分が適度に飛んで「ふっくら」と柔らかな食感になります。

グリルやフライパンを併用すると、トースターとくらべて短時間での加熱になるので、それほど水分は飛ばず、やや「しっとり」とした食感に仕上がります。
また、表面にこんがりとした焼き色が付きやすく、風味がアップします。

なお、グリルとフライパンを比べると、グリルの方が、うなぎ全体が香ばしく仕上がりやすいです。

うなぎを温め直す方法は、レンジが基本です。
食感や風味の変化を楽しみたい時には、トースターやグリルやフライパンを併用する方法も良いですよ。

温め方の補足説明

冷凍うなぎは解凍して使う

冷凍うなぎは、あらかじめ解凍してから使うと良いです。
冷凍したまま加熱すると加熱ムラができやすくなるためです。

解凍のやり方は、うなぎをビニール袋などで密閉したうえで、流水に当てて解凍するのが一番おすすめです。

冷凍うなぎを解凍する(流水解凍)
この方法だったら短時間で解凍できますし、その分、うなぎも傷みにくいです。

ただ、水道代がもったいないという場合は、冷蔵庫や常温に移して自然解凍しても良いです。
常温に置いたら、必要以上に放置しないように注意したうえで、解凍後にすみやかに調理してください。

なお、冷凍うなぎはレンジで解凍することもできますが、レンジを使った解凍は、加熱の加減を調整するのが少し難しいです。
加熱しすぎて解凍中に火が入ると美味しくなくなってしまうので、レンジで試すのなら、半解凍モードを使って少しずつ慎重に解凍してみてください。

パックのまま加熱はNG

市販のうなぎは、真空パックになっているものやトレイに乗せてラップをかぶせてあるものなど、いろいろあります。

真空パックのうなぎ
こうした包装はレンジに対応していない場合もありますので、面倒でも、そのまま温めるのではなく、お皿に取り出してください。

酒や水はかけない

うなぎのレンジレシピの中には、お酒や水をかけたり、あらかじめ洗ったりするものもありますが、私がこれまで色々と試してきた経験を踏まえると、どれも必要ないと思います。

お酒をかけると、酒臭さが残ってしまいます。
レンジで加熱する時間はわずか1分程度なので、たとえラップなしで加熱したとしても、その間に酒が十分に揮発しません。

また、水をかけたり洗ったりしてからレンチンすると、仕上がりが水っぽくなります。
うなぎに残っている水分だけで、十分にしっとりと温めることができるので、濡らさずにそのまま加熱してください。

竹串の取り方

蒲焼きに竹串が刺さっている場合は、レンジで加熱した後に抜くと良いです。
軽く温めることで、竹串が抜きやすくなります。

うなぎから竹串を抜く
なお、竹串は、うなぎを軽くおさえながらクルクル回すと、簡単に抜くことができます。

たれの温め方

うなぎのたれも、温めてから使うのがおすすめです。

うなぎのたれを温める
たれを温める際には、鍋に湯を沸かしてお風呂の温度くらいに温め、火を止めて、たれを袋ごと鍋に入れて湯煎してください。

ちなみに、うなぎの食べ方としてはうな丼が定番ですが、うな丼にする際には、ご飯を中心にたれをかけると良いです。
うなぎには既にたれの味が十分に染み込んでいるので、ご飯にたれをかけてからうなぎを乗せると、味が濃くなりすぎず、うなぎの味をしっかりと味わえます。

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