ししとうの煮浸しのレシピです。
だしの旨みをたっぷり含んだししとうに、油揚げのコクが合わさり、しみじみ美味しい一品に仕上がります。
おろし生姜を加えて煮ることで、ししとう特有の青臭さがやわらぎ、全体が上品にまとまります。
冷やして食べれば味がさらに染み込み、作り置きのおかずとしても重宝します。
食卓の副菜としてはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりです。
材料
ししとう | 1パック 100g(15〜25本程度) |
油揚げ(薄手のごく一般的なもの) | 1枚 |
生姜(すりおろし) | 小さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/5 |
顆粒和風だし | 小さじ1/2 |
水 | 200ml |
かつお節 | ひとつまみ(1g) |
ししとう煮浸しのレシピ・作り方
ししとうを切る

- ① ししとう(1パック:100g、15〜25本程度)は茎の硬い部分を切り落とし、腹に切り込みを入れます。
油揚げの油抜きをして切る
- ② 油揚げ(1枚)は熱湯をかけて油抜きをし、短冊切りにします。
特に煮浸しのようにだしを味わう料理では、油抜きをしておくのがおすすめです。
油揚げを煮る

- ③ 鍋に生姜(小さじ1:すりおろし)・醤油(大さじ1)・みりん(大さじ1)・塩(小さじ1/5)・水(200ml)・顆粒和風だし(小さじ1/2)を入れて火にかけます。
煮立ったら油揚げを加え、弱めの中火で2分ほど煮ます。
ししとうを煮る

- ④ ししとうを加え、たまに混ぜながら弱火で5分ほど煮ます。
ししとう煮浸しの完成!

- ⑤ 火を止めて、かつお節(ひとつまみ:1g)を加え、そのまま冷まして5分ほど味を含ませます。
粗熱を取ってから冷蔵庫で1時間以上冷やすと、味が染みて美味しくいただけます。
温かいままでも召し上がれます。
だしのやさしい風味がしっかりと味わえる、ししとうの煮浸し。
手軽に作れて作り置きもできるので、日々の献立に役立ちます。
冷やしても温かくても美味しくいただけます。
ぜひお好みのスタイルで楽しんでみてください。
よくある質問(FAQ)
ししとうの煮浸しは作り置きできますか?
ししとうの煮浸しは、作り置きに向いている料理です。
粗熱を取ってから保存容器に入れ、冷蔵庫で保存すれば2日ほど美味しく食べられます。
時間が経つことで味がしっかりと染み込み、作りたてとはまた違った美味しさを楽しめます。
保存する際は、煮汁ごと入れて空気に触れにくくするのがおすすめです。
清潔な容器を使い、食べる分だけを取り出すようにすれば風味が長持ちします。
ししとうの腹に切り込みを入れる理由は何ですか?
ししとうはそのまま加熱すると、内部に蒸気がこもって破裂することがあります。
あらかじめ腹に切り込みを入れておくと、蒸気が逃げやすくなり破裂を防げます。
また、切り込みから煮汁がしみ込みやすくなるため、味が中まで入りやすくなります。
煮浸しのように「だしをしっかり味わう料理」では、このひと手間で仕上がりがぐっと良くなります。
油揚げの油抜きをしないで使うとどうなりますか?
油抜きをせずに使うと、油揚げの油っぽさが煮汁に溶け出してしまいます。
その結果、出汁のやさしい風味がぼやけて、煮浸し本来のすっきりした味わいが損なわれやすくなります。
さらに、油が表面を覆ってしまうため煮汁が染みにくく、油揚げの中までだしの旨味が入りにくくなります。
煮浸しはだしを味わう料理なので、ひと手間ですが油抜きをしてから調理するのがおすすめです。
参考:油揚げの基本の油抜き
生姜を煮汁に加えるのと仕上げに添えるのとの違いは?
最初におろし生姜を加えて一緒に煮ると、出汁の風味になじんで全体がまろやかに仕上がります。
出汁と一緒に火を入れることで生姜の辛味や香りがやわらかく溶け込み、ししとう特有の青臭さもやわらぎます。
食べたときに「生姜が前に出る」というよりも、全体がほんのり生姜で上品にまとまった煮浸しになります。
一方、仕上げに添える場合は、生姜の香りや辛味がより鮮明に残り、アクセントの効いた風味を楽しめます。
そのため、やさしい出汁風味を重視するなら最初に、さっぱりした辛味を立たせたいなら仕上げに加えるのがおすすめです。
仕上げにかつお節を煮汁に加える理由は?
火を止めた後にかつお節を加えると、旨みが煮汁に溶け込み、全体の風味がまろやかになります。
味が一体化して「しみじみ美味しい煮浸し」に仕上がるのが大きなメリットです。
一方で、時間が経つとかつお節の細かい繊維や脂分が溶け出し、煮汁が少し濁って見えることがあります。
ただしこれは見た目の変化にとどまり、味や保存性に大きな影響はありません。
冷蔵保存で2日程度は問題なく楽しめます。
透明感のあるだし感を重視したい場合や、人に出すときに見た目が気になるなら、器に盛ってからトッピングとして使うのもおすすめです。
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