
家事えもんこと、タレントの松橋周太呂さんが考案した、鍋のレシピをご紹介します。
「クリーミー丸ごとキャベツ鍋」です。
丸ごと1個のキャベツを、ゴボウとシイタケの風味をいかしたミルクスープで煮込んだ、味わい深い鍋料理です。
箸で簡単に切れるほどトロトロになったキャベツと、素材の旨味が凝縮したスープの組み合わせが、絶妙ですよ。
なお記事の最後に、締めの生パスタのレシピも載せましたので、合わせてご覧ください。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」家事えもんのかけ算レシピ 2016年2月11日放映)
キャベツ鍋の作り方

「クリーミー丸ごとキャベツ鍋」のレシピです。
分かりにくい工程は、後ほど写真をもとに説明します。
キャベツ | 1個 |
シイタケ | 150g |
ゴボウ | 150g |
水 | 500ml |
牛乳 | 1L |
鶏ガラスープの素 | 大さじ4 |
味噌 | 小さじ1 |
とろけるチーズ | 3枚 |
レモン | 1個 |
豚ひき肉 | 200g |
卵 | 1個 |
キャベツの芯 | 1個分 |
おろしショウガ | 小さじ2 |
小麦粉 | 大さじ1 |
ゴマ油 | 大さじ1 |
塩 | 少々 |
粗びきコショウ | 少々 |
醤油 | 小さじ1 |
- キャベツは、芯のまわりに斜めに包丁を入れ、芯を取る。(くり抜いた芯は、肉団子に練り込むので取っておく。)
キャベツを耐熱皿にのせ、ラップをして電子レンジ(600w)で20分加熱する。(加熱したキャベツの中央を手で押し、芯の硬さを感じないくらい柔らかくなっていればOK。) - シイタケは石づきを取り、半分に切る。ゴボウはきれいに洗い、皮をむかずに、4センチくらいの長さに切る。
油を引いていないフライパンに、シイタケとゴボウを一度に入れ、少し焦げ目がつくまで炒める。 - 水と2をミキサーに入れ、1分くらい撹拌する。
- 牛乳・鶏ガラスープの素・3を鍋に入れ、火にかける。
- キャベツの芯をみじん切りにする。
キャベツの芯以外の肉団子の材料をボールに入れ、手でよく混ぜる。キャベツの芯も加え、よく混ぜる。
スプーンを使って一口大に丸め、4の鍋の中に入れる。 - 肉団子が浮いてきたら、5にキャベツを丸ごと加える。
味噌を溶き、キャベツの上にチーズをのせたらできあがり。好みでレモンを絞っていただく。
写真をもとにレシピを説明します。
丸ごとキャベツ鍋の作り方

【工程1】
まずキャベツをあらかじめ、電子レンジで加熱します。
キャベツの芯のまわりに包丁を斜めに入れ、芯を取ります。
包丁で取るのが怖い場合は、キッチンバサミでも何とか取れます。
なおくり抜いた芯は、後で肉団子に使うので、取っておきます。

次に、キャベツを耐熱皿にのせ、ラップをして電子レンジ(600w)で20分加熱します。
加熱し終えたキャベツは、中央部分を指で押してみます。
芯の硬さを感じないくらい柔らかくなっていたらOKです。
キャベツは、あらかじめ電子レンジで加熱します。
電子レンジで加熱すると、調理時間の短縮ができ、キャベツがとろとろの食感に仕上がります。

【工程2】
続いて、シイタケとゴボウを炒めます。
まずシイタケは石づきを取り、半分に切ります。ゴボウは洗って、皮をむかずに4センチくらいの長さに切ります。
そしてシイタケとゴボウをフライパンに入れ、油を引かずに、表面に少し焦げ目がつく程度に炒めます。

【工程3・4】
次に、炒めたゴボウ&シイタケと水を、1分ほどミキサーにかけます。
ちなみに撹拌した後にできた茶色いトロっとした液体を、家事えもんは、ゴボウとシイタケで取った「ダシ」と言っていました。
ゴボウとシイタケの旨味を引き出すために、炒めてスープ状にしたというわけです。
鍋のダシは、炒めたゴボウとシイタケで取ります。
ゴボウとシイタケと水をミキサーにかけ、ダシ汁を作ります。
ミキサーにかけたゴボウとシイタケは、鍋に入れ、牛乳と鶏ガラスープの素を加えて煮立たせます。
なおこの鍋には、この後キャベツを丸ごと入れます。
ですから、キャベツ1個がすっぽり入るくらいの大きな鍋を用意してください。

【工程5】
次に、肉団子を作ります。
まず取り置いたキャベツの芯を、みじん切りにします。
そして、キャベツの芯以外の肉団子の材料をボールに入れ、手でよく混ぜます。さらにキャベツの芯も加え、よく混ぜます。
これで肉団子のタネができました。
キャベツの芯はビタミンCが豊富なので、捨てずに使います。
みじん切りにし、肉団子のタネに混ぜ込みます。

続いて、肉団子に火を通します。
スプーン2つを使って、肉団子を丸め、沸騰した鍋の中に入れます。

肉団子が浮いてきたら、今度はキャベツを丸ごと加えます。
仕上げに味噌を溶き、キャベツの上にとろけるチーズをのせます。
チーズがとろっとしない場合は、フタをしてしばらく置くといいですよ。

好みでレモンを添えたらできあがり。
私は彩りに、パセリを少し散らしてみました。
キャベツを丸ごと1個使った豪快さは、繊細な料理が得意な、家事えもんらしからぬ感じがします。
でもお味の方は、いつものように素材の味が上手く活かされていて、とても美味しいです。

ゴボウとシイタケの風味がしっかり出ていて、ただのキャベツのミルク煮では出せない、深い味が感じられます。
野菜や肉の旨味を吸ったとろとろのキャベツは、食べ応えがありますよ。
これだったら、キャベツ1個を芯まで余すこと無く、丸ごとペロッと食べられます。
ただ家事えもんによると、この鍋は、冷めるとゴボウやシイタケの独特のにおいが、際立つこともあるとのこと。
確かに時間が経つと、特にゴボウのクセっぽさがはっきりとしてきます。
そのため、出来立てのアツアツを一度に食べてしまうのがおすすめです。
最後に、家事えもんがすすめる「クリーミー丸ごとキャベツ鍋」の締めのレシピをご紹介します。
鍋で残ったスープを、手打ちした生パスタに絡めていただきます。
家事えもん流生パスタの作り方
家事えもんが考案した、「クリーミー丸ごとキャベツ鍋」の締めのパスタ料理、「濃厚クリーム生パスタ」のレシピをご紹介します。
手打ちパスタを簡単に作り、鍋で残ったスープを絡めていただきます。
なおこのパスタを作る場合は、少し多めのスープとともに、2~3個程度の肉団子を残しておくといいですよ。
薄力粉 | 150g |
強力粉 | 150g |
卵 | 1個 |
塩 | 小さじ1/3 |
砂糖 | 小さじ1/3 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
ぬるま湯 | 90ml |
打ち粉(強力粉) | 適量 |
- 薄力粉と強力粉をボールに入れ、菜箸でよく混ぜる。
さらに卵・塩・砂糖・オリーブオイル・ぬるま湯を加え、再び菜箸でよく混ぜる。
生地が水分と馴染んだら、手で完全にまとめ、まな板の上でこねる。
生地を指で押し、くぼみが元に戻るようになったら作業終了。
生地をラップで包み、常温で30分ほど寝かす。 - 1を4等分し、それぞれを麺棒(ラップの芯でも代用可)で薄く長く伸ばす。生地に打ち粉をして2つ折りにし、1センチ幅に切る。
最後に生地を手で軽く引っ張って伸ばす。 - 沸騰した湯に2を入れ、2分茹でたらできあがり。
茹で上がったパスタを鍋に入れ、残っている肉団子を砕き、スープと一緒に絡めていただきます。
情報元のテレビ番組によると、このパスタは、モッチリとした食感が特徴で、ポルチーニ茸のクリームソースパスタのような味がするそうですよ。